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【私の日本文化シリーズ】病院での擬音語(オノマトペ)


こんにちは。
日本語教師をしています、嘉成晴香(かなりはるか)です。
⇒「日本語教師養成講座を出て7年!日本語教師になってよかったこと3つ_」

毎度、ご好評いただいているかどうかはわかりませんが、今回も私の独断と偏見で日本文化的なことを書いていきたいと思います。

他の【私の日本文化シリーズ】はこちらからどうぞ(^^)/

旅行中、気になるのは体調、ですよね。せっかくの楽しい旅も、調子が悪いと台無し。ちょっと熱っぽいぐらいなら、手持ちの薬なんかで対処できるかもしれませんが、頭痛や腹痛、または大きな怪我をしたりしたら、病院へ駆け込むこともあるでしょう。

もし、それが海外なら!?( ゚Д゚)

まだ旅行なら短期なので病気になる可能性は低いですが、留学したり住むとなると、いくら健康優良児でも風邪をひくことくらいあると思います。

最近は、外国語に対応した病院もあると聞きますが、まだ少数であるのは事実。というわけで、病院の診察室で、まずしなければならないのは日本語での症状の説明。

はるか

これが、難しい!

いつから、どんなきっかけで、どこを、どんな風に痛むのか、詳しく話さなければならないのです。

そして、どんなに細かく話したつもりでも、医師から質問されることもあります。

例えば胃だったら、

キューっと締め付けられるような痛みですか?それとも、チクチクする感じですか?」

という感じに。

はるか

キュー?チクチク?

これは、

紐で胃を強く締められたような痛みですか? それとも針で何度も刺されたかのような痛みですか?」

と聞いているのです。

 

今回は、留学生が覚えておいたら役に立ちそうな病院での擬音語(オノマトペ)を紹介するとともに、「擬音語」についてもちょっと見ていきたいと思います。

 

◇【私の日本文化シリーズ】病院での擬音語(オノマトペ)

目次

そもそも「擬音語」とは?
痛みには種類がある
私の好きな擬音語・擬態語
擬音語は普段から意識して覚えておこう

 

そもそも「擬音語」とは?

擬音語とは、ものの感じ、雰囲気を表す言葉。よく使われる擬音語は、おそらく日本人なら聞くだけで同じイメージを持つと思います。

例えば、「雨がザーザー降っている」「雨がパラパラ降っている」では、「ザーザー」の方が激しい雨だってことがわかります。

擬音語は、状況をを説明する時によく使い、特に関西人にとっては日常茶飯事のこと。

「この道ブワーッと行ったらバーッと曲がって……」

というように道案内にさえ頻繁に口にします。ちなみにこれ、私もなんとなくしかわかっていません。(←和歌山県出身、大阪在住)

さて、そんな関西人大好き!な擬音語ですが、数の多さは1番は韓国語だそうです。

日本語のオノマトペは世界で2番目だと言われているとか。

日常生活の中では、約400~700語が使われているそう。

はるか

400~700語!?

日本語学習者に経験されるのも、無理ないですね……。

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痛みには種類がある

さて、当たり前の話ですが、お医者さんは患者の痛みの種類や程度によって、出してくれる薬を変えます。

ということで、患者は自分の体の痛みに忠実な言葉で伝える必要があります。

そこで便利なのが、擬音語。

症状によって変わる痛みの種類や程度を表すことができるので、擬音語を使い分けて説明する人は多いはず。医療の世界でも重要視されているとかで、診断のカギとなることもあるようです。

擬音語について絵で説明してくれるすてきなサイトを見つけたので、ここでご紹介。

⇒絵でわかる日本語「病気の時に使う日本語」

擬音語以外にも、診察室で使えそうな表現も書いてくださっています。(「咳が出る」とか)

 

はるか

ここで私が診察室で使う擬音語をご紹介。留学生も、覚えれば使えるかも!?

