こんにちは。
今日は、2019年10月8日(火)に青年海外協力隊(短期派遣)の二次試験(面接)を受けたレポートをしたいと思います!
私は日本語教師なので、職種は「日本語教育」で受験しました。
初めてのことで、ドキドキでした!
無事、合格いたしました!!
これから青年海外協力隊の短期ボランティアの面接を受けようとされている方の、役に立てれば幸いです。
(私が面接を受ける前は、「青年海外協力隊 短期 面接」でググってもあんまり出てこなかったので)
日本語教育以外でも、「人的資源」の中の職種を志望されているなら、参考になるかもしれません。ご自身の専門分野ならどうだろうかと考えながら、是非ご一読ください。
(といいつつ、面接って、面接官によって変わるでしょうから、参考程度にお願いします)
苦戦した「応募書類(志望動機など)」についてはこちらに書いています:
それでは、一次試験の結果発表のことから、順を追って書いていきたいと思います。
青年海外協力隊(短期)の一次試験合格発表は発送日の翌日に届きました!
私の一次試験(書類選考)の合格発表というか、合否発表日は8月25日(水)でした。
長期ボランティア(2年)ではどうなのか知らないのですが、短期派遣の場合、この時点では受験番号はわからないので、JICAのサイトで合否を見ることはできません。
というわけで、ひたすら郵送を待つしかありませんでした。
はるか
などと、今か今かと待つこと、1日。
翌日の夕方、ポストに届いてました。
レターパックで!!!
(手に取った瞬間、厚さを指で確認した私……ほら、不合格だとうすそうじゃないですか。)
そして中に入っていたのは、写真の紙。
写真は写りが悪いんですが、うすい黄色い紙。
一次試験合格通知・二次選考受験票!!!
はるか
たしか、JICA海外協力隊のサイトに、二次試験の日程が出ていて、それは10月8日(火)か9日(水)となっていました。
私は8日になったということですね。
この面接日は、よほどのことがない限り変更は無理のようです。
私は仕事の日だったので、すぐに事情を話し、休みをもらいました。
青年海外協力隊(短期)の二次試験までに再検査委(血液検査)することに
合格通知以外にも、いろいろと詳細のプリント等が入っていました。
その一つが、「健康診断の再検査」( ;∀;)
短期ボランティアの場合、6カ月未満の要請を希望する場合は問診だけでいいんですが、6カ月以上のものだとJICA指定の健康診断が必要となります。
(費用はJICAが一部負担してくれます)
第二希望の要請は6カ月だったので、私は健康診断したんですが、実は懸念事項がありまして。
結果は……「貧血・でも処置したので働けるよ」でした。
なので、その旨もでかでかと診断書に載った状態で一次選考の際に提出。(郵送)
JICA海外協力隊は、健康診断が厳しいとは聞いていましたが、一応「働けるよ」とお医者さんに書いてもらったし、なんとかなるかなと思っていたら、再検査( ;∀;)
一次試験合格通知が来たその日から、できるだけ食事で鉄分を摂るように心がけ、(数日でヘモグロビン数値が上がるなんてことないでしょうが)血液検査に挑みました。
はるか
ギリギリでしたが、ヘモグロビンの数値が合格圏内に!!!!
(健康診断:健康診断の項目と一般基準値についてはこちらからご覧ください)
再検査前のラストスパートというより、1次試験の検査後、できるだけ栄養バランスを考えて食事していたのが効いたのかも!!
なんにしろ、よかった……
ということで、これから受験される方、健康診断はとっても大事なので、日々の生活を見直してみてください。
貧血は、女性ならよくあることだと思うので、自覚がなくても数値は低いかもしれません。
血液検査(貧血・ヘモグロビン)は日数がかかることがあるので再検査では注意!!
