こんにちは。
現在私は、日本語学校で勤務しています。
それから、プライベートレッスンも、今は台湾の方にしています。
この度、ご縁があって、もう一人生徒さんをもつことになりました!
日本語プライベートレッスンの生徒さんは宣教師さん
これまで、いろいろな国・職業の方にプライベートで教えてきましたが、宣教師さんは初めて!!
私はクリスチャン(実家はキリスト教ではない)なんですが、私が初めて行った教会の牧師さんのお嬢さんのご主人です。
はるか
最後に会ったのは10年以上前。
結婚して、世界中を飛び回っているのは知っていましたが、今は日本に帰ってきているとのことで。
そんなご縁で、今回、宣教師であるご主人に日本語のプライベートレッスンをすることになりました。
宣教師さんが必要な日本語を話し合う
教会での仕事はたくさんあります。
教会の運営はもちろん、教会に集う方々の相談に乗ったり、祈り合ったりすることもあります。
はるか
日本の大学とか、受験を目標としているわけではないので、まず大事なのは「会話」!
もちろん、読めないよりは読めた方がいいですが、漢字とかよりは断然「会話」が重要!
あとは、教会の専門用語ですかね……
- 奉仕
- 御霊
- 主の御名
- 御救い
- 贖い
- 聖餐式
- 賜物
とか、日本人でもキリスト教に精通していなければ「これなんて読むん?」てな漢字(言葉)も多いんですよね。
でも、教会での日本語には必須。
礼拝中や、グループで祈る時、祈り合う時なんかは、いっしょに祈る人の代表として声に出して祈ることもあるんですが、やっぱり日本語の初級レベルだとなかなか難しい言葉が頻発します。
例えば、
- 賛美
- 栄光
- 恵み
- 憐み
- 永遠(「えいえん」と読む時と「とわ」と読む時がある)
- 感謝
- 祝福
- 宣言
- 尊い
- 忠実
とかね。
ひえー。
ちなみに、生徒さんになった宣教師さんは、日本語能力試験で言うとN5ぐらい。
ひらがな・カタカナはもう大丈夫そう。
漢字もかんたんなのならOK.
神様にお祈りする時には「敬語表見」は必須です
とりあえず、生徒さんがもっている初級の教科書「みんなの日本語」を、ざっとすることになりました。
今までは、ボランティアの方にこの教科書を使って教えてもらっていたそうなのですが、有資格者じゃない先生だったためか、生徒さんの質問になかなか答えてくれなかったようで。
日本語教育の知識なしに母国語が日本語というだけで初級の教科書「みんなの日本語」を教えるのはほんとに難しいんですよね。
一応私は有資格+経験があるので、この教科書ならほとんど答えられる、はず。
はるか
教会で使う日本語の文法は、日常生活の言葉はもちろん、一番は「敬語」!
何といっても、敬語!!
敬語は、普段、日本語学校では「初めて会った人、お客さん、上の人(先生や社長など)に使う」と教えています。
私達クリスチャンにとって、敬語は「神様にこそふさわしく、率先して使いたく、身近なもの」。
というわけで、お祈りの基本は「敬語」となるわけです。
はるか
でも、日本語を勉強しはじめたばかりの方にとっては特に、敬語ってほんとに難しいですよね。
私なんて、日本語教師になって初めて「敬語の多様性」を目の当たりにしたというか……
だからって、教会にいる以上、敬語は避けられない!!
まずは、「敬語を聞いた時に、何を話しているかなんとなくでも理解できるように」することかなぁと考えています。
それに、日本人によっては外国人と話す時、わかりやすく丁寧に話そうとするあまりに、なぜか敬語ばかりを使って話してしまう人もけっこういるので、「とりあえず敬語の内容がわかる」のはとっても大事だな、と。
あと、使役系と受け身と……
あーーーーーー( ゚Д゚)
なんて難しいんだ!教会の日本語!!!!
先生である私もクリスチャンなので、レッスンでいっしょに祈って、その一つ一つの語彙を解いていくのもいいかなぁ。
日本語教師だと周りに知らせておくと個人レッスンの声がかかるかも
日本語教師は、日本語学校で働くだけが全てはありません。
活躍の場の一つが、個人レッスン(プライベートレッスン)、ですよね。
でもそれには、自分から周りに営業していく必要が。
一番簡単なのは、周りに「自分が日本語教師」だということを知ってもらうことだと思うんです。
聞いた時は「ふーん」ってだけでも、日本語教師はいつ必要になるかわかりません。
日本語を習いたい外国人の友達ができたり、会社で外国人を雇うようになったりね。
方法は、SNSのプロフィールに「日本語教師」と書いておくことが、一番手っ取り早い。
それから、名刺かなぁ。
名刺は、個人でもかんたんに作れます。
私の場合、結構これで覚えてもらってます。
また、「日本語教師」は外国人だけでなく、日本人に向けて「やさしい日本語」を教えることもできます。
多くの日本人は「どんな日本語が外国人にとってかんたんか」ということを知りません。
でも、それを知ることで「日本語がまだまだ」の外国人とも話せたりするんです。
英語や中国語なんかのメジャーな言語ができない外国人もたくさんいますすね。
はるか
ということで、日本語教師は外国人にとっても日本人にとっても大切な職業となってきています。
写真は、レッスンを始める時にプレゼントしたノート。
プライベートレッスンを新しく始める時は、いつも渡しています。
覚えたいことを書いてもらうノート。
今回は忍者!(笑)
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