イガイガ

例:喉がイガイガする。

喉の痛みや、喉に異物を感じて不快な様子を表します。変えます。風邪をひいた時なんかに使えますね。

喉以外には、使わないなぁ。腕がイガイガとか。

 

ガンガン

例:頭がガンガンする。

1 音や声が大きく響くさま。やかましく聞こえるさま。「ドラム缶をがんがん(と)たたく」「そんなにがんがん言わないでくれ」
2 頭の中で大きな音が響くように、ひどく痛むさま。「二日酔いで頭ががんがんする」
3 勢いが盛んで激しいさま。「ストーブをがんがん燃やす」「がんがん勉強する」

コトバンクより

この場合、2ですね。

よく使う言葉ですが、今まで説明できませんでしたが、「大音量で音楽を聴いた時のような」ってピッタリですねー。

 

ヒリヒリ

例:火傷して、指がヒリヒリする。

肌や喉が痛みなどの刺激を受けた様子を表します。「日焼けした肌がヒリヒリする」とかもよく使いますね。

私個人的な感覚だと、空気に触れて、「しみる」感じです。ズキズキとかガンガンよりは弱い痛みですが、無視できない痛み……。

 

ゾクゾク

例:背中がゾクゾクする。

発熱のために、寒さを感じた様子を表します。

私の場合ですが、インフルエンザだといっきにこれがくるんですよね。



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私の好きな擬音語・擬態語

それでは、私が好きなのを3つ紹介!

くるくる

1 物が軽く続いて回るさま。「くるくる(と)回る風車」
2 いく重にも巻きつけるさま。また、まるめるさま。「包帯をくるくる(と)巻く」
3 丸くて愛らしいさま。くりくり。「目がくるくる(と)してかわいい」
4 休まないで身軽に働くさま。「一日中くるくる(と)働く」
5 方針や考えなどが定まらないさま。「くるくる(と)変わる当局の答弁」
6 滞ることなく物事が行われるさま。すらすら。
「男も女も―とやすらかに読みたるこそ」

コトバンクより

私は天然パーマで、小さい時はもっとひどかったので、この言葉そのままでした(笑)

はるか

ストレートヘアにあこがれました!

なので、前はあまり好きじゃなかったのですが、「くるくるよく働く」とか、かわいらしく動いている感じが好ましいなと「くるくる」がかわいらしく思えるようになりました(笑)

 

ころころ

1 まるい物、小さい物などが軽快に転がるさま。「まりがころころ(と)転がる」
2 ものが容易に倒れるさま。ころりころり。「横綱がころころ負けては困る」
3 物事が簡単に転じていくさま。ころり。「話がころころ(と)変わる」
4 丸々として、かわいらしいさま。「ころころ(と)太った赤ん坊」「ころころした子犬」
5 鈴の音、笑い声、カエルの鳴く声など、高く澄んだ音が響くさま。「少女達がころころ(と)笑い転げる」

コトバンクより

はい、私の趣味というか、好みがお分かりになったと思います。そう、こういうかわいい表現に弱いのです。子どもの時は、心だけとがってたのであまり好きじゃなかったのですが、大人になって疲れ始め、言葉にも癒しを求めるようになりました。

 

わくわく

期待や喜びなどで、心が落ち着かず胸が騒ぐさま。どきどき。

コトバンクより

初級でも教える、かな?

この言葉は小さい頃から大好きで、常にこれを求めていました。それは、今も。

 

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擬音語は普段から意識して覚えておこう

日本語を母語とする人たちは、小さい頃からオノマトペを聞いて無意識に感覚を養っていきます。

特に赤ちゃんの時は、「アーンして」「モグモグして」など、案外大人になってからよりもよく聞いてかもしれません。

体調が悪くなってから、辞書でいそいそと調べるのは大変。自分に関係しそうなオノマトペから、一日1個でもいいので覚えるようにしたらいいかもしれません。

おすすめなのは、日本の漫画。

人や物が動く時、「パラパラ」とか「タタタ……」」とか、カタカナで書いてあります。

これは、よほどストーリーに関係する大事なものでない限り、翻訳されていないことが多いと、中国人の友人に聞きました。

はるか

日本語を知る前は、このカタカナは模様だと思っていたらしい!

翻訳された日本語の漫画を使って、「こんな時はこういうんだ」と勉強してもおもしろいかも。

 

なんにしろ、診察室で使えそうな擬音語は、すぐに覚えておくべきですね。これは、健康に関わることですし、慣れない異国で生活するにおいての不安を少しでも解消するきっかけになるかもしれません。

 

◇おわりに

今回は「日本文化」ってより、ただ私の好みをさらしただけのような気がするな……。

けれど、私のオノマトペ愛が少しは伝わったかと思います。

私はこれから、「この言葉かわいいー(*´▽`*)」って思うだけじゃなく、それを違う言葉で置き換えて説明できるように勉強していこうと思います。

この本、おすすめ!

日本語学習者だけじゃなく、子どもといっしょに読みたい!!

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