ここで、特に「貧血」で「再検査」される方にお伝えしておきたいことを。
(そんなん、知ってるわー!って方は、すみません)
血液検査というと、採血したら翌日には結果が出る!と思われるかもしれません。
私も、1次選考のための健康診断の時はそうでした。
けれど、貧血の「再検査」は、採血はもちろん、検便からも検査することがあります。
しかも、1日分だけでなく、2日分の検便。
(この方が、より正確にわかるらしい)
つまり、検査だけでも実質2日。
そして、その結果が出るのが1週間後だったりします。
はるか
実は、私はそれを知らなくて、わりとぎりぎりまで再検査の日を遅らせていました。
(体調を整えたかったから)
お医者さんに、再検査(郵送)の締切日を伝えたところ、なんとか結果を出してもらうのを4日後にしてもらい、ことなきをえました……。
というわけで、余裕をもって再検査することをおすすめします。
青年海外協力隊(短期)の二次試験(面接)は東京!交通費はいただけるよう
一次試験合格通知と共に送られてきた詳細によると、面接地は東京とのこと。
私は、JICA本部(麹町)でした。
他にも場所はあるのかもしれませんが、私は四ツ谷駅から徒歩7分のところでした。
はるか
ちなみに交通費は、いただけます。
交通手段によっては、全額とはいきません。
一次試験合格通知に各都道府県の支給額一覧表がありまして、いくらいただけるか明記されてました。
私は大阪なので、22000円。(2019年現在)
LCCなんかで行けばなんとかまかなえるけれど……新幹線だと赤字( ゚Д゚)
でも、私は飛行機よりも新幹線の方が慣れているので、そっちにしました。
ちなみに、埼玉・千葉・東京・神奈川からの受験者には、残念ながら交通費は支給されません。
上の写真は、四ツ谷駅近くの歩道にあった像「聴く」。
これです。
面接待ちの私のようだな、なんて思いながら撮りました。
青年海外協力隊(短期)の二次試験(面接)までにしたこと
詳しいことは、一次選考合格通知についてくる「案内」にあるのですが、参考までに。
9月26日(木)に一次選考の結果が届き、10月8日(火)に二次選考だったので、実質2週間足らず。
再検査提出の締め切りは11日(金)でしたが、東京での面接後、夫の実家(東京)にしばらく帰省予定だったので、それまでに終わらせなければなりませんでした。
二次選考(面接)日の仕事の休みをとる
勤務先の日本語学校の上司に、事情を話し、休みをもらいました。
また、もし合格できたらいつまで働けるかも。
「ぜひ戻ってきてください。応援しています」
と言ってもらい、涙出るほど嬉しかった。
血液の再検査
これが、一番気が気じゃなかった……
はるか
とかいろいろと気を回し過ぎ、なんとかなりましたがもう少しで提出の締め切りに間に合わないところでした。
なんとかなってよかったー。
面接の準備(一次選考の応募書類を読み込む)・練習
もうね、面接は実に6年ぶりとかで……面接日の一週間前からドキドキでした(笑)
短期ボランティアの面接の情報は、ネットにあまりなく、でも2年の長期ボランティアの情報はたくさんあったので、それを参考にさせてもらいました。
長期ボランティアは、「人物面接」と「技術面接」の2回あるようですが、どうやら短期ボランティアは1回の面接でどちらもする様子……
(はい、一回でした)
今回の私の面接で実際に聞かれたことは、後に書きますが、私が二次選考までに準備・練習した項目を、一応書いておきます。
- 志望動機を熱く語れるように
- 自己PRを2分くらい話せるように
- 仕事内容をわかりやすく話せるように
- 税金を使ってのボランティア活動についてどう思うか
- 第1~2希望の要請で、どんな風に活動したいか
- 帰国後、どうしたいか
こんな感じです。
はるか
ということで、応募書類を暇さえあれば穴があくほど読みたおし、それに肉付けして詳しく熱く語れるよう、イメージトレーニング。
文章をつくって一字一句覚えても仕方ないというか、余計に緊張しそうなので、大切な点を箇条書きでスマホのメモアプリに書き溜めました。
「自己PR」なんて、自分の強みが最後にはわかんなくなってきて、「強み」とか辞書でひきましたからね……。
(結局、聞かれなかったけど)
青年海外協力隊(短期)の応募書類については、こちら:
二次選考日の新幹線の手配
夫がネット予約してくれました( *´艸`)
ありがとうー!
青年海外協力隊(短期)の二次試験(面接)の当時のタイムスケジュール・様子
当日の様子を、振り返ってみまーす!
