こんにちは。嘉成晴香です。
今年も行ってまいりました、童話塾in関西!!
もう9回目なんですね。
私は第2回から、1度も欠けることなく参加させていただいております。
(第1回の時は、存在を知らなかった)
「童話塾in関西」について知りたいならまずはこちらを
童話塾については、去年のブログで、自分で言うのもなんですがわかりやすくまとめています(笑)
こちらをどうぞ:
童話塾をより楽しむ秘訣?を書きましたので、是非ご一読を。
今回の童話塾では合評会(分科会B:絵本テキスト)に参加!!
童話塾は、毎回内容が変わります。
全体での講演会の時もあれば、グループに分かれてのワークショップの時もあれば……と、毎年行っても内容がかぶるということはありません。
そして今回は、合評。
長編、中編、幼年童話、絵本テキスト、物語の見つ方……といった感じに、今回は5つのグループに分かれて募集がかかりました。
長編~絵本テキストまでの分科会では、指定された枚数の原稿をあらかじめ執筆し、それを実行委員さんにお送りし、後日、他の参加者さんの原稿が家に届くというもの。
合評参加者は、童話塾までにその原稿を読み込み、自分だったらこうするなとか、こうしたらもっとわかりやすいんじゃないかなとかを考えておきます。
そして、童話塾当日に、意見を出し合います。
私が参加したのは、分科会Bの「絵本文章」。
実は私、自分の作品を合評というものに出すのは初めてでした。
なのでドキドキしていたわけですが……。
まず、最初に講師の北川チハル先生から「絵本文章」の書き方のミニ講座をしていただき、その後、1作品25分も時間をもらって朝10時頃~16時半まで、みっちり合評会。
いやー、ビリビリきました。
どうして私、自分の物語をここまで客観的に見られなかったんだろう……。
はるか
当たり前ですが、作品の読者って自分以外なんですよね。
自分が納得するのでよかったら、商業出版しなくてもいいんよね。
商業出版を目指すなら、絶対に他の視点が必要なんだと、当たり前のことを今一度かみしめる機会となりました。
絵本テキスト(絵本文章)の書き方講座はとっても貴重!!!
今回、幼年童話と迷ったんですが、私が選んだのは分科会B(絵本文章)。
日頃、高学年向けの長編を書いているので、こういう勉強会の時は専門外のことを学びたいなというのと、うちの子どもが4歳なので、我が子が喜んでくれるものを書いてみたいな、と。
講師の先生もおっしゃっていましたが、童話の書き方とか、絵本の書き方の講座はたくさんあります。
でも、絵本の「文だけ」の書き方講座って、聞いたことない。
本でも見たことない。
ということで、童話塾の分科会Bは、かなり貴重な、お得な会だったと思います。
「愛情をもって書く」
「圧倒的な愛を注いで推敲する」
ということを学びました。
言葉にすると、まぁそりゃそうだという感じですが、その「愛情のかけ方」のいろはを細かいところまで、自分が書いた物語を通して教えていただきました。
ちなみにここでの「愛」は、作品の主人公と読んでくれる子どもさんに向けての愛であり、決して書いている自分に対しての愛ではありません。
- 作者に都合のいい展開にしないこと
- 作者の都合のいい登場人物を作らないこと
- 作者の「普通」は読者の「普通」でないかもしれないと意識すること
- 細部という細部で、読者がどう反応してくれそうか想像を巡らすこと
- あれもこれもと、伝えたいことを盛りすぎて自己満足にならないようにすること
とまぁ、まだまだ教わったことはありますが、ざっとこんな感じです。
ランチは近くのカフェで!約束がやっと果たせました!
ランチは、50分しかありません。
会場の天性寺さんに持ち込んで食べてもいいし、近くの商店街で食べてもいいし。
どうしよっかな。
時間もあんまりないし、どこかで買ってこようかなと考えながら商店街を歩きかけると……
天性寺さんの右斜め前あたりのカフェの中で順番待ちされている方と目が合いました。
ふらふらーっと入っていった私。
その方、私が初めて童話塾in関西に参加した時にお知り合いになった方で、年賀状までくださった方。
その年賀状に、「またお茶でも~」と書いてくださっていたんですが、それから6年の歳月が経っていました。
はるか
運良く、順番待ちしていたのにすぐに店員さんに呼ばれ、私達はゆっくり(といってもわりと早く食べましたが)ランチでき、私は数年越しの約束をやっと果たせたなぁととっても嬉しい気持ちになりました。
その後、ちょっと時間があったので、天性寺さん横のおしゃれな文具屋さんを二人で物色し、日本のお土産に良さそうなかわいいものをいくつも見つけました。
Fさん、楽しかったです!!
ありがとうございました!!
童話塾in関西は総評だけでも聞く価値が
いつも思うんですが、童話塾はね、最後だけ動画撮って講座として公開してもいいと思うくらいなんです。
各分科会の講師の先生方が、どんなことをしたかをご紹介くださるんですが、紹介だけでなく、大事なポイントも話されるので、他の分科会に行ってなくても数%は受けたような気分になれる!!
大事なこと、どの先生も話されてました。
- 物語の冒頭の大切さ
- お話の種の見つけ方
とかね。
懇親会では今回もスピーチしました
なんと、これまで参加した8回中、なんやこんやあって今回を入れて7回もスピーチしている私(笑)
今回は前もってスピーチのお話があったので、心づもりできてよかった(笑)
でも、スピーチ終わるまであんまりお酒飲めなかった(笑)
自著の宣伝もしてもいいとのことだったんですが、分科会Bの講座で、いかにベクトルが自分に向かっているかを思い知った後だったので、戒めのために今回はやめておきました。
でも、ここでは宣伝させて……(え、意味ない?)
今年6月にあかね書房さんから出版してもらいました、『HIMAWARI』という物語です。
かわいらしい表紙に気を取られて読むと、火傷しそうになります(笑)
手に取っていただければ嬉しいです!!
ちなみにこのHIMAWARIは、2年ほど前に童話塾がきっかけで形に仕上げようと思った作品なのです。
あ、やっぱりこれをスピーチで言うべきだったかも!?(笑)
懇親会で作家さん達と何か共著の企画をできないか考える
はるか
まだアンソロジーなどを書いたことがなかったのでそう言ったところ、ある作家さんがどんなのしよっかと考え始めてくれ、気付いたのです。
あ、そっか。
一人で完結しなくてもいい道も、作家にはあるんだ!!!
ワクワクしています。
非常にウキウキしています。
3人ぐらいで、何かできたらな、と。
お酒の席での話だったけど、ちゃんと考えてほんとに提案してみようかしら。
家に帰るまでが童話塾です
ここ近年、帰り道がずっといっしょの参加者さんがいらっしゃいまして、その方が今年!デビューされました!!
もうね、すっごくがんばってらしたの知ってたので、嬉しい。
プロになったからこそ?話しやすいこととかも、帰りの1時間半ほど、じっくり話しました。
また、身の上話も互いにし、
はるか
とお互い変なとこで納得(笑)
ほんと、文章って人柄出ますよね……
最後になりましたが、童話塾in関西の実行委員の皆様、本当にありがとうございました。
とっても疲れましたが、心は元気になり、なんて言ったらいいんだろう……気持ちよかったです。
勉強になったことを明日からの執筆の糧にして、また頑張りたいです。
また、今日お会いした皆々様にも、お礼申し上げます。
また来年、お目にかかるのを楽しみにしております!!
コメントを残す