こんにちは。
5歳の男の子の親をしております、嘉成です。
子どもを持つ親なら一度は言ったことがあるであろう、この言葉。
はるか
小さい頃、おうちの人に言われたことがある人も多いであろう、この言葉。
はるか
私はもちろん、言ったことも言われたこともあります。
最近は、専ら言う方ですが。
でも、言ったところでなかなかうまくいかないことも……。
今日はそれを考えてみます。
子どもに「お片付けして!」と言うとどうなるか?
子どもさんにもよると思いますが、その後によほどの楽しみでもない限り、すぐにやり始められない子が多いと思います。
特に、小さい子どもさん。
そうなると、親は私は、連呼してしまうんですよね。
はるか
と、もう一度繰り返すことから始まり……
はるか
と、せかし……
はるか
と、語気が荒くなり……
はるか
と、しまいには怒ってしまう。(よくない)
ここまできて、ようやく子どもは重い腰をあげる。
たまーに、2回目くらいでやり始めますが、たいてい脱線(笑)
片付けているうちに他の物に目がいってしまって、それで遊び始める……。
あるあるですよね。
ま、大人の私もそうなんですが。
子どもがお片付けできない理由は?自分の子ども時代から考えてみる
さて、上記みたいな声がけだと、私はただのパワハラの上司みたいなので、どうして子どもはお片付けできないのか考えてみました。
こんな時、大事なのは「子どもと同じ目線にできるだけ立つこと」だと思うんです。
幸いにも、私は子どもだったことがあるので、まずは自分の子ども時代を振り返ってみることにしました。
何を隠そう、毎日のように「片付けて」を連呼している私ですが、お片付けは子どもの頃から苦手だったのです。
はるか
きっと、何かきっかけがあるはずですから。
子ども時代を思い出す!片付けは、ただ「めんどくさい」
はい、もう最初からあやまっときます。
私はめんどくさがり。
親に「片付けて」と言われても、「やってくれればいいのに」とか「そんなに言うならやってよ」とか思ってました。
親になった今ならわかります。
はるか
でも、子ども時代にそれに気付くはずもなく。
いくつも出したおもちゃを眺めるだけで、「めんどくさい」は大きく大きくなっていきました。
子ども時代を思い出す!「言われたことをするのが気に食わない」とひねくれていた
そしてもう一つ。
小学生で、「宿題しなさい」と言われると「今やろうと思ってたのに!」ってのがあるじゃないですか。
そんな感じ。
人に言われると、たちまちやる気がなくなるってやつ。
私は物心ついた時から、わりとひねくれたたので、言われる度にムッとしてました。ごめんなさい。
子ども時代を思い出す!ちらかった状態でも、別に居心地悪くない&片付けの必要性を感じない
そして、「めんどくさい」「人に言われたらやる気なくす」に加え、必要も感じてませんでした。
私の記憶が正しければ、少なくとも我が子よりは、家中のおもちゃをひっくりかえして遊ぶタイプではなく、
ちらかしたと言っても畳2畳分くらいだったわけです。
- 一つにどころに集めるのでよくない?
- 後で遊ぶんだから、おいといてもよくない?
- そもそも、そんなにちらかってへんやん
- ちらかってたとしても、どこに何あるかちゃんとわかってるし
とか思ってました。
はるか
大人にとっては「小さいことなのに」ということでも、子どもにとっては「一大事」なことがあるように。
そして、その逆もしかり。
私は納得がいかないとダメなタイプだったので(思えばみんなそうだろうけど)、お片付けの時はいつも「不服」でした。
子ども時代を思い出す!どこをどう・どこから片付けたらいいかわからない&完成図が思い描けない
そして、最後はこれ。
何をどうやって、どこに片付ければいいのかわからないのです。
いつもイヤイヤやってたので、完成形(お片付け後)をしっかり覚えていることもなく。
成長につれて、
- 同じ種類ものでわける
- つめこまないできれいに並べる
なんかはわかってきましたが、正直……
今もお片付けのやり方がわからない!!!!!!!
そして、今もやっぱり……
お片付け、めんどくさい!!!!!!!