8:30 子どもを保育園に送り届ける
東京での面接は、14:50までに受付をすればいいということで、朝はゆっくり。
まずはいつも通り、子どもを保育園へ預けました。
(この日、夫が仕事を早退して子どもを迎えに行き、後に東京駅で合流)
朝から「東京!東京!」とテンション高い子ども(4歳)
10:00過ぎ 家を出発(JR新大阪駅へ)
保育園から帰り、スーツに着替えました。
面接と言えば、スーツかな、と。
やわらかい印象になったらいいなと、グレーのスーツ。
白い半そでのブラウスと、タイトスカートです。
はるか
会場でも、みなさんスーツでした!
着替えてゆっくりしてから、スーツケースをひいて新大阪へ。
途中で、お昼用にサンドイッチと飲み物、小腹が空いた時用に小さいチョコを買いました。
11:06 新大阪から新幹線で東京へ
いつもは子どもがいる新幹線。今日は一人。
はるか
車内では、一次試験の応募書類(志望動機とか)を眺め、ひたすらイメージトレーニング。
そして、サンドイッチももりもり食べました。
13:30頃 東京駅着→四ツ谷駅へ
東京駅から四ツ谷駅って近いのねー。
10分ぐらいで着いた!!
(私が大阪在住だから、会場を四ツ谷に選んでくださったんじゃないだろうか)
会場でトイレに行くより今の方がいいかも、と、駅でトイレに行きました。
はるか
思ったより早く駅に着いてしまい、「受付14時半からだし、どうしよう」とか思いながら、ぶらぶらしてました。
JICA本部までは、徒歩で7分ほど。
14:20 JICA本部(麹町)に到着→深呼吸
着いた!!
ついに!!
はるか
でも、まだ受付まで時間が……
とりあえず、深呼吸。
ビルに入る人がみんな受験者に見える……(そんなことはない)
14:25 JICA本部(麹町)に突撃入る→受付
受付は、2階。
螺旋階段を、重いスーツケースを持ってどこどこあがると……
すぐにスタッフの方がにこやかに受付に案内してくださいました。
受付では……
- 名前を述べ、受験票を見せる
- 住所などを確認して、署名
- 首からかけるネーム(番号)プレートをもらう
私の場合、ちょっと不備があり、他の受験者の方はまだ提出するものがありました。
(私は知らなかっただけで、後日、解決)
スーツケースは受付で預かってもらえて、ほんとに助かった!!
(面接後、夫の実家に泊まる予定だったこともあり、大きめのスーツケースでした)
ほんとにありがとうございました!
受付の部屋はそんなに広くなく、部屋の奥の受付の前にある10ほどのいすに、その後座って待ちました。
とっても静かで、みなさん心なしか緊張されている様子。
みなさんの首からさげたプレートによると、A~D(たぶん)まであり、私は「A-15」でした。
つまり、面接室は4つはあるってことなのかな。
14:35 面接室の前に呼ばれ、待つ
びっくりしました……
私の面接時間は、15時からが予定でした。
どうやら、受け付け順?
なにはともあれ、面接室Aの前のいすに案内され……待つこと1分。
前の方が部屋から出てきました。
はるか
そして、どのタイミングで入室するのかがわからなくて固まる(笑)
呼ばれる……やんね?
勝手に「失礼しまーす」とか、変やんな。
とか考えていたら、面接室の中からやさしそうなお姉さん(推定40代前半)が出てきて、「始めましょうか」と。
私はイメージトレーニングの中で、ドアをノックして「失礼します」と入るところから練習していたので、まさかドアを開けて入れてくれるとは思いもせず、あわあわと入りました。
(「失礼します」とは言いましたが……思ってたんとちがーう)
14:40 面接室に入室、開始
小部屋ではない面接室。
面接官は、先ほどの40代のやさしそうで笑顔がすてきな女性の方と、おそらく50代の眼鏡をかけた男性。
私が促されたいすは、さっきの受付の前で座っていた時のいすと同じ。(事務室にあるような黒い回るいす)
正面には時計があり、面接の最初には「15分ほどです」と伝えてくださいました。
手持ちかばんはそのまま持って入りました。
座るいすの隣に、もう一ついすがあり、かばんはそこに置いてくださいねと言ってもらったので、遠慮なく置きました。
面接の質問の内容については、後ほど書きますね。
14:55 面接、終了
変な汗かいたー!
