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9歳の子どもの育て方を大雨の日に思い出す話

こんにちは、嘉成です。

最近、大きな気付きがありました。

そして、猛省しております。

何に反省しているかというと……今日はそれを最初から書いてみたいと思います。

9歳の子どもに毎日叱ってばかりの私!どうしたらいいか頭を悩ませていました

小学校に入学してから、子ども(長男)は小さいことでイライラするようになりました。

それもそのはず。

やること、やりたいこと、やんなきゃなんないことが、保育園の時と比べるとものすごく増えたからです。

知識や視野が広がって、興味関心が増えることはいいことですが、だからって一日は24時間しかなく、睡眠時間を削るわけにもいかず。

でも、親としては「宿題くらいはちゃんとやってほしい」とか「自分がちらかしたものくらいは片付けてほしい」とか「手はきちんと洗ってほしい」とか、思うわけです。

ここだけは強く言いたいですが、そんなに無理だったり無茶だったりは言ってないつもり。

ただ、そのタイミングが悪かったり、数が多かったりするわけです、子どもにとっては。

私としては、「今やろうと思えばできることを今しなければ、明日いきなりすんなりできるなんてことはない」と思っていて、それをどうしてもさせようとしてしまう。

そうなると、やはり私もイライラして、ついつい強い口調になってしまう。

やるべきこと(宿題とか、時間割とか)からしてほしいのに、ぼんやりテレビ見てたりしたら、「先にやることあるでしょ!」と言ってしまう。

というわけで、たぶん、きっと、どこのご家庭でも多かれ少なかれあるようなことがうちにもあり、それに頭を悩ませています。

何度トライしても難しいときは、「もうほうっておいたほうが、案外いいんかな」とか考えたりしますが、小さいことは特に、いろいろと注意をしてもらえるのって家族にだけだし、まだ9歳だから身につけるべきルールやマナーはそれなりにある。

投げ出せたらどんなにか楽か、とも思いますがそれもできない。

正直、私がまいってしまって、そんな自分も嫌で、嫌いで……。

子どもと仲良くしたいのに、全然できない、どころかそんな気もおきないくらい病んでました。

こんな親の姿をを幼い次男(2歳)に見せるのも嫌だし、どうしたもんかなと考えていました。

大雨の日の朝に次男の保育園の前で見た親子の光景

そんな時、梅雨に入って大雨が降りました。

次男の保育園へは、毎日私が送っていくんですが、同じ時間に会う親子がいます。

次男より一つ小さい女の子で、おうちが近いのか、いつもお母さんと歩いて保育園に来ています。

けれど、大雨の日でしたから、その日はお母さんに抱っこされて来ていました。

抱っこ紐とかでなく、ギュっと両手で抱きしめつつ、傘にすっぽりおさまるような感じで。

それを見て、私は7年前くらいの長男を思い出したのでした。

大雨の中傘の影でギュっと抱きしめた記憶をいつも見つめていたい

7年前、長男が今の次男ぐらいの時、私もそうやって抱きしめながら歩いたな、って。

あの時は夫がバングラデシュに長期出張中で、

金曜日だったのでお昼寝ふとんも持って帰らなければならず、もちろん保育園バッグもあり、

13キロの長男を抱きかかえつつ傘をさしていました。

仕事帰りということもあってものすごく疲れていて、私は泣いていました。

もうほんと、ボロボロ泣いていました。

泣いても傘に隠れるから誰にも見えないし、と開き直りつつ、大泣きしながら家までの道を歩きました。

でも、一滴たりとも長男にかからないように、ずりおちてくる息子を何度も抱き直しながら、慎重に帰りました。

先日の大雨の日の朝に、これを思い出したんです。

あぁ、あの時は何からも傷付けないように、必死で守ってきたなって。

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子どもはいつの間にか大きくなるね

でも、今はどうか。

あの時はあんなにがんばったのに、今は私が長男を傷付けてる。邪魔してる。

家は一番の安全な基地であるべきなのに、私が心地いいものにできていない。

なにやってんだろう、私。

家族なんだから、いつも無理して笑顔でいる必要はないと思うけど、最近の私は子どもにとって嫌な存在だっただろうな。

保育園の前で見た親子の光景は、文字通り「光」で、薄暗い日でしたが輝いて見えました。

初心を忘れてはいけないね。

子どもの人生は子どものもの。

私は親なんだから、守るべきであって邪魔をしちゃいけなかった。

とか言いながら、結局は言わなきゃなんないことは言わなきゃなんないし、

これからもお互いイライラするのは確実だけど、また今度病んでしまったら、

かつての雨の日と、先日の大雨の日を思い出そうと思います。

いつの間にか長男はもう私の顎あたりまで背が伸び、腕なんて私より逞しい。

なんとも頼もしく、うれしいことじゃないか。

でもきっと、彼の中には今もちゃんと、私の両手におさまった彼が入っていて、

案外今もあの頃と変わっていないんだ。

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