こんにちは。
日本語教師をしています、嘉成晴香(かなりはるか)です。
⇒「日本語教師養成講座を出て7年!日本語教師になってよかったこと3つ_」
日本の年末、12月31日の大晦日に食べるものといえば、年越し蕎麦。
実家にいる時は、大晦日は朝から大掃除をし、(と言っても私はサボってばかりでした)早めにお風呂に入り、紅白歌合戦を見ながら食べたものです。
はるか
◇【私の日本文化シリーズ】年越し蕎麦について
■目次
▶「年越し蕎麦」はいつ始まったか?
▶どうして大晦日に蕎麦を食べるのか?
▶「年越し蕎麦」の食べ方
▶我が家の「年越し」の食べ物
「年越し蕎麦」はいつ始まったか?
年越し蕎麦、私はものごころがついた頃にはもう食べていましたが、この習慣はいつからあるのでしょうか。
調べてみたところ、江戸時代から始まったとされているようです。
一年の厄払い、そして新年への願いを込めて食べるものだそう。
私のイメージでは、もっと古くからの風習だったのですが、意外と歴史は新しかったんですね。
どうして大晦日に蕎麦を食べるのか?
では、どうして蕎麦を食べるか。
これには諸説あるようですが、一般的に知られているのは「こしが強く、細くて長い」蕎麦を食べることで丈夫で長生きできるように。
他には、蕎麦は荒れた土地でも育つため、「食べればそれにあやかって強くなれる」という説もあります。
また、商売を営む家では月末に「晦日蕎麦」を食べる習慣があり、それが広まったという説も有力です。
実は私、蕎麦よりうどんの方が好きなので、「年越しうどん」だったらいいのにと思ったこともありました(笑)
はるか
なんにしろ、蕎麦アレルギーの方は、「年越しうどん」されているかもしれませんね。
私の友人は小麦アレルギーなので、お赤飯を食べると言っていました。
「年越し蕎麦」の食べ方
年越し蕎麦、みなさんはいつ食べますか?
「晩ごはんに」とか、「除夜の鐘を聞きながら」とか周りは様々。
でも、大晦日のうちのどの時間帯に食べてもいいそうですよ。
それに、蕎麦は冷たくても温かくてもいいとのことです。
はるか
ま、寒い時期ですから、温かいお蕎麦にする人が多そうですけどね。
でも、もし、大晦日に南国(ハワイとか?)にいるのなら、冷たいのもありだなぁ。
外国で手軽に冷たいお蕎麦が食べられるかどうかは別として。
トッピングする具には、お正月のお節料理の一つ一つに意味があるように、年越し蕎麦にも意味があるようです。
例えば、海老の天ぷら。
海老は、腰が曲がっているため老人を思わせるものとして、長寿のシンボル。
卵は、黄身の黄色が「金色」に通じることから、縁起がいいそうです。
はるか
我が家の「年越し」の食べ物
さて、我が家の「年越し」ですが、実は邪道に「カレーうどん」を食べます(笑)
あ、結婚してからの家族です。
夫と話し合いを重ねた結果、「たとえ蕎麦より短くとも、白く(清いイメージ)、太く(豊かなイメージ)、スパイシーに(刺激的)生きていきたい」という結論に達したからであります。
もう、日本の伝統、無視しまくり!
日本語教師としていいのか!?って感じですが、まぁ、好きなもので一年を締めくくらせてください……。
◇おわりに
年越し蕎麦……じゃなく、「蕎麦」と言えば、私は去年亡くなった祖父を思い出します。
「もって1週間」みたいなことをお医者さんから告げられ、いわゆる「危篤」の状態なのに、タクシーで蕎麦を食べに行った祖父(笑)
今年は、その祖父の生命力の源にあやかって、「年越し蕎麦」でもいいかな、なんて考えてます(笑)
海老に卵に……いろいろてんこ盛りにのせて、家族みんなで仲良く楽しく年越し。
きっと、いい供養になる!
こういう習慣って、なにげなくしていても、ふと振り返ると大事な思い出になったりするんですよね。
日本のこういったイベント、できるだけやっていきたいなぁ。
他の【私の日本文化シリーズ】はこちらからどうぞ(^^)/
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