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児童文学が舞台化!音楽劇『人魚の夏』ができるまで・感想など③

前回にひきつづき、拙著『人魚の夏』がエリィジャパンさんによって音楽劇にしていただいたことの備忘録です。

前回は、こちらから↓

児童文学が舞台化!音楽劇『人魚の夏』ができるまで・感想など②

音楽劇『人魚の夏』を家族みんなで観劇してきました!

6月17日のゲネプロ(公開リハーサル)では、TEAMメロディー、

18日の初日ではTEAMハーモニーを観劇させていただきました!

17日は家族と、18日は和歌山から両親が来てくれたので、3人で満喫しました。

もうね、どっちかだけってのは、もったいないお芝居でした。

TEAMメロディーさんは、どちらかというと物語のミステリアス(ファンタジーとも言う)な感じが色濃くて、TEAMハーモニーさんは海の爽やかさが前面に出ている雰囲気。

どちらもすてきで、かっこよかった。

書きたいことは、一人一人にもたくさんたくさんあるけれど、みんなの歌がきれいに重なって、感動しました。

なんなら冒頭の歌からウルッときてた。

はるか

私の友人も同じこと言うてた

俳優さんすごい。

なにがすごいって、観劇後、俳優さん達とお話させてもらうチャンスをいただいたんですが、それがね、キャラクターそのもの!って方もいらっしゃったけれど、普通にお話していて「あれ、さっきの〇〇役の方?」と、少しばかり首をかしげることもあったんです。

つまり、きちんと「役」をつくって演じてくださったということ。

はるか

もう一回言う。俳優さんすごい。

エリィジャパンさんのキャスティング力も、すごい。

劇中歌『重なれ』の中の歌詞で、「ありのままのぼくのままでここにいられてうれしい」ってのがあるんですが、俳優さんは「役」を、演じてる間は「ありのまま」にしてしまえる、というわけです。

はるか

俳優さん、すごい(3回目)。

千穐楽後の俳優さん方のSNSやラジオトークなんかで、どうやって役作りしたのか少し拝見しましたが、「そんな細かいところまで!?」と、びっくりしました。

ちがう人物を生きるということは、私の思っていた数万倍、創意工夫と神経を使うことなんだなぁ。

演劇は、これまでの人生で何度かは観たことがあったし、私は出るわけでもないのに、なぜかちょっと緊張しました。なんでだろ。

だからこそ、いつもよりしっかりじっくり観ることができたと思う。

別に不安なんて、なかったんだけどね。

 

場面がうつるタイミングや配置、あれ、すごいね。

違和感、全然ないのが不思議。

照明や音楽の効果も大きいんだろうな。

俳優さんの視線の落とし方一つで雰囲気ががらっと変わるのもいい。

 

今作、人間じゃない人(人魚)も出てくるのに、どうするんだろうと思ってましたが「そうきたか!」と、納得の流れ、そしてセリフ。

大人が小5を演じることも、気にならない不思議。

なんならみんな、ランドセル似合ってた!(笑)

大人になった知里の回想のような、そんな感じで進むのも、よかった。

俳優さんはみなさん、目がキラキラしていて、あれはなんででしょうね。

特別なコンタクトとか入れてるはずないのに、表情一つで状況を語れるの、場を納得させられるの、すごいなぁ。

どれだけ練習したらあれだけのものができるんだろう、なんて思ったけれど、実質1カ月半くらいのはず。

ピアノを0から練習して舞台でひいてくれた俳優さんもいるのよね。

私の好きなシーンは、「夏休みのやりたいこと」シリーズ。

そのシリーズをウキウキワクワクドキドキ眺めるキャラクター達が、かわいすぎる。

福本はスズが好きだけど、私は福本とはっちの今後が気になる……。

 

原作者の私が言うのは変かもしれないけど、「夏」の変化が一番の見どころだと思う。

「人魚の子」のイメージから、最後には「ただの子ども」になるところが、いい。

きっと、脚本・演出の榎本純先生は、ここにも重きをおいてくれたんだと思う。

それから、思ったよりも福本が物語にいい仕事してることに原作者なのに今さら気付いた。

要の存在だった。

両チームの福本くん。ものすごい気力・体力がいったと思う。

でもそれはちゃんと観客席に届いて、きっとずっと心に残るキャラクターになったと思う。

中井先生役のお二人も、よかったなぁ。

きりッとしてるけど、子ども達がいないところでは不安そうなとことか。

立ちふるまいが、ほんとに先生だった!

