こんにちは。
この夏は、コロナウイルスの影響でだいたい家にいますから、いや、ずっと家ですから、自然と自分と向き合う時間が増えています。
私にとってそれは、新たな自分を知るいい機会。
けれど、楽しいかっていうと、そんなこともない(笑)
いろいろと過去を思い出しては、思い出し泣き、思い出し怒り、思い出し恥ずかし……みたいなのがループすることも多々あります。
さて、今日は私がした過去の一つの約束について。
約束は2種類あると思う!短期的な約束と長期的な約束
これまでの人生で、いくつ約束をしたでしょうか。
はるか
一つは、短期間で終わるもの。
「約束」なんて言うと大げさになってしまうかもしれませんが、友達や家族と「今年中にディズニーランド行こうねと約束した」みたいな感じ。
つまり、約束の内容を果たせば、その約束はもう完了。
短期的な約束。
もう一つは、その反対で長期的なもの。
「絶対に秘密を言わないでね」みたいなものが多いのかな。
あとは、「〇まるはやめましょう」みたいに、子どもを危険から守るためにするものとか。
「約束」なんて言葉を出さずとも、けっこうしますよね、どちらも。
「忘れないでね」みたいな感じで。
果たせなかった短期的約束について
私が今日は話したいのは、短期的な約束。
これって前述したように、約束を守れば、ちゃんと行えば、すぐに終わるものなんです。
はるか
ま、だいたいは……
- 「守ってよ!」と責められる
- 「忘れてない?」と言われる
- 相手も忘れてる
- 相手は忘れてないだろうが、相手からは言えない
ってのが多いかな、と。
「約束」って言葉を出さないと約束にならないかどうかはわかりませんが、ずっと前、私は自分から約束をしたんです。
でも、21年経った今も、まだ守れていません。
どんな約束をしてまだ守っていないか「誕生日プレゼント」についての話
さて、私はどんな約束を果たせていないのか。
それは、私が小学校高学年の頃。
私はスイミングスクールにスクールバスで通っていました。
ずっとバスが来る停留所から一人で乗っていたんですが、ある時、同じ停留所に一人の男の子がやってきました。
そして、その子も同じスクールバスに乗りました。
つまり、その男の子もスイミングスクールに通い始めた、ということです。
男の子は最近近所に引っ越してきた一つ年下の子で、私達はすぐに仲良くなりました。
彼は初めて出会った時、ミキハウスの服を着ていたので、なぜか私は彼を「ミキハウス」と呼