あ、話がずれた。
とまぁ、子どもの頃は特に具体的なやり方がわからなかったので、「お片付けして」と言われても、途方にくれたわけです。
そんでもって、時間だけが経ち、ついついちがうことを考え始め、別のことを始め、また「お片付けしなさい」と叱られるループ……。
どうやったら子どもがお片付けしてくれるか&しやすくなるか&する気になるか
さて、親として、どうしたら子どもがお片付けできるようになるか。
できない私に言われたくないだろうけれど、できることなら子どもには、お片付けできる人になってほしい。
整理整頓は、できて悪いことないと、やっぱり私は思うのですよ。
子どもが自分でお片付けするための「声かけ」
これ、けっこう大事だと思うんですよ。
タイミングも、できれば子どもの遊びなんかが一段落した時がいいんですが、なかなか難しいですよね……。
だからこそ、最初の声かけは重要かな、と。
そこで考えたのは、遠くから言うんじゃんくて、近くに行って、ちゃんと目を合わせてから……
「お片付け、しよっか?!」
というもの。
うちで効果があったのは……近付いて、肩に手を置いて、
はるか
とだけ言う。
最初は「ん?」って感じでしたが、つづけていくうちに、自分で「お片付け?」って聞いてくるように。
自分で言わせると、脱線率がぐんと下がる……気がする。
子どもに片付けてほしい時は理由を明確にする
これも、大切。
- お客さんが来るから
- 掃除(ルンバ)したいから
- もう寝る時間だから
- もう出かける時間だから
と、片付けなければならない理由を、きちんと明確にします。
大人にとって「当たり前」のことでも、子どもはわからなかったり忘れていたりします。
その「当たり前」を前提として「片付けて」だけ言っても、納得はできません。
私は自分の子ども時代に考えていた「片付ける必要性を感じない」を思い出して、少し反省しました。
自分の好きなものをちらかす広げるって、とっても楽しいことなんですよね。
それを「片付けて」と言われると、その気持ちや自分が作り上げた空間を全否定されたような気分になったんです。
せっかく自分にとっての居心地いい場所を作れたのに、それを壊せってこと?って。
大人が言うことも、成長につれてわからなくもなくなりましたが、それでも悲しい気持ちはぬぐえませんでした。
うちの子どもは、私と性格がよく似ているので、まだ気持ちを言語化はできなくても同じようなことを考えている可能性もあるな、と反省。
かつて子どもだったのに、どうして今まで忘れていたんだろう。
なので、
はるか
と、提案しています。
お片付けは、片付ける前を100とすると、0にするのが「親としては」理想。
でも、あえて30くらい残すことで、子どもの気持ちは軽くなったように思います。
自分のスペースを作ってあげて、
「ここは好きなようにレイアウト(おもちゃを広げる)していいよ。でも、リビングはお父さんお母さんの部屋でもあるから片付けようね」
と言うことが増えました。
子どもに片付けてほしい時はヒントや具体的な指示を出す
さきほども書きましたが、「片付け」と言われても、どこからどうしたらいいかわからないと、何もできません。
なので、
「まずはブロックを片付けて、お人形を箱に入れて」
など、2つずつくらいをセットにして指示します。
その時に、ブロックを片付けたらちゃんとふたまで閉めることなども、一つ一つ丁寧にしまうことを言います。
具体的な方法がわかると、やる気さえあればお片付けはすぐ終わります。
子どもがお片付けしやすい環境(収納)を整える
これも、けっこう大事。
いくらやる気があっても、おもちゃなんかを収納する箱や棚がないと、なかなかきれいにはいきません。
こんな感じの「THE子どもの収納」みたいのだと、子どもさんもテンション上がるし、おもちゃで遊ぶのもやりやすそう。
でも、こんなのを買うまではなぁという時は……
ランドリーバスケット(洗濯かご)がおもちゃ収納(特に人形とか小さめのもの)におすすめ。
大きいし、軽いので、子どもも持ち運びしやすい!
高いものでなくても、100均やスリコで500円くらいで売ってます。
どうせ買うなら、わりと大きめのものが、私はいいと思います。
子どもにお片付けが終わってからの予定を提案する
これは、「ご褒美」として言うのはやめた方がいいです。
毎回「ご褒美」用意しなければならなくなります。
なので、ご褒美ってほどでもないけど子どもが嫌いじゃないもの、を提案します。
はるか
ってな感じに。
- いっしょにお料理しよう
- いっしょにテレビ見よう
- いっしょに出かけよう
などなど。
ここで大切なのは、子どもが大きくなってきたらきかなくなるかもですが、「いっしょに」ってところがキーワード。
子どもがお片付けを脱線していたらできたところまでを伝える
私、子どもがお片付けを脱線していたら、つい「遊んでないで、お片付け!」とか言ってしまうんですが、これを言ったところで何の効果もないんですよね……。
なので、脱線していたら、まずはできたところまで「ブロックは片付けられたね」などと成果を言葉に出してみます。
うちの子に限らないと思うんですが、子どもって認められるとものすごく嬉しそうなので、できたことを伝えるだけで、とりたてて「すごい」とか「えらい」とか言わなくても喜んでくれます。
なので、まずはそれを伝えます。
そして、
はるか
と聞いてみます。
子どもは自分で考えることで、しなければならないことに気付きます。
何でも、大人もそうですが、「気付き」が一番大事ですし、近道。
あまり「片付けて」と言い過ぎると良くも悪くも子どものスタイルを変えてしまうことになる
私は5歳くらいから、記憶によるとあまりおもちゃで遊ばなくなります。
元々そんなにおもちゃを持ってなかったのもありますが、理由はこれ。
はるか
極端な私は、なのでおもちゃを出さなくなりました。
代わりに、すぐに片付けられるもので遊ぶようになります。
つまり、机の上で遊べるもの。
それは、ノートと鉛筆&色鉛筆&絵本!
というわけで、ノートに絵日記をつけたり、ひたすら絵を描いたりして過ごしました。
これなら「片付けて」と言われてもすぐにしまえるので、楽ちん!
この頃の私があったから、今「作家」でいられるのかな、とも思います。
もしうちの親が私のようにずぼらだったら、私の人生は変わってたかも。
別に、悪い意味じゃなく。
なので、親が連呼することって、子どもにものすごく影響があるんだろうなと思いました。
毎日のことだしね。
それが、良くも悪くも子どもの考え方やスタイルを変えていくんだ。
はるか
さて、お片付け。
つらつらと書いてみたものの、なかなか子どもに自発的に促すのは難しいですが、何より「快適」に過ごせるように家族で目指していけたらいいですよね。
私もお片付け、がんばろう……。
写真は、先日行った奄美大島のある海岸。
私にとってお片付けは、こんな感じ(笑)
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