こんにちは。
日本語教師の嘉成です。
この度、日本語オンラインレッスンを始めました。
初級は初めてなので、「冷やし中華はじめました」ばりに、家の外に張り紙したいくらいの気持ちです。
日本語オンラインレッスン!のきっかけは勤務校の紹介
オンラインレッスンは、実は前にもやったことがありました。
でも、それは日本語上級の方。
ということで、初級は初めて!
きっかけは、勤務校(と言っても、今はコロナの影響でお休み中)の先生の紹介。
はるか
中国(北京)の生徒さんということで、ZOOMプが使えない!ので、「DingTalk」というのを紹介してもらいました。
ZOOMと、大差なさそうな感じです。
日本語オンラインレッスン!初回はトライアルで挨拶と自己紹介の表現・ひらがなを勉強
さて、最初は「お試し」がしたいとのことで、トライアルをすることに。
はるか
ものすごい、緊張しました(笑)
パスラさん
レベルが、0初級(日本語を何も勉強したことがない状態)ということで、とりあえずやったのは……
- 私の自己紹介
- 日本語のかんたんな説明(「ひらがな・カタカナ」、読むのは上から下、もしくは左から右、ということなど)
- あいさつ(初級テキスト『みんなの日本語』P5 参照)
- 自己紹介の表現(はじめまして。私は~です。など)
- ひらがな(あ~そ)
こんな感じ。
時間は、1時間。
何が大変って、0初級なので仕方ないんですが、生徒さんが「ひらがなが読めない」こと。
とりあえずこれからは、まずはひらがなを徹底的にやってもらおう!
日本語オンラインレッスン!生徒さんは中国のティーンエイジャー2人
生徒さんは、中国在住の10代の女の子二人。
二人とも、英語が達者で助かった……
一応、初級でも直説法(日本語で日本語を教えるという教え方)でもできるんですが、媒介語(例えば英語とか)があれば、一発で解決することもあるんですよね。
私の中国語は、それこそトライアルでやったレッスンくらいのレベルだし……
はるか
二人は恥ずかしいのか?、顔は見せてくれず、少々やりにくさは感じましたが、発話ははっきりきれいにしてくれ、ものすごく優秀!!
私としは、やっぱり顔が見たい……(興味本位でなく、口の形とか、わかったかどうか表情やしぐさで把握するため)ですが、思春期の女の子だし、いろいろあるよね。
タイミングをみて、また「顔を見て話したいよ」と伝えてみようと思います。
日本語オンラインレッスン!パワーポイントを駆使して学ぶ
あいにくうちには大きなホワイトボードなんかはなかったので、パワーポイントに要点をまとめてレッスンしました。
Twitterで仲良くしてくださっている先生が、「参考になれば」と一例を送ってくださり、それがほんとにイメージを膨らませるのに助かりました。
ありがとう、W先生! 大好き、W先生!
日本語教師って、(他の教師は知りませんが)自分の教案とか教材、見せてくれない人がけっこういるんです。
ま、かなりの時間と労力費やして作成してるものなので気持ちはわからないでもないですが、
そんな人がわりといる中、おしみなく見せてくださる先生は、私の経験上では授業も上手で生徒にも慕われています。
はるか
あ、話がずれた。
パワーポイントは、「アニメーション」機能を使ってイラストをポンっと出したりできるのが、楽しいですよね。
「ひらがな」レッスンの最後に、習ったひらがな(あ~さ行)だけを使った言葉をクイズみたいに読んでもらいました。
はるか
読んでもらって、まだその言葉が何なのか生徒さんはわからないので、イラストで見せました。
ありがとう、無料イラストサイト!
ちなみに「ひらがな」は、パソコンに付いてる「ペイント」ソフトを使い、マウスでひらがな書いて、書き順を教えました。
初級の日本語オンラインレッスン!今後は『みんなの日本語』をゆっくり進めるつもり
ドキドキのトライアルレッスン、すぐに反応をいただきました。
生徒さんと、生徒さんのお母様から……
大変楽しかったし、先生も優しい。
教え方も上手で、説明してくれたことは全部理解できた。
是非今後も続けたい。
生徒さんのご両親も大変満足されていて、「100点満点です」とのことです。
と、紹介してくださった勤務校の先生から連絡が!
はるか
楽しいと思ってくれたのが、よかった。
楽しくないと、勉強ってつづけられないよね。
今後もがんばろう!
