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汚い日本語を教えてほしいと学生に言われました

教室 黒板 机


こんにちは。

日本語教師をしております、嘉成晴香(かなりはるか)と申します。

大阪の日本語学校で非常勤として教えています。

さて、日本語教師の魅力はこちらに書きましたが、

日本語教師養成講座を出て7年!日本語教師になってよかったこと3つ

これはほんの一部です。

今日は、最近おもしろいと感じたり、そしてどうしたらいいかなぁとゆるーく悩んでいることを書いていきたいと思います。

日本語学習者である学生さんからの質問が嬉しい

日本語教師をしていると、日本語の言葉の意味や使い方はもちろん、日本人の文化や風習などについても聞かれます。

これは、先生がネイティブという強みじゃないかなぁと思うんです。

私が中・高校生の時の英語の先生は日本人で、とってもいい先生でしたが、問題集を片手に質問することはあっても、文化なんかは聞いたことがありませんでした。

そして、周りの友達も。

進学校だったから、「テストのための英語」とみなしていたのも大きい。

はるか

留学経験がある先生には、チラッと聞いたことがあったかなぁ。

聞いたら教えてくれたかもしれないのに、勝手な偏見で知らないとか思いこんでいたのかもしれません。

というわけで、学生さんから質問がくるのは、とっても嬉しいこと。

日本語に、日本に興味をもってくれるのって、ありがたいことだわ。

 

学生さんからの質問は楽しいけれど辛い時もある

さて、どんな質問がくるか。

  • 「どうして日本人は本当のこと(本音)を話さないんですか?」
  • 「どうして日本人は曖昧なことばかり言うんですか?」
  • 「どうして日本はきれいなんですか?」

とまぁ、最近ではこんな質問が。

どう答えたかは別の機会にするとして、今年に入ってから一番多いのは、こんな質問。

  • 「顔を見たくない時に、何と言いますか?」
  • 「足と足の間の中を何と言いますか?」
  • 「相手を怖がらせる悪い言葉を教えてください」
  • 「○○(下品な言葉)ってどういう意味ですか?」

とまぁ、こんな感じ。

ここで大事なのは、学生さん、8割は大真面目だということ。

決して教師である私をからかっていたりするわけでは……ないはず。

(たいがいのことは、顔を見たら意図がわかる)

正直なところ、

はるか

今、その手に持ってるスマホ使えば、聞かなくてもわかるだろー!

とか思いたくもなるような、げっそりするようなことも多々ありますが、私には守りたい「自分ルール」があるため、相手にしないという選択肢はありません。

 

私の「自分ルール」

うちの学校の学生は、「初めての外国が日本」という人がほとんど。

来日したばかりの時は、ひらがなもままならない学生さんもけっこういます。

もし、私が彼らの立場だったら、不安でいっぱいだろうな、と。

私の「自分ルール」はこうです。

「先生は自分を見てくれている」と感じてもらえるように接する。

語学って、その言語の友達や恋人ができたら上達が速いじゃないですか。

それは、ただ「勉強しなきゃ」でなく「伝えたい!」という気持ちが大きくなるからだと思います。

なので、初級の時は特に、言葉は通じなくても心は通じるように接するよう心掛けています。

ま、なんか大袈裟に書いてますが、日本語教師のみなさん、大概みんなそうでしょうけれど。

というわけで、

  • 出席をとる時には必ず視線を合わせて顔色や調子をうかがう
  • クラスいっせいに質問やらが飛んできた時も、必ず一人一人、一言でもいいから応える
  • 服装なども含め、すてきだなと思ったことは細かく伝える

という感じに……できる限りではありますが、がんばっています。

さて、話を戻しますが、上記の理由から、どんな下世話な質問でも、答えたいと思うのです。

(ま、ほんとによく知らないこともたまに聞かれるので、その時はスマホ使って調べて、後で教えてと言います)

 

「汚い日本語を教えてください」

この前、こう休み時間に言われました。

今までもたまに言われたことがあるんですが……

まず、

  • 汚い言葉より先に「きれいな日本語」を覚えてほしい
  • そもそも私、そんなにきたない日本語を使ったことがないので、あまり知らない
  • 汚い言葉を教えていると、カリキュラムが終わらない

ということで、悩んでいます。

学生さんは、きれいなじゃない日本語を覚えると、若い学生さんが特に使いたがります。

授業中とかアルバイト先とかで。

ここで怖いのが、誤用

日本人と喧嘩になりかねません。

どんな言葉でもそうでしょうが、言葉の意味とタイミング次第では、取り返しのつかない威力を発揮します。

冗談で言ったつもりでも、それが外国人であれ容赦しない日本人もきっといます。

 

とりあえず、

  • 「言葉の説明が欲しい(汚い)日本語があれば、いつでも聞いてください」
  • 「ちょっと激しい感じのアニメやドラマを見れば、荒々しい日本語がたくさん出てきますよ」
  • 「容易に汚い日本語を、相手が日本人じゃなくとも使わないでください」

と、やさしい日本語で伝えています。

これで、いいんやら。

 

文化なんかのことを聞かれても大変ではありますが、限られた時間でどこまで教えるか。

これも悩ましい問題です。

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