こんにちは。
児童文学作家の嘉成晴香(かなりはるか)です。
先日、坊(4歳)のリクエストで、馬のぬいぐるみを手作りしてみました。
なみぬいを波のようにしか縫えない私ですけども。
今日は、その馬のぬいぐるみの作り方というか、そんな話。
どうして馬のぬいぐるみを作ることになったか
ゴールデンウイーク中、天王寺動物園へ行きました。
そこで、坊がこんなものを買ってほしいと言ってきたわけです。
ビニールの馬にコロコロついたやつ。
動物園の売店で見たのは、お馬さんでした。
ビニール玩具って言うんですかね。
動物園で買うと、良い値段するんですよ。
惹かれる気持ちはちょっとわからなくもないですが、誕生日でもクリスマスでもないので、即却下。
でも、ずっと「買ってー、買ってー!」と泣くので、思わず言ってしまったわけです。
はるか
ううう……。
それからは、「いつ作ってくれるの?」攻撃の始まり、始まりー!
子どもにお馬さんのおもちゃを手作り
当初、私はスーパーの袋と百均のガーデニング売り場で売ってる車輪付き台で「おうまさん」を作ろうと思っていました。
けれど、いろいろ考えていると、
はるか
とか、思うように。
そこで、馬の人形を作ることを決意!!
「馬 ぬいぐるみ 型紙」で検索すると、「ルンルン手芸とぬいぐるみ」というありがたいサイトを発見。
なんとまぁ、ご親切に型紙まで準備してくださっていて、サイトもリンクフリーだとか。
ありがとうございます。
サイトでは「しまうま」でしたが、この型紙を基本として、今回は馬のぬいぐるみ作りに挑戦しました。
馬のぬいぐるみの材料は100均のフェイクレザー!!
動物園で、馬のおもちゃを買わなかったくらいなんだから、できれば材料費は安くおさえたいところ。
私、編み物はけっこうするので毛糸だけはたくさんあるんだけど、布はなぁ……
と探していると、ずーーーーーっと前に100均で気に入って買ってあったフェイクレザーを発見!!
1枚、約A4サイズ。
今回はこれを3枚使っています。
馬のぬいぐるみの材料はこちら
- フェイクレザー3枚
- 綿
- たてがみと尻尾用の綿の糸(100均)
- バイアステープ(どっかで使ったあまりもの)
- 針
- 糸(白と黒)……黒は目に使いました
あと、型紙作るのに、プリンター!
というわけで、今回は家にあったもので足りたので、材料費は0円!!!
もし買っても、400円未満かな。
フェイクレザーで作る利点は、これ。
- 縫う時に、はしがほつれにくいので縫いやすい
- できあがった後、汚れたかな?って時はアルコールスプレーをシュシュっとふってふけば、清潔
- なんかかわいい
馬のぬいぐるみの作り方
それでは、私が見様見真似というか、適当に作った方法を備忘録として書いておきます。
参考にならないかもですが、よろしければ、どうぞ。
①うまのぬいぐるみの型紙を作りたいサイズに拡大してコピー
まず、ルンルン手芸さんのサイトの型紙をそのままコピーすると、けっこう小さいお馬さんになってしまいます。
スマホくらいかな?
うちは、もう少し大きいのが欲しかったので、拡大して型紙を作りました。
型紙は、
- 馬の側面
- 馬のお腹部分
- 耳
- 足の裏
- 顔面
の5つ。
私はA4サイズの紙に、側面とお腹部分の二つに分けました。
(家庭用のプリンターのため、最大A4サイズしか印刷できない)
まず、型紙をぎりぎりまで大きくして、側面だけをサイズいっぱいまで引き延ばし、コピー。
それから、拡大した型紙をそのまま(もう拡大しないで)「お腹部分」が画面に出るように移動させ、またコピー。
(Wordの場合、画像を右クリックし、「文字列の折り返し」から「背面」にすると、かんたんに型紙をずらすことができます)
②型紙を丁寧に切り、フェイクレザーにあてて写し、切る
まず、印刷した型紙をはさみでていねいに切ります。
それから、フェイクレザーの裏に型紙をあて、ボールペンで輪郭をなぞります。
そんでもって、これまたていねいに切るわけですが、ここで私、一つアホな失敗しました。
馬の側面、同じ向きで型紙をあててしまったんです(笑)
側面ということは、右と左、2枚いります。
私、2枚とも同じ向きにしちゃったんです( ゚Д゚)
というわけで、一枚は型紙を裏返して使いましょう!