終わったー!
「失礼します」とぎこちなくなってしまったけれど言い、退出。
私の後には、部屋の前には誰も座ってなかった……。
日本語教育の受験者、少ないのかな?なんて思ったり。
なにはともあれ終わったので、受付へ戻りました。
それからネームプレートを返し、私の場合ちょっと不備があったのでその説明があり、スーツケースを受け取って、終了!!!
15:03 二次選考終了
そう、JICA本部に着いてから約30分のうちに終わってしまった!!!
受験票には、「15:00~16:00」と書いていたので、
はるか
とか思ってたのに!!
全然!
正直、あっという間終わってしまったー!という感じ。
15:10 四ツ谷駅のスタバでくつろぐ
実質、張り詰めていたのなんて30分ほどだったのに、二次選考の合格通知が来てからずっと緊張状態だったこともあり、一気に力が抜けました。
後から東京に来る夫と子どもとの待ち合わせ時間までまだまだあったので、スタバへ。
ホットのチャイを注文。
店員さんに、「大きなスーツケースですね。出張ですか?」と聞かれ、なんと答えたものかと考えているうちになぜか四ツ谷のおいしい焼き鳥の話になり……
なんのこっちゃですが、楽しい時間をありがとうございました!
店員さんの笑顔のおかげで、ホッと一息できました(*’ω’*)
二次選考の日のタイムスケジュール、いかがでしたでしょうか。
青年海外協力隊(短期)の二次試験(面接)で質問されたこと
さてさて、お待ちかね?
職種「日本語教育」の短期派遣の面接で聞かれたことを書いていきたいと思います。
まず、面接の雰囲気ですが、決して圧迫面接ということはなく、終始「和やか」な雰囲気でした。
面接官のお人柄もあってのことでしょうが、ずっとこちらに対して敬意を向けてくださり、最初は緊張しましたが、すぐに「ありのまま」の自分を出すことができ、ほんとに感謝しています。
どうやら、女性の面接官の方が「人物面接」担当で、男性の方が「技術面接」担当のようでした。
きっと男性は、日本語教育の専門家でいらっしゃったんでしょうね……。
それでは、質問内容をレポートしていきますが、記憶がちょっとあやふやで、順番はちがっているかもしれません。
また、面接官の聞き方も、多少はちがうかも……(やっぱり緊張していたのか、質問の一字一句は覚えていない)
まずは、お名前は?
名前を、聞かれました。
はるか
どなたかのブログで「受験番号も聞かれた」とあったので、しっかり暗記していたのですが、それは言うチャンスはなかった(笑)
応募書類も拝見していますが、志望動機を今一度教えてください
一番つらつらと話したのは、ここ。
でも、面接の冒頭と言えるこの時に長く話せたことで、緊張はうすれました。
また、これから聞かれそうなことを盛り込んで話せたのも、自分的にはよかったと思います。
どんなことを話したかというと、応募書類の「志望動機」と「ボランティアの意義・抱負」と「自己PR」をまとめた感じ。
- なぜ、今私がボランティア活動をしたいと思うのか
- 「人の役に立つこと」が私の喜び
- 電車の吊り広告を見て、10代の頃にあこがれていた「協力隊」を思い出す
- 「世界を変えてきたのは、いつの時代もたった一人の強い想いだ」に共感
- 日本語教師なので、「日本語教育」で要請を探したところ、これまでの自分が活かせそうなのが見つかった
- 家族の同意も得ている
「うん、うん」という風に、面接官の方はうなずきながら聞いてくれました。
ここで、わーっと長く話したので、その後「強み」とかそういったことは、具体的に聞かれることはありませんでした。
勤務校の日本語学校ではグループティーチング?
勤務校のこと。
うちの学校は、小学校のように担任がほとんど全部を教えるのではなく、中学校のように教科(文法・聴解・読解、などなど)ごとに先生が違います。
つまり、グループティーチング。
このまま伝えました(*’ω’*)
勤務校の日本語学校には外国籍の先生はいる?
うちの学校には、中国籍の日本語教師もいます。
一人は子どもの時に日本に来たとのことで、バイリンガルの先生。
もう一人は大学生の時に来日して日本語教師になった先生。
こんな風に、伝えました。
外国籍の日本語教師は、日本人の日本語教師とどうちがう?
