こんにちは。
なんやかんやで年数だけは重ねてきた日本語教師の嘉成です。
今日は、1年、ゼロ初級からの日本語オンラインレッスンをやってみて(正確にはまだ1年経ってないんですけど)、
どうだったかを残しておこうと思います。
ゼロ初級日本語オンラインレッスンの概要・頻度やカリキュラム
それでは、まず、私が行った日本語オンラインレッスンの概要などを書いていきます。
使用ビデオ会議アプリ:Ding Talk(生徒さんが中国在住のため、ZOOM等は難しく、指定されたこれになった)
レッスンの頻度と時間:週に一回、1時間。日本時間21時~
レッスン回数:1年で全50回
レッスン方法:直説法を中心に、時々英語で説明(主に新語彙)
使用教科書:初級教科書『みんなの日本語』を元に、生徒さんの興味がもてる語彙・文法等をピックアップして順次教える
カリキュラム:おおよそで『みん日』の15課まで。復習・会話の時間も多く取り入れた
使用教材:あらかじめ『みんなの日本語』を元に作成した1回60枚ほどのパワーポイントを共有
宿題:レッスン中共有したスライドの一部をPDF化したものを配布し、復習すること
こんな感じでした。
最初は、トライアルレッスンから始めました!
初級日本語オンラインレッスンを始めました!まずはトライアルから初級日本語オンラインレッスンの生徒さんの概要・目的
次は、生徒さんの概要・目的をざっとご紹介。
生徒さんの人数:3人(最初は一人だったが、途中から友人の2人が入ってきた形)
生徒さんの年齢:高校生
生徒さんの背景:帰国子女で中国在住(なのでみなさん、英語ができる)
生徒さんの目的:趣味として・日本に興味があるから(いつか日本へ旅行したい)
生徒さんの到達度:生徒さんによりますが、7割は理解しているかな……そしてまだ、ひらがな・カタカナはおぼつかない……
こんな感じです。
3人のうち2人は、日本のアニメが好きということで、スライドに「あゆみちゃん」なんかの名前を使うと、
「コナンで出てきた!」と喜んでくれたり。
3人とも、明るくすてきな方で、ほんと私はラッキーでした!
日本語オンラインレッスン!0初級から「週一の習い事」として教えることについて初級日本語オンラインレッスンで大変だったことと反省点
大変だったこと……実は、オンラインレッスンは以前もしたことはありましたが、
なにせ「0」からの初級は初めてで、最初は精神的に「大丈夫かな?わかってもらえるかな?」と不安でした。
初級日本語オンラインレッスンのやり方&大変なことけれど、直前にエジプトでゼロ初級から教える機会があったため、その経験が大いに役立ちました!!
エジプトで日本語教育!オリジナル教科書だと直接法は厳しいそしてやはり、週に一度だと、どうしても忘れてしまうんですよね。
新語彙なんかも、できるだけレッスン中に覚えられるようにフリーイラストを駆使しながら練習しましたが、
本人の努力なしに暗記はけっこう厳しく……。
生徒さんにとっては、ただの「習い事」としての語学講座受講なのに、よくついてきてくれたものだと思います。
はるか
アニメが好きなので、意味はわからなくとも耳は「日本語を受け入れる」用意ができていたのもよかった。
ということで、生徒さんのたくさん助けられる1年となりました。
(私の諸事情で、1年しかつづけられなくて、すごく残念……)
初級日本語オンラインレッスンで今後取り入れたいこと
今回は教師にとってすこぶるやりやすい生徒さんでしたが、次回はそうとは限りません。
今後は、これも生徒さんによりますが、宿題的なものも少し出したいなと思います。
例えば、作文とか。
そして、もっともっと生徒さんの興味に寄り添える「使える日本語」を教えたい。
『みんなの日本語』は、元にしただけで、語彙は高校生を意識して変えたり、はしょったりしています。
もう少し、文化や日本で流行っているものを紹介する機会があったらよかったな、なんてのも思います。
最初は「こんにちは」くらいしか知らなかった生徒さん。
でも、15課までやると、かんたんな日常会話ができるようになってくるんですよね。
やはり「話したい!!」という気持ちが全面にきている生徒さんが、一番伸びたように思います。
少し大人しい生徒さんには、こちらからたくさん質問したりして、会話の機会を増やしました。
せっかくお互いの個性がわかってきて、楽しくなってきた頃にレッスン終了……。
また可能なら再開したいなぁ。
トップの写真は、エジプトで日本語を教えていた時に乗った気球からの朝日。
中級(初中級)日本語オンラインレッスンについての記事はこちら:
中級の日本語オンラインレッスンのやり方!会話を練習する方法を模索中
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