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SOMPO美術館でゴッホの『ひまわり』を8歳の子どもと鑑賞してきました

こんにちは。

昨年の年末に、SOMPO美術館へ、8歳の子どもといっしょに行ってきました。

お目当てはやっぱり、ゴッホの『ひまわり』です。

『ファン・ゴッホの手紙Ⅰ・Ⅱ』を読みながら小学生の子どもとゴッホの人生について話す

どうしてゴッホの『ひまわり』を見に行こうということになったかというと……

私がこの本を読んでいたからです。

この辞書みたいに分厚い本、読み切るのに1か月かかりました。

上下巻合わせて1000ページにもなる本を読んでいたら、子どもも興味をもったようで、ゴッホについて、彼の人生についてかいつまんで話してきかせました。

また、子ども向けの美術の本などで、ゴッホの作品を見せたりもしました。

ゴッホの作風が、息子も気に入ったようで、そこで帰省ついでにSOMPO美術館へ行くことになったのです。

SOMPO美術館へ!ちょうどゴッホが耳切り事件を起こした12月23日に行きました

ねらったわけではありませんですが、SOMPO美術館に行ったのは、ゴッホが左耳の一部を自分で切り取ってしまった日でした。

この日、ゴッホは2か月共に暮らしていたゴーギャンという画家仲間と喧嘩し、発作をおこし、こんなことをしてしまったそうです。

この事件のせいで、ゴーギャンはいっしょに暮していた黄色い家をその日のうちに出て行ってしまうんですよね……。

その後、ゴッホはゴーギャンと手紙のやりとりはしますが、二度と会うチャンスはありませんでした。

ちなみに『ひまわり』という作品は、ゴッホがゴーギャンと暮らすために、黄色い部屋に飾って彼をもてなすために描いたものだそう。

この有名な『ひまわり』は連作で、7点あるとされ、その一つがSOMPO美術館にあります。

1987年、約53億円という落札額で購入されたんだとか。

ゴッホの人生をある程度知ってから見る『ひまわり』・子どもと二人で無言で見つめる

『ファン・ゴッホの手紙』を読んで、いい意味でゴッホのイメージが変わりました。

一言で述べるならば、いい意味と微妙な意味も含めて「やばいな」です。(私はこれまでの人生でほとんど「やばい」という言葉を使ったことがないのですが)

『ひまわり』の前を子どもとしばらく陣取って、無言で鑑賞しました。

『ひまわり』は、大きく、迫力がありました。

この絵は、ゴーギャンが黄色い家に来てくれるまで、彼との生活を楽しみに楽しみにしながら描いたはず。

度々意見が対立した二人でしたが、ゴーギャンも『ひまわり』は気に入ってくれたんだよね。

ゴッホのおかげで、私は三原色の中では黄色が一番好きじゃなかったんですが、黄色もいいやんって思うようになりました。

小学2年生の息子も、じっと見つめていました。

ただ「すごいね」と言い合いました。

ちょうど特別展をしていて、ゴッホの『アイリス』も、『ひまわり』の隣にありました。

こちらも、とても好きになりました。

息子と美術館に行ったのは久々でしたが、行く度に、子どもの成長を感じます。

まず、じっと見られるようになった(笑)

質問も多くなったし。

絵画作品の中に、作者の情熱を探せるようになったというか。

これからも、いっしょにいろんな美術館へ行けたらいいなぁ。

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