どうちがうか……
- 日本語の「学習者」だったことがあるので、学生の気持ちがわかる
- 「文法」は日本人の日本語教師よりも詳しかったりもする
みたいなことを話しました。
あかんかったかな……。
おそらく、派遣先での現地の日本語教師とのちがいを示唆していたというか、どう対応するかを問われていたのでしょう。
決定打は、次の質問。
外国籍の日本語教師がまちがっていたらどうする?
「さりげなく、『こっちの言い方のほうがいいかも~』と指摘する」
と答えました。
実際、やってます。
学生の前では決してしないですし、その先生との信頼関係の度合いにもよるでしょうが、私は教師同士、日本人同士でもお互い指摘し合うのは大切なんじゃないかと思うのです。
言い方は考えないといけないけどね。
小さい子どもさんがいらっしゃるようですが、大丈夫?
夫の理解があること、両親も応援してくれると言ったことを話しました。
面接日の数日前に、一応子どもにも大まかには話していたので、その時の状況(「寂しい……」とは言っていましたが……)も話しました。
海外経験は?
韓国や、夫が留学していたというタイに旅行へ行ったことがあることを話しました。
途上国のイメージも聞かれ、「活気があってワクワクした」みたいなことを言ったような。
ここ、もっといい答え方あったなぁ……。
おそらく、今回の私の応募で一番の懸念は、この「海外経験が乏しい」ことかも……。
子どもに日本語を教えた経験は?
プライベートレッスンで半年ほど教えたことがあることと、児童文学作家として小学校で講演やワークショップをしたことがあることを話しました。
これは、今回私が第一希望で出した要請が、「子どもに日本語を教える・子ども向けの教材を作成する」というものだったからです。
子どもに教えるのは、じゃあ得意?
「子どもに教えるのは柔軟性と瞬発力、エンターテインメント性がいるので『得意』とはいいがたいですが、いつも刺激をもらえるのでとっても楽しいです。やりたいです」
って感じのことを答えました。
派遣先で子どもに教える時、どんな活動をする?
最終的な目標として、「子ども達が、派遣された私がいなくなっても日本に興味を持ち続け、日本語を勉強しつづけられるようになるのが理想」と話し、そのために座学だけでなく折り紙や文化体験などを通して、楽しく教えたいと話しました。
また、ひらがなや数字だけでなく、ワンフレーズだけでも文章で話せるようにし、「日本語ができる!」という自信をつけてもらいたい!
とか言ってみたけど、もっと具体的に話せばよかった……。
日本語教師の待遇・働き方についていろいろと叫ばれていますが、どう思う?
ここまでは、全部女性の面接官が質問してくれ、ここからは男性の面接官(おそらく技術面の)でした。
この質問は、想定していなかったものの一つ。
あんまり何話したか覚えてないんですが……
- 非常勤講師だと特に、経済的に不安があるということを周りからよく聞く
- 特に若い先生には、日本語教師になりたての時は準備や経済面で大変
- フリーランス的に、企業や個人に自分で売り込んでいく力が必要
ってことを話したような。
他にもいろいろ言った気がするんですけど、記憶があいまい。
日本語教師として働き始めた時と今では、どう変わってきたと思う?
私が日本語教師としてデビューした時は、「とりあえずどこの学校でもいいから入って経験を積め」と養成講座の先生に言われる時代でした。
でも、今は、教師が不足しています。
けれど、近年は日本語教師の存在や重要性が認められつつあるので、もっと活躍できる場をまずは日本語教師自身が見出して開拓していけたら……
みたいな話をしました。
日本語ボランティアのこれまでの関りはどんな感じ?
学生時代、アルバイト先の関西国際センターの会話パートナーを集うために、国際交流クラブを設立したこと、
養成講座時代に、赤十字社の語学奉仕団に所属し、個人レッスンしていたことを話しました。
とてもいい経験になったことと、今でも教えたカナダ人とは交流があることも。
日本語ボランティアについてどう思う?