当面は、『みんなの日本語』を1課からやっていこうと思ってます。
最後の15分は「ひらがな」「カタカナ」を楽しくできたらなーって。
初級の日本語オンラインレッスン!初めてなので準備にものすごく時間がかかる
オンラインレッスン、初級は初めてなので、何が大変ってパワポ作成にかなり時間がかかったこと。
何をどうすればいいかわからなかった新米時代とちがって、気持ちにはゆとりはあるんですが、どんなにサクサクこなしても、1回分の授業の準備、数時間かかる……。
私、ブラインドタッチできるし、パソコン作業はわりと得意な方なんですが……。
はるか
と、わりきることにしました!!
準備してると、授業前日は寝不足だった新米時代を思い出す……(笑)
ということで、私、フリーの日本語教師なので、もしレッスンがご入用でしたらご連絡お待ちしております。
トップの写真は、先日公園で見上げた青空。
オンラインで授業できるとか、ほんま便利な時代やわぁ。
はじめまして。私は420時間養成講座を受講して、先月検定試験を終えたばかりのものです。
オンライン日本語求人に応募しようとしているのですが、一度も対面授業も経験していません。
教案作り、パソコンでの教材作り、説明するのに必要な英語、パワポをまだ使ったこともなく、何もかもする必要があると考えると 怖じ気づいて吐き気が…
教育実習でのちょっとした教案作りもとても大変でした。
嘉成さんはパソコンは得意な方で、でもパワポで教材作りにすごく時間がかかったとおっしゃっていたので、とても不安で不安で。
でも、この仕事をする!と決めているので何かお言葉を頂けると嬉しいです。
まずは採用される必要があるのですが。
トクナガミカ様、はじめまして。
これから日本語教師を始められるんですね。
私の日本語教師としての最初の一歩は、個人レッスン(カフェレッスン)でした。それから並行して非常勤として働き始めました。
個人レッスンもクラスレッスンも、新米の頃は準備に大変時間がかかり、そしてそれが「いいかどうか」もわからず不安な時期がつづきました。
教師を始めて1年くらいの間の生徒さんには、もう今考えると申し訳ないとしか言いようがありません。
しょっちゅう「(わからない・説明できないので)先生の宿題にします!」とか言ってました(笑)
でも、この経験があったからこそ成長でき、今があると思っています。
どんなに専門的に学んでいたとしても、最初から完璧な教師はいないんじゃないでしょうか。
ただ一つ言えるのは、オンラインレッスンは、「有資格者のプロ」として教えるならば、お察しの通り準備にかなり時間がかかるということです。
クラスレッスンだと、自分さえわかれば教案は適当でいいですし(私の教案は私しか読めないような字)、身振り手振りや雰囲気で生徒さんも助けてくれますが、オンラインだとそうはいきません。
(生徒さんがスマホで受講されていたら、レッスン中はこちらの顔が全く見えないことも)
オンラインレッスンの生徒さんの日本語レベルにもよりますから、準備も多岐にわかります。
なので、反対と言うわけではないのですが、最初はクラスレッスンや対面の個人レッスンをおすすめしたいです。
オンラインレッスンをするなら、ご自分の考える「準備にかかる時間」を倍くらい用意しておくといいと思います。
失敗しながらでいいのですが、オンラインレッスンは準備を怠ると「困るのは自分」なので、いろいろと想定しながらパワポ等を作成なさいますように。
臨機応変に対応できるように、小さいホワイトボード(多分100均で売ってる)を用意し、パワポに書き忘れたことを追加で書くなどしてもいいかもしれません。
私も、というか今でも、レッスンの前は緊張でドキドキしています。怖いです。うまくいくかな、伝わるかな、と。
でも、一生懸命な先生を嫌う生徒さんはそういません。できなかったらすぐに調べて、次回でフォローするなどしていくうちに、どちらも成長できると思います。
最近私が考えているのは、「型にはまりすぎないこと」です。
教案も、もしかすると養成講座で「こう書くもの」と習ったかもしれませんし、ミカさんのスタイルがあるかもですが、それにこだわりすぎると時間がかなりかかります。
いかに準備時間を含めた「日本語教師をしている」時間を短くするかも、この仕事を長くつづけられるなら大事なことになってきます。
長々とすみません。
年数だけはそこそこ経ちましたが、まだまだ教師として未熟なので私も頑張ります。
私でよければTwitterでもこちらでも、いつでもご連絡ください。
とてもやりがいある仕事です。
最初はほんとに時間はとりますが、それも楽しんでください。
2年目くらいから、楽になりますよ。