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日本語教師は子育て中でもできるか?始められるか?


こんにちは。

日本語教師をしています、嘉成晴香(かなりはるか)です。
⇒「日本語教師養成講座を出て7年!日本語教師になってよかったこと3つ_」

日本語教師として年数を重ねるうちに、この仕事に興味をもってくれる方、「私もなりたい」と言ってくださる方が増えてきました。

転職するにあたり、大きな気になることの一つに、きっと「日本語教師としての仕事が生活に与える影響」を考えられる方は多いはず。

具体的には、「生活」というより、「子育て」とか。

特に、まだまだ「子育てや家事は女性がしている」家庭が多い日本ですから、女性が日本語教師を目指すならとっても大事な点ですよね。

今回は、一応「妻」も「母親」も、そしてもう一つ仕事(作家業)をしている私が、思うままに意見を書いていきたいと思います。

「日本語教師の資格」については、検索するとたくさん出てくるので、ここでは触れませんのでご容赦ください。

 

◇日本語教師は子育て中でも始められるか?

目次

日本語教師の仕事は仕事前から始まる
養成講座受講中や新米時代は脳内はいつも日本語教育に染まる
日本語教師は働き方を自分で選びやすい
日本語学校は子どもが小さくても働いていけるか

 

日本語教師の仕事は仕事前から始まる

私は国内の日本語学校で働いています。まずはこちらをご覧ください。

日本語非常勤講師の仕事内容・準備を時系列で紹介してみる

 

ということで、これは日本語教師に限らず「教師業」ならみんなそうかもしれませんが、準備が大変です。

はるか

そう、準備が授業のできの9割を占めるといっても過言じゃありません。

準備ですが、だいたいは家ですることになるので、子どもが小さいとどうしても寝静まってから……や、テレビを見ているすきを見計らって、となります。

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養成講座受講中や新米時代は脳内はいつも日本語教育に染まる

先日、新米の先生(週2で非常勤として働いている)に「準備ってどれくらいかかっていますか?」と聞いたところ、

「前日はいつも徹夜です」

とか、

「前日は昼から夜までやってます」

とか、

「前日は3時間ですが、3日前からいろいろとずっと考えてます」

と返ってきました。

ヒーーー((+_+))

はるか

でも、思えば私もそんな感じでした。

「この方法で、学生さんに通じるか!?」

 

日本語教師の新米時代、一番心配なのはこれだと思うんです。

 

国内の日本語学校は、直説法。(日本語で日本語教える)

日本人が相手なら、いろいろと言い方を変えてわかってもらえても、初級の学生さんだといくら言い方を変えても言葉だけではわかってもらえないことも多いです。

そんな時は、絵を出したり、絵を描いたり、ジェスチャーをしたり、寸劇をしたり、学生にさせてみたりと、あらゆる方法を使うのですが、これがなかなか難しいですし、授業では準備段階では予想もしなかったことが起こるので大変。

もちろん、準備の時はあんなに不安だったのに、スッと理解してくれて肩透かし、なんてことも多いんですが。

 

新米時代は、引き出しをたくさん作る期間

もちろん中堅になってからもそうなのですが、新人の時は引き出し自体をつくる辛さがあります。

というわけで、養成講座時代(模擬授業の講座が始まると特に)や、新米の時は脳内がずっと「日本語について」となってしまいます。

はるか

いや、それが楽しくもあるんですが。

いい例文を聞いたり見たりしたらメモしたり。

(「これはN3(日本語能力試験の級)の文法だ!」みたいに勝手にテンション上がったりもする)

 

私や私の周りを見ていると、日本語教師は1年ぐらい経験すると、まず「準備の仕方」がわかってくるため、準備を合理的に効率よくできるようになります。

よって、準備時間は減ります。

新米時代、がんばったことは一切無駄にはなりません。

 

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日本語教師は働き方を自分で選びやすい

日本語教師と言っても働き方は様々。

  • 日本語学校で働く(専任講師or非常勤講師)
  • プライベートレッスン(マンツーマンレッスン。今はスカイプなんかでも)
  • 企業などに教えにいく(外国人労働者に向けて)

 

