こんにちは。
青年海外協力隊(短期派遣)としてエジプトで活動中の嘉成です。
ルクソールに来て1カ月経ち、やっとこさ観光する余裕が出てきました!
はるか
と気づいたのが、今回のレポートの「メムノンの巨像」へ行こうと思った前日の21時。
ルクソールはずーーーっと晴れで、お天気は気にしなくてもいいので思い立ったらすぐ行ける!!
ってことで行ってきました。
ルクソール西岸の「メムノンの巨像」って何?
さて、「メムノンの巨像」とはなんでしょうか?
まず、ルクソールとは、首都のカイロから飛行機で1時間、ナイル川に沿って南下したところにある町です。
古都なので、日本でいう京都みたいな観光地。
そして、ルクソールはナイル川をはさんで西岸と東岸に分かれていまして、この「メムノンの巨像」は西岸にあります。
ちなみに私は、東岸に住んでいます。
詳しい「メムノンの巨像」について……
wikipediaさんによると、
メムノンの巨像は、エジプト・ルクソールのナイル川西岸にある2体のアメンホテプ3世の像。呼び名はギリシアの伝説、トロイア戦争に登場するエチオピア王メムノーンに由来。高さ約18m。
元々は、背後に同王アメンホテプ3世の葬祭殿が控えており、その入口の部分であった。葬祭殿は第19王朝ファラオ・メルエンプタハが自身の葬祭殿の石材調達のため破壊した。
とのこと。
アメンホテプ3世とは、ルクソールの東岸にある超有名観光地「ルクソール神殿」をつくった方。
葬祭殿、後の王様によって壊されちゃったなんて、ちょっと悲しいですね( ;∀;)
王家の谷のすぐ近く!「メムノンの巨像」はフェリーポートから徒歩40分!
さてさて、どうやって行こうか?と考え……
そもそも、どうして「メムノンの巨像」をピックアップして行こうと思ったかをご説明しますと、来月日本から友人がやってくるのです。旅行で。
おそらくその時に、ルクソールの有名観光地はいっしょに回るでしょうから、ちょっとマイナーなところは一人で回ってみようかと。
ということで、数時間で、一人で行けそうなところを探したわけです。
それが、「メムノンの巨像」!
- 全部タクシーで行くか
- フェリーとタクシーで行くか
- フェリーと徒歩で行くか
行き方は、この3択。
グーグルマップによると、フェリーを降りてからの距離は徒歩40分とのこと。
見ると、道はずっと1本道。
はるか
ということで、フェリーと徒歩に決定!
フェリーは1回乗ったことあるしで、ハードル低い!
前にフェリーに乗ったのは、エジプトの結婚式に行った時でした!
ナイル川東岸からフェリー!ぼったくられそうになるけれど5ポンドで乗船
東岸のフェリーポートまで歩いていると……
やたら「モーターボート?」と勧誘がくる。
「たくさんの人が乗るフェリーより、モーターボートの方が早いし、楽だよ。安くしとくよ」
とのこと。
ちなみに、モーターボートも乗ったことがあるのでわかるんですが、
フェリー:5ポンド(32円くらい?)、所要時間は5分
モーターボート:今回提示されたのは20ポンド(130円くらい?)、所要時間は3分
なので、2分の違いじゃそりゃフェリーだわね。
フェリー乗船間際まで、モーターボートのお兄ちゃんにはついてこられてしまったけど、なんとかふりきり……
うかつなことに細かいお金がなくて、乗船料として50ポンド札を出すと、そのままフェリーに乗るように促され……
「前に乗った時は5ポンドでした」
と言うと、しぶしぶ?45ポンドおつりが来ました(笑)
ほんと、現地の人の料金と観光客と、値段がいたるところで違うんですよね。
ここに限らず、カフェとかタクシーとかスーク(市場)とかでも。
ま、何回か通ってたりすると、スークでは現地料金でおまけまでつけてくれたりするようになります!