あー、書いても書いても書ききれないや!

はっち、まるこちゃん、ななぽん、かっきー、じゅんじゅん、用務員の土屋さん、

原作にほんとにいたんじゃないか!?一瞬じゃなくて原作にもっと出てたんじゃ?と、原作者の記憶を疑わせるほどのすてきな皆様でした。

とにかく、愛おしい皆様。

ありがとう。

ちー、レオ、福本、スズ、夏、中井先生

君たち、そこにいたのか!!って感じでした。そこにいてくれて、嬉しい。

原作者なのに、そうか、その場面はそんな顔するよね、と、確認じゃなく驚きと納得の嵐。

ありがとう。

美里ちゃん、春さん、友里子さん、

とにかく、美しかった。立ち姿も、歌声も。

その微笑みは、きっと私の中で一つの基準になると思います。うまく言えないけども。

ありがとう。

音楽劇『人魚の夏』の歌・音楽に感動!

観た人みーんな、同意してくれると思う。

音楽、歌、すばらしかった!

圧倒的な、多幸感!

人魚の歌も、友里子さんの歌も、ミステリアスかつ壮大な感じがして、ずっと余韻が残る。

あんな風に歌えたらすてきだな、と思わせてくれる。

和歌山のあたたかい海を、作曲家の山下永眞先生はイメージしてくれたんじゃないかな。

この音楽劇の歌、もっといろんな方に知ってほしいな。

合唱曲として、どこかの小学校さんとかが起用してくれないかしら……。

どこかの児童合唱団さんもいいなぁ……。

友里子さんの歌は、今後も友里子さんは私の作品に出てくると思うから、きっと今後は歌を思い出しながら書くと思う。

ちなみにカモメは、夏のいるところで鳴いているそうです。

おおお。

セリフほどは注目しなくとも、確実に観劇中のお客さんの身体に、じんわりなじむように計算された音響や照明。

作品を深く読み解かなければ成しえない技術。

小説でも、意識的に使う文脈があるけど、そんな風に「言語化はできないけど確実に認知できる空気」を作ってくださったんだと思います。あー、うまく言えない。

今作は「夏」であり「まぶしさ」を意識して考えてくださったと思う。

だからこそ、パッと光が消えた時の闇が濃い。

光を待つための暗闇。

心地よかったなぁ。

音楽劇『人魚の夏』のお衣装・小物に感激!

1回だけ観るんじゃもったいない理由が、これ。

お衣装がね、かわいいの。

俳優さん、それぞれ途中で着替えるけど、ころっと雰囲気が変わることはないから混乱せずにすむ。

でも、TPOを考えたお衣装で、すてき。

女の子はかわいいビーズのブレスレットしたりしてさ。

男の子も、キャラクターに合ったカラーがいい感じ。

ちなみに、原作の挿絵を参考にしてくださったとのこと。

小物では、私の他の作品を使ってくれたりしてました。

夏休みの読書感想文のための読書で、知里が持ってたのは『流れ星キャンプ』

たぶん、拙著で一番「読書感想文」のためとして読まれてる本。

これにはいっしょに観ていた長男(小5)も気付いて、「あ!」と声をあげてました(笑)

そして……

夏休みにやりたいこと!のシーンでスズが持ってたのは『夢見る横顔』

こちらは、私が初めて出してもらったいわゆる「ラブストーリー」!ぴったりじゃないか!!

あとね、冒頭で人魚の春が持ってた本が「人魚の春」!

これ、作中で説明されてますが、知里のお母さん、美里が書いた本なのよね。

美しい桜色でしあげてくださっていて、ほんとにその色の本をいつか出したい!!

あとは、各キャラクターのロッカーにもご注目ください。

黒板があったり、図鑑や地球儀、どれをとってもちゃんと意味があるかわいいものばかり。

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音楽劇『人魚の夏』のポスターもかわいくて好き!

記事のトップにあるポスターが、それです。

よく見ると、人魚の尾だったり、紫陽花だったり、楽譜だったり、とにかくかわいい。

物語が音楽劇になることによって広がったって、教えてくれたみたいなメインビジュアル。

入道雲と太陽がいいよね。夏のまぶしさが伝わる。

描いてくださった、たくみ先生、ありがとうございました!!!

 

原作は、こちら!!

次回は、この音楽劇『人魚の夏』のコラボ企画を書き残しておきます……。

 

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