こんにちは。
青年海外協力隊(短期派遣)として日本語教師をしております、嘉成です。
赴任国は、エジプト。
2020年3月2日(月)、国際交流基金カイロ日本文化センターの日本語講座ビジターセッションに参加しました。
今日はそのレポートです!
国際交流基金カイロ日本文化センターとは?
まずは、国際交流基金とは。
独立行政法人国際交流基金(こくさいこうりゅうききん、英語: The Japan Foundation)とは、日本の外務省が所管する独立行政法人の一つ。
文化芸術交流、海外における日本語教育、日本語国際センターでの外国人向け日本語教師の育成・日本研究・知的交流、調査研究・情報提供を行っており、国内に京都支部を、海外21ヶ国に海外事務所22ヶ所を持つ (2012)
wikipediaさんより
とのこと。
そして、国際交流基金カイロ日本文化センターとは、
カイロ日本文化センターは、国際交流基金が運営する、中東における日本文化発信の拠点である。
同じくWikipediaさんより
ということです。
こちらの記事にも書いたのですが:
私は学生時代に、大阪のりんくうタウンにある国際交流基金でアルバイトさせていただいていたので、勝手に親近感を抱かせてもらってます。
いやはや、この国際交流基金がなければ、私は今、日本語教師ではなかったですし、エジプトにも来ていなかったでしょうから、私にとってはとってもありがたく、大切な場所なのです。
日本語講座ビジターセッションとは?何をするか?
さて、ここでの「ビジター」は、「お客さん」のこと。
普段、日本語教師とぐらいしか日本人と話さない日本語学習者(以下、学生さん)が、外部から日本人のお客さんを招いてセッション(簡単に言うと、楽しくおしゃべり)することです。
時間は18時から2時間で、エジプトの首都カイロにある国際交流基金で行われました。
ビジターは、私と、JICAの調整員さんの二人。
今回のビジターセッションの学生さんは、日本語レベルが中級の方々で、15人だったかな。
2グループに分かれて、30分ごとに私達が入れ替わり、楽しくディスカッションというか、おしゃべりというか。
日本語講座ビジターセッションのテーマは「日本とエジプトの文化」について
今回のテーマは、「日本とエジプトの文化のちがい」でした。
いろんな質問が出ましたよ。
- エジプトに来て、まずカルチャーショックを受けたことは?
- エジプト料理はどうですか?
- エジプトと日本の食べ物のちがいは?(エジプトのいちごは日本のより少しかたい)
- エジプト人はあいづちをうちませんが、どう思いますか?
- エジプトにはコンビニがありませんが、不便じゃないですか?
- エジプトにいて、温泉が恋しくなりませんか?
- エジプト人をどう思いますか?
- チップの文化はどう思いますか?
- カイロとルクソール(私の配属地)のちがいはどんなところがありますか?
- ヒジャブなど、エジプト人の服装をどう思いますか?
- 日本人にとってのエジプトのイメージはどんな感じですか?
- 日本とエジプトの仕事の進め方
- 日本人の本音と建前について
はるか
それよりも、みなさん日本語がとっても上手で、中級とは思えないほど丁寧な日本語でした。
1グループ30分しかなかったので、一つ一つの質問に簡単にしか答えられなかったのが申し訳なかったな。
ちなみに、エジプトに来て最初にカルチャーショックだったのは「車のクラクション」と答えました。
日本では、本当に危ない時とかですよね。
挨拶程度なら、「プップー」と長いクラクションでなく「プッ」程度。
エジプトは、あっちでもこっちでも常時聞こえてる感じ。
もう、それは挨拶のようなもの。
学生さんいわく、結婚のパレードの時も、リズムを刻むように鳴らすし、それを見た人も、お祝いのために鳴らすそう。
はるか
びっくりだわ。
改めてエジプトと日本を相互に見つめ直すいい機会でした
異国で、自国の言葉を一生懸命勉強し、楽しそうに話してくれるのを目にすること。
初めての海外生活にちょっと疲れていた私にとって、それはとっても嬉しく、心強く、ありがたいものでした。
遠く離れた小さな島国、日本。
「日本はちがうプラネットだ、と言われています」
と、この日もある学生さんが教えてくれましたが、(この表現を聞くのは4回目)そんなことないです。
たしかに、日本はエジプトより進んでいる分野はあるかもしれませんが、思うことはみんな一緒。
京都の鴨川で、カップルが等間隔で並んでデートしてるみたいに、ナイル川でも同じ光景を見るし(笑)
この話をしたら、みなさん笑ってました(^^)/
遠い国へ行ってみたいと思ったり、人にやさしくしたいと思ったり、残念に思ったり。
人の感情は、もちろん文化がちがうので多少とらえ方は変わるものの、みんな一緒。
ビジターセッションを通して、改めて日本とエジプトのちがいを再確認しましたが、同時に共通する点も見つけられて、よかったです。
楽しい時間を、ありがとうございました。
みんな、いつか日本に来てねー!
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