ちなみに、「専任講師」とは、いわば正社員で、「非常勤講師」は週に数回働く教師です。

非常勤講師をされている方の中には、何校もかけもちしている方もいれば、一つの学校に週5で働いている方もいらっしゃいます。

また、語学の先生ってことで、海外でも働くことができます。私の友人は、海外で働きたいから日本語教師になったと言っていました。

というわけで、自分が働きやすいところで働いたらいいのです(笑)

日本語教育業界は、入れ替わりが激しいです。つまり、転職する人がかなり多いんです。

(ここでの転職=現勤務校を辞め、他の日本語学校で働くこと)

みなさん、よりよい待遇や自分の目指す日本語教育を求めて、どんどん移っていきます。

もちろん、ずっと同じ学校で働いている方も多いですよ。

 

フリーランスとして日本語を教えるなら、個人事業主として申請しても

家賃や電気代、インターネット代など、業務に使った分(例えば家賃なら1室分)は経費で落とすことができます。

また、ノートやパソコン、ボールペンなどもそうです。

マンツーマンレッスンの生徒さんから交通費をもらっていないなら、交通費も手帳にメモしておけば、経費に入れることも可能。

 

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日本語学校は子どもが小さくても働いていけるか

とは言っても、日本語教師の資格をとったなら、まずは日本語学校で働いて経験を積もうという方がほとんどじゃないでしょうか。

日本語教師の求人は、「日本語教師 募集 (働きたい街の名前)」で検索すれば、たくさん出てくるはず。

有名なのは、日本語教師の求人サイトは「日本村」でしょうか。

求人情報に、応募基準が書いてあるので、いろいろと見てみてください。

 

さて、表題に戻りますが、実は一番質問が多いのがこれなんです。

「子どもがまだ小さい(未就学児)けれど、子どもの病気や保育園のイベントなどの理由で休んだり、早退することはできるのか?」

確かに、気になるところです。

結果的に言いますと、休むことはできます。

けれど、「休みやすさ」「休みやすい雰囲気」は学校によるようです。

これは、日本語教師業界に限らずでしょうけれど。

授業を休むということは、その授業にだれか他の先生が行くことになります。

噂によると、「代講は自分で見つけてください」という、正直私には無理な学校もあるそうです。

そんなの、子どもなんて当日の朝に熱出して保育園に行けないこともあるのに……こんなシステムの学校は、子育て中の教師には厳しいですね。

私は、休める時は夫が有給使って休んでくれたりします。

(インフルエンザなどで何日も休まなければならなくなった時など特に)

私の勤務する日本語学校は、当日の朝であっても「お大事に!」と言ってくださり、もちろん代講も専任の先生がしてくださるので、ただえさえ大変な子どもの看病にこれ以上ストレスがかかることはほとんどありません。

ありがたいことです。

どうしてこのことを最後の項に書いたかというと、「授業を休めるか」どうかより、新米のうちは準備などで子どもとの時間を多くさいてしまうからです。

こっちの方が、案外子育てしているとしんどいんじゃないかと思い、先に書きました。

日本語学校の求人に応募する時は、必ず面接があると思うので、最初に「子どものことで休むことがある」とお伝えしておくと、安心かもしれません。

 

なんだか否定的なことを多く書いた気がしますが、子育てしながらの日本語教師は、とっても楽しいです。

自分の子どもの「日本語」を、他の親とは違う視点で注目したり(笑)

あと、子育てしていると「かんたんな日本語で説明する」ことが日常になるので、それが日本語学習者に応用できたりと、お得なこともいっぱい!!

 

◇おわりに

結論から言いますと、日本語教師は子育てをしながらでもできると思います。

やはり家で準備することも多いので、家族の支えは必要になるでしょうけれど、それはどんな仕事でも同じことだと思うんです。

日本語教師はやりがいがなければつづきません。けれど、この仕事が好きならば、きっと一生つづけられるんじゃないかと感じています。

 

子どもが育ち、巣立っても、ずっとつづけていけるはず、です。

何かご質問があれば、いつでもお待ちしております。

 

こんな記事も書きましたので、よろしければどうぞ。

日本語教師に向いている人はどんな人か考えてみる

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