これまで他の日本語ボランティアの方々をみて、正直なところ
- 外国人に「日本語を教えてやっている」と上から目線な方
- 英語で話す自分に酔っていて、日本語が教えられていない方
- 日本文化を押し付けすぎるあまりに外国人を困らせている方
を多く見てきたことを話しました。
うんうん、と苦笑いする面接官(笑)
けれど、そんな方はボランティアは長くつづかず、つづけた方は、「日本語教育」という「日本語の教え方」にたどり着き、独学を始める方も。
最初は日本語ボランティアを気軽に始めても、必ずぶつかる「日本語の教え方」。
もっと多くの方がぶつかり、できれば乗り越えてほしい。
いつか私もそのお手伝いができる人になりたい。
みたいなことを話しました。
なんか聞かれていたことと方向性ちがったかもしれませんが……
日本語ボランティア、これから増えてほしい?
増えてほしい。
日本語という方法を使って、コミュニケーションがした外国人はたくさんいる。
そして、さきほどの「日本語教育という山」を、ボランティアさんにはぶつかってほしい。
みたいなことを話しました。
これでよかったんかいな。
ボランティア活動から帰ってきたらどうしますか?
今の勤務校に復職し、講師会などで得た経験を話せたら……と話しました。
また、保育園の外国籍のお母さんを支援する活動をしたい、ということも。
あとは、子どもが大きくなったらまたボランティア活動に参加したいということも言いました。
青年海外協力隊(短期)の面接が終わっての感想・良かったと思う点
終わった時、ほんとにホッとしました(笑)
そして、どこかこの面接を「こわい」と思っていた自分に笑っちゃいました。
面接官の方々はずっとやさしくすてきだったし、(職業柄、言葉の一字一句で人柄を判断してしまう)面接が終わった時には「もう終わったの?」とか思うほどでした。
良かったと思うのは、志望動機の時に、いろいろ盛り込んで話せたこと。
これで熱意は伝わったかなと思います。
たくさん話したおかげか?全体的に質問数は少なかったかな、と。
私はいつも、質問されると第一声(答える時の出だし)がつまってしまうというか、迷うので、私の場合は自分から話す方が自分らしさを出せたと思います。
あとは、わりと笑顔で受け答えできたかな。
青年海外協力隊(短期)の二次試験(日本語教育)までにしておいた方がいいこと
思えば想定内のことなのに、「こんな質問くるの?」と思ってしまったのが、日本語教育業界についての質問。
質問の最後の方のやつ。
どう答えようとは思いましたが、そんなに焦らなかったのは、日頃から聞かれたような内容の話をよく聞いて(見て)いたから!
何でかって?
それは、Twitter!!!
私は「嘉成晴香」でTwitterをしています。
ツイート内容は、日本語教師のこと、児童文学作家のこと、子育てのこと、日々感じたこととごちゃまぜ(笑)
フォローしている方の多くは、日本語教師としてTwitterをされている方々。
これがよかったんです。
日本語教育業界の課題を知る機会・問題を考えるチャンスを、日々いただいております。
質問にもあった「日本語教師の待遇」についてや、「日本語ボランティア」についてもよく話題になっている内容でした。
楽しくTwitterを眺めていたことで、特別意識しなくても情報が目に入ってきます。
ということで、面接が決まりましたら、まだされていないならすぐに「日本語教師」としてTwitterを開始し、日本語教師のアカウントを片っ端からフォロー、そして毎日Twitterをのぞくことをおすすめします。
「日本語教師」と、Twitterで検索すると、日本語教師のアカウントはたくさん出てきます。
ネットで検索してもいろいろと情報は出てきますが、検索するには「検索する言葉」が必要になります。
何が課題か・話題になっているかわからなければ、それはわかりません。
はるか
もちろん、偏ってしまうこともあるし、中には突飛な意見もあるので、いろんな方のご意見を読むことをおすすめします。
1週間だけでも暇な時間にTwitterを見ているだけで、だいぶ業界のトピックを知ることができると思います。
協力隊の応募職種が「日本語教育」でなくとも、他の業界のことでも同じでしょうね。
さて、いかがでしょうか。
何か質問があれば、いつでもご連絡ください!
⇒面接の感じでは、行けるなら第一希望のウズベキスタンかなー!とか思ってましたが……
第二希望のエジプトに決まりました(笑)
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