こんにちは。
うちの子ども(5歳の男の子)の「なぜなぜ期」は少し遅く始まりましたが、そういや終わりってあるんでしょうかね。
スマホなんかで検索すれば、それなりの答えが見つかる現代、フリック入力ができるようになれば終わるのかな。
いや、決して早く終わってほしいとか言ってるんじゃないんです。
はるか
自己完結してほしくない。
大人でも真実を説明するには難しいような・わからないようなことも、いっしょに考えて、そして笑いたい。
今日は、最近の子どもの疑問について。
そして、毎日のやりとりがどう彼の世界を広げ、影響しているかを垣間見たので、それを備忘録として書いておこうと思います。
5歳の子どもの疑問!宇宙・親の過去!質問が大きく広がりを見せるように
4歳半頃から始まった「なぜなぜ期」ですが、最初と比べ、質問に幅が出てきました。
例えば、こんな感じ。
今日の坊の疑問。
「宇宙はまるいの?四角いの?」
わかんないから「うーん、うーん」とうなってたら、坊は横でスヤスヤ寝てた。
— 嘉成晴香🌻 (@kanariharuka) September 29, 2020
最近は、宇宙に興味があるみたい。
プラネタリウムに今年はよく行ったので、その影響もあるかも。
月は自分で発光しているわけではないことをもう理解しているみたいで、その仕組みについて、よく確認してきます。
今日の坊の疑問。
「地球人って、宇宙人?」
そ、そうだよ😳
— 嘉成晴香🌻 (@kanariharuka) October 4, 2020
そして、話は宇宙人にまでおよぶ。
たぶんこれは、ドラえもんの映画で「宇宙人」が出てきたから。
最近は、ドラえもんにはまってるのよね。
いろんなこと、ドラちゃんから学んでいる様子。
はるか
坊「お母さんの誕生日って、母の日?」
私「いや、4月」
坊「母の日ちゃうの?」
私「全世界のお母さんが母の日生まれやったら、坊のおばあちゃんも私も同じ誕生日になるやん」
坊「……そうやな」
— 嘉成晴香🌻 (@kanariharuka) September 14, 2020
また、私が子どもの頃のこともよく聞いてきます。
親って、子どもにとっては生まれた時から「大人」ですから、親が子どもの頃って想像しにくいんでしょうね。
私が通っていた幼稚園の体操服の色まで聞かれます。
私「お腹出して寝たら雷さんにおへそ取られるで」
坊「どうやって取んの?」
私「取られたことないから知らんけど」
坊「取られたらどうなんの?」
私「取られたことないからわからんけど」
説得力!😭
— 嘉成晴香🌻 (@kanariharuka) September 8, 2020
おなか出して寝ていたのでこう言ってみたら、まさかのこの返し。
そんなこと、考えたことなかったわー!
こんな感じで、深く考えられるようにもなりました。
5歳の子どもの「なぜ?」!自分に対すること・自己を見つめる
また、「なぜ?」は自分にも向かうように。
主なものは、「どうして自分はできないのか?」です。
一番言うのは、「どうして(自分は)絵が上手に描けないの?」です。
なんかね、難しいものばかり描きたがるんですよ。
- 人魚
- 乗馬している人
- ティラノサウルス
- ツリーハウス
そして、これらを私にも描いてと言ってくる。
はるか
もっとかんたんな、ベーシックなものから描いてみればいいのに。
そう言ってみるんですが、やっぱり描きたいものは描きたい!らしく……。
描けなくて、しょっちゅうキーーーーー―!ってなってます。
そこで、
「どうして(自分は)描けないの」
という疑問+怒りが込み上げるわけです。
はるか
と、正当なことを私は言ってみるんですが、自分でもそういうこととは少しちがうことはわかってます。
自分が子どもの時に言われたらイラっとくるやつ。
でも、うちの子が「夫の子どもでもあるんだな」と思えるところは、こう言うとこくんとうなずくところ。
本当に、悔しいんだ。
怒っちゃうくらい、描けないことが悲しいんだ。
私、思えば絵を描くのは好きだったけど、泣くほど悔しいと思ったことないなぁ。
賞がとれなくて悔しいと少し思ったことはありますが(一時期、出した賞はほとんど入賞していた時期があった)、彼はちがう。
誰に評価されるでもなく、自分で自分を評価していて、それが納得いかないんだ。
我が子ながら、なんてかっこいいんだ!と思いました。
他の「上手にできないシリーズ」は……
坊の今日の悩み相談
「バナナがね、実は上手にむけないの……」
どおりで最近食べたがらないはずや😳って、前までむけてたのに………確かにたまにむきにくいのに当たるけど………
— 嘉成晴香🌻 (@kanariharuka) September 28, 2020
まさかのバナナ!