はるか
ちなみに耳は、内側と外側(耳の中と耳の外)で色を変えようと思い、側面に使ったフェイクレザー2枚から、2枚ずつとってます。
③馬のたてがみとしっぽを糸で編む
ルンルン手芸さんのサイトでは、しまうまだったんですが、私が作りたいのは馬。
たてがみとか、もっとワサーってしててもいいなということで、ここはオリジナルで作りました。
まずは、馬のたてがみ。
迷いましたが、ここはまだ得意なかぎ針で作ることに。
①たてがみを付けたい場所の長さ(+編んでると縮むので4㎝)だけ、細編み。
②1目高さを出し、2段編む。(できあがり写真では、制作過程が微妙に違っていますが、結果的に3段になっています)
③1目高さを出して、次の目に中長編み。その次の目に長編み・長々編み・長編み、その次の目に中長編みと細編み。
④次の目は細編みだけ。
⑤その次の目からは、③・④の繰り返し。
こんな感じで、編んでいくと……
わーお。
頭部から首にかけてのカーブに沿うようなたてがみのできあがり!!
お次は、馬の尻尾。
①つけたい尻尾の長さ+5㎝くらい、細編みし、高さを1目つけてから一段細編み。
(私は馬の足の長さぐらいにしました)
②くるっとはしを結びます。
できあがり!!
④ひたすら馬を縫う
裏から、馬を縫っていきます。
これは、制作過程。
ぬいぐるみなんて小5以来作ったことなかったので私に知識はありません。
とりあえず、
- 4本の足
- 馬の顔の下
- 耳
- たてがみ
- おしりと尻尾
- 背中
という順に縫っていきました。
一番気を遣ったのは、やっぱり耳とたてがみ。
(写真はたてがみを縫い付けている最後らへん)
裏から縫うので、表を確認しつつ縫い進めるのが面倒大変でした。
尻尾や耳はとれやすそうなので、きっちりつけます。
⑤綿をつめて、背中の部分を縫い閉める
④までできましたら、きれいに表に返します。
ここできれいに形を整えることが大切。
それから、わりばしなんかを使って綿をつめます。
入れすぎたかな?ぐらいがちょうどいい。
足は入念に。
綿を詰めるときは、坊が手伝ってくれました。
手が小さいので、上手にできていました!
最後に、表側から縫って閉めます。
⑥黒糸で目をつける
「目」専用のビーズを買ってもよかったのですが、坊が横で今か今かとできあがりを待っているものですから、もう黒い糸で目をつけちゃいました(笑)
なんか眠そうですが、お馬さんが、できた!!!
うしろはこんな感じ。
お尻、なかなかかわいいな(笑)
⑦縫い目を隠すために
あまりにも、私の縫い目が微妙なため、こんなものを作ってつけました。
こうなります。
これで、縫い目が隠れる!!
家にあったハギレを使いました。
ボタンで着脱可能にしています。
最後に、バイアステープで手綱的なの付けて、完成!!!!!
右向きは、こんな感じ。
夫がこれを見て一言。
「生まれたての小鹿って感じやな」
……馬ですけど。
Twitterに載せると、皆様に褒めていただきましたが、実は……
- 正面から見ると首がまっすぐでなく、首をかしげてる感じ
- 4本の足のうち、1本がギリギリ床に着くか着かないかって感じ
- もう少し、尻尾をゴージャスにすればよかった……
など、反省点はいっぱい。
ま、反省したところで、どこをどうしたらよかったのか……
(これでも、自分史上一番丁寧に縫ったつもりだったんですけど……)
手作りの馬のぬいぐるみ!子どもの反応は?
これがね、ビックリなのよ。
思いがけず、ものすごく喜んでくれて。
その夜はいっしょに寝てました。
翌日は、(置いてってほしかったけど)お出かけに持っていきました。
はるか
と聞いたところ、それはもういいとのこと(笑)
二晩くらいかかりましたが、がんばって作ってよかった!
裁縫、下手くそやけどやっぱり楽しいな。
ちなみに、あみぐるみだと、もう少し整ったものが作れます(笑)
坊が生まれる前に私から生まれた、通称「お兄さん」(くまのぬいぐるみ)
リュックは坊とおそろい。
あー、縫物してたら、今度は編み物したくなってきた!!
やっぱり手芸は楽しい!!
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