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年賀状と新年の挨拶について【私の日本文化シリーズ】

正月飾り

こんにちは。

日本語教師をしています、嘉成晴香(かなりはるか)です。
⇒「日本語教師養成講座を出て7年!日本語教師になってよかったこと3つ_」

日本語の先生になって、日本文化に敏感になりました。

今まで当たり前にしてきたことが、実は外国人にとってはめずらしいことだったりするのです。

 

今回から、【私の日本文化シリーズ】と題して、いろいろな事柄について調べたり、気軽に意見を出していこうと思います。

今読んでくださっているなら日本語教師の方なら、授業のちょっとした小ネタや作文のテーマにしていただければ幸いです。

はるか

さて、シリーズ初めてのテーマは「年賀状と新年の挨拶」!!

 

年賀状と聞いて、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか。

一昔前まで日本の新年の挨拶は、着物や「およそいき」の洋服を着て、一家そろってお世話になっているお宅を訪問するものでした。

しかし、それは遠方に住んでいたり、回る件数が多かったりすると大変なもの。

そういうわけで、簡素化されていきます。

その形の一つが、「年賀状」と言えるでしょう。

 

◇【私の日本文化シリーズ】年賀状と新年の挨拶について

目次

忙しいし面倒くさいのに無理をして年賀状を出す意味があるのか?
年賀状でなくとも新年の挨拶ができる方法はいくらでもある
そもそも年賀状は今もみんな書いているの?発行枚数は?
それでも私が年賀状を書く理由とメリット

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忙しいし面倒くさいのに無理をして年賀状を出す意味があるのか?

忘年会に大掃除に……と、年末はなにかと多忙、ですよね。

「年賀状書き」と言えば、年末の面倒くさいことの一つと捉えている人も多いはず。

正直な所、私もその一人で、「書かなければ!」と思うと気が重くなる……。

はるか

手紙を書くのは大好きなはずなのに!

と言っても、一昔前と比べると、その手間はだいぶかからなくなったはず。

写真やイラスト、宛名は自宅のプリンターでできるし、そのデザイン選びはスマホでできちゃったりします。

最近は、個人であっても専門業者に依頼する人も増えているとか。

でも……どんなに便利になっても、デザインを考えたり、送り先の住所の確認なんかは発注者がしなければなりません。

この手間だけは、全て省くということはできないんですよね。

何が大変かって、とにかく時間がかかる。

元日に届くように準備するためには、クリスマス頃までに完了させなきゃなんないし……。

 

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年賀状でなくとも新年の挨拶ができる方法はいくらでもある

昨年、みなさんは何枚年賀状を出しましたか?

私の周りは、ほんとに少なくなりました。特に、同世代(20代後半・30代)

新年の挨拶をしなくなったというのではなく、みんなLINEやSNSを使うんですよね。

はるか

その方が、お金も時間もかからず簡単だからかもしれません。

というわけで、近年は1月1日の深夜2時頃にLINEやメールが来ることも。いいんだけどさ。

「手軽な挨拶の方法だから、早い方が良く思われるかも」

って感じなのかもしれないけれど、別に朝になってからでもいいのになぁ。

 

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そもそも年賀状は今もみんな書いているの?発行枚数は?

年賀状は、1949年に初めて発売されました。

発行枚数のピークは2003年で、44.6憶枚!!

でも、2017年には29.6憶枚にまで落ち込んだそうです。

はるか

私の思い過ごしじゃなかった!

年賀状を書く人、以前と比べるとほんとに減ったんですね。

やはり、携帯電話やパソコンなどを使ったインターネットサービスの普及が大きいんじゃないかとと思います。

 

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それでも私が年賀状を書く理由とメリット

私が毎年出す年賀状の枚数ですが、75枚です。

はるか

おそらく、多い方なんじゃないでしょうか。

目に見えて、私の周囲は年賀状離れしていっています。でも、私はこれからも出し続けると思います。

面倒くさいんですけどね。

 

なぜなら、年賀状はあくまでも、新年の訪問できない私の代わりなんです。

それに、元旦の朝、何枚届いているかとポストをのぞく時のワクワク感、小さい頃から大好きで。

たった数十円で、懐かしいあの人の「手」に届くんです。これにくらい、お金をかけたっていい!

ま、私が年賀状をつづける一つには、出している年賀状数の半分くらいは小学校からの恩師なんかが多いんです。

それこそ、私が初めてケータイを持つ前からご縁があった大切な方々。

「校長先生」だけでも数名います(笑) なんでか、担任の先生だけでなく「校長先生」にまでかわいがっていただくこと、多くて。

もちろん、出したからといって、みんなから返事が来るわけじゃありません。

でも、それはそれでいいかな、と思っています。

はるか

ただの自己満足ではありますが、これまでの人間関係を振り返る年に一度のいいきっかけにもなっています。

 

◇おわりに

そうそう、去年、私は初めて年賀状を書きませんでした。

なぜかというと、初めて身内を亡くしたので。つまり、喪中だったのです。

祖父がなくなったのが12月半ばだったので、喪中はがきをきちんと出すことができず、お正月にいただいた年賀状には寒中見舞いでお返事しました。

正直、年末、気が楽だった(笑)

ただ、大掃除に加えて、この年賀状書きの作業も入れて、「年末」だなという気もしています。

 

今年は、初めて宛名以外の印刷だけ、業者さんに頼むことにします!

宛名は、まだうちにインクがたくさんあるので、家で一枚一枚刷ろうかと。

そして、一人一人にメッセージを手書きで入れて、投函予定!

 

追記:2018年、初めて業者さんに年賀状の印刷をお願いしてみました。楽!!(笑)


年賀状の準備、面倒くさいのは始めるまでで、書き始めると、楽しいんですよね。

音楽聴きながら、一年を振り返りつつ、書きます。

 

 

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