こんにちは、日本語教師の嘉成晴香です。
先日、こんな記事を書きました。
卒業式前の日本語学校の学生のモチベーション低下をどうするかそんなこんなで、あっという間に、先日「最後の授業」がありました。
結論!授業にならなかった(笑)
日本語学校の卒業式前の最後の授業!サプライズしてもらいました
てっきり、最後の授業ものんびりやることになるものと思ってたのですが、まさかのサプライズをしてもらいました。
大きなケーキも出てきて、ソープフラワーまでもらいました。(トップの写真がそれです)
授業?の最後には、クラスの代表の学生さんが、挨拶のスピーチをしてくれました。
あぁ、日本語はともかく、私が伝えたかったことは伝わってたんだなって、感激。
日本語学校の最後の授業!なんとか新語彙を導入……
ほんとは最終日のこの日も、勉強の予定があったんです。
カタカナ語を教える予定でした。
でも、もう残すところ卒業式!って感じで全くそんな雰囲気ではなく……
SNS用?の写真や動画をバンバンジャンジャン撮りまくって時間は過ぎていきました……
でも一応、私、お給料もらってるわけですし、学生のほとんどの進路は日本の専門学校に行くので、今日だって何か一つは覚えてもらいたく……
- カタカナ語「サプライズ」
- 「立つ鳥跡を濁さず」について
を話しました。
騒がしい教室をなんとかなだめ、席に座ってもらい、導入。
座ったらいつもより静かに聞いてくれ、ε-(´∀`*)ホッ。
残った時間は、一人一人に声をかけ、短時間でも話をしました。
日本語学校の卒業式前の最後の授業!どんな言葉を送るかいつも悩む
もう10年以上、日本語教師をしていますが、この最後の授業で何を話すか、いつも悩みます。
ここ5年でやってるのは、「クラスで教えた文法・語彙をほとんど使っての『メッセージ』」を贈ること。
これまで自分の授業で教えた文法、語彙なんかを頭に入れておいて、それを使って結びの言葉にしています。
これが、なかなか大変で。
学生達は全て覚えているわけではないですが、一応「聞いたことある」はずなので、耳をちゃんと傾けてくれます。
そしてメッセージの内容ですが、今年は
- 体に気を付けること
- 自分の国のことをもっと日本人に伝えてほしいこと
- 「豊か」とは
- 学生さん達の将来が、大変でも実り多いものであるようにという願い
こんな感じでした。
最終日の準備をしながら、もっとあぁすればよかった、こうしたらよかったと、いろいろ考えてしんみりしてしまいました。
毎年卒業生をおくりだしているのに、やっぱりなれません。
卒業生のみなさん、ご卒業、おめでとうございます。
みなさんの輝かしい未来が、より煌めきますように。
今回のクラスでは、こんな教科書を使ってました。
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