歩いて「メムノンの巨像」!フェリーを降りてから現地まで「タクシー?」の嵐
こっちのフェリー、中で実演販売?があるんですよ(笑)
今日見たのは、「きれいにむけるピューラー」と「紙がツルツルなので何度でも消せる子ども用ノート」でした。
誰が買うんだろうとか失礼なこと思っていたら、何人か買ってました。
そして、フェリーを降りると……あら、びっくり!!
フェリーに乗るまで「モーターボート?」とめっちゃついてきたお兄ちゃんがそこにいました!(ちょっと怖い)
おそらく、ご自分のモーターボートで先回りしたんでしょう。
彼が今度は言うには、
「タクシー?」
つまり、モーターボートはいいなら、タクシーはどうだ?と。
「ゴー トゥー キングバリー?(王家の谷)」
首を横にふる私。嘘じゃないし。
とりあえず、しつこいので、「歩くのが好きなの!」と言うと、やっと離れていきました。
でも、その兄ちゃんが離れるとすかさず、次はおじさんがやってきまして……
「ドゥー ユー ニード バイスクゥル?」
つまり、レンタサイクルはどうか?と。
これには心惹かれたんですが、JICAの規定で確か乗っちゃダメだったので、断る。
「なんで?理由は?」
と聞かれるものの、「乗れないの」としか答えられず。
でも、JICAの規定で……とか話さなかったので、なんか私、自転車乗れない人に見なされました。
ま、結果的にあきらめてくれたのでよかった(笑)
ナイル川西岸の田舎道をひたすらまっすぐ歩くこと40分
その後も、タクシーがくるわ、くるわ!!
こちらは右車線なので、未知の右側を歩くと、タクシーにひっついてこられるのを少しは防げましたが、それでもUターンしてきた方までおった……
道なりは、こんな感じ。
歩道がほとんどないので、子ども連れではおススメしません。
でも、エジプトなのでこんな歩道ないところを歩いていても、エジプト人も歩いてるしで文句は言われない。
日本なら、怒られそうじゃない?
それにしてもバナナ畑ののんびりおだやかなこと。
ルクソール来て初めて、線路も見ました!
なんかかわいいカフェもあったよ。入ればよかったかな、とかちょっと後悔。
王家の谷が見えてきた!
ここまでくると、だいぶタクシーの勧誘も減りました。
ルクソール、いつもこんな塗ったかのような青い空なんです!
途中、勧誘かと思ったら、普通にお菓子の箱運んでる方にナンパ?されて、なんか笑ってしまった(笑)
こっちの人、みーんなすぐに名前聞いてきて、それからfacebookでつながりたいって感じ。
今回もやんわり断れて、よかった。
というわけで、歩くのは全然苦になりませんでしたが、タクシーなんかがちょっとやっかいでした(笑)
ルクソールの青空に映える!メムノンの巨像
そして、ついに!!
メムノンの巨像!
周りは観光バスでいっぱい!
ここ、王家の谷とか、超有名観光スポットの傍だし、無料なので、そりゃ寄るよね。
あれ、奥にもう一体、像があるんですが、あれは何だろう……
あれも、像、だよね?うーん。
向かって左の巨像。顔がなーい!
右の像。
右の像の側面。
後ろから。
他の観光客のみなさん、5分ほどバスから降りて、すぐに戻っていきました。
そんな中、私は一人、座ってぼんやり眺めてました。
帰りは偶然会った隊員の先輩に送っていただく
私の活動地のルクソールには、もう一人隊員の先輩がいて、彼女も私と同じように日本語教師。
でも配属先は違うので、いつも別行動。
たまたま連絡をとっていたら……
なんとまぁ、たまたまこの近くにいるというではありませんか。
日本人観光客の西岸ツアーに、彼女は彼女の生徒さん(ガイド志望)と来ていたのでした。
その日本人観光客の皆様のご厚意で、私までバスに乗せてもらえることに。
東岸まで送っていただきました。
彼らはこれからクルーズに乗ってアスワンを目指すんだとか。
帰り道も歩こうかと思っていたので、感激!
はるか
残りのエジプトの旅も、気を付けて行ってらっしゃいませ!
バスの中で、電話越しでなく久々に日本語で話し、なんか感動してた私(笑)
なんにせよ、記念すべきルクソール初観光!、楽しかった(^^)/
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