フォロワーさんのお一人が、「バナナ、反対からむくといいよ」とアドバイスいただいたので、それを伝えました!
まだ5歳だもんね。
上手でできないことが多いのはおかしいことじゃない。
はるか
こう言うと、坊は「そうなの?」という顔をしていました。
5歳の子どもの視点は大人の「当たり前」とは違うことを再確認
うちはまだ特別「習い事」をしていないんですが、ベネッセの「こどもチャレンジ」をしています。
毎月のワークをうちの子は楽しみにしていて、でもまだ一人ではできないので、夫か私といっしょにやってます。
この前は、いろんな色のリボンが重なった絵が出てきて、「どのリボンが一番上?」という問題でした。
坊が、一番下のリボンを指さすので、どうしてそう思ったのか聞いてみたら、どうやら私の思う「上下」と子の思う「上下」はちがった様子。
「上・下」「天・地」のちがい。
坊は、紙面の上の方を「上」と思ったのです。
一方、求められているのは「一番最後に置いたリボン」。
でも、思えば、もしリボンが浮いているとしたら、坊の答えはまちがってない。
求められているものとはちがうけれど、まちがってはない。
そういうことって、けっこう多いよなぁと考えさせられました。
こんな風に、経験がたくさんあるばかりに、求められていることだけに敏感になり、他の視点を放棄してしまうこと、他にもきっとあるんだろうなぁ。
求められていることを察知する力をもつことと、自分なりの視点を楽しむこと。
どうやったらこれらを教えていけるかな。
なんにせよ、子どもの考えを尊重してあげたいな。
5歳の子どもは「声がけ」されたことを他の人にも使う・言われて嬉しかったことを人にも伝える
先日、私の両親と旅行へ行きました。
泊ったところで、うちの母が子どもにお絵かきセットを用意してくれてたので、坊は喜んで描いてました。
そこで、これは私がいないところで起こったことなので直接見てはないんですが、頼もしいなと感じることがあったようです。
私の母は絵が苦手で、子どもの私も描いているところが見たことがなく、大きくなってからは「苦手な人に描いて」という勇気もなくきました。
けれど、うちの子はそんなこと知らないので、母に
「描いて」
と言ったそうです。
母は、苦手なので描けないと最初は言っていたそうですが、坊があんまり言うので、少し描いたとのこと。
すると、うちの子が
「苦手とか言ってたけど、上手やーん」
的なことを言ったそうです。
それが母もうれしかったようです。
私はこのやりとりがあったことを聞いて、思い出しました。
はるか
褒められても、いつも「こんなん普通やし」みたいな顔の坊でしたが、実はうれしかったんだなと、ふふふと思いました。
そして、私の口癖が、私の前では言わないのに他の人の前ではよく言っていることにも気が付きました。
はるか
なるべく子どもには、ポジティブなことを言い、ネガティブなことは私自身の失敗談で使うようにしています。
これからも、気を付けよう……。
そして、本や経験で得た「聞けば楽しくなる・あったかくなるフレーズ」を、たくさん話そうと思います。
5歳って、ほんと楽しいです。
いろんなことができるようになるし、いろんな気持ちが出てくる。
これからの成長も楽しみだな。
トップの写真は、保育園で描いてきた私の絵。
うちの子供はもう中学生と高校生ですが、たしかに5歳の頃は回答に困る質問が多かったですね。そしてそれは僕自身にとっても世界とは何なのかを考える良い機会になってくれました。
村上吉文様
そう!そうなんです!
世界とは何なのか。どうして世界はこうなのか。私も今、考えさせられています。
そして私なりの答えを、難しい言葉でしか言えない時もあるのに耳を傾けてくれると、とってもありがたい気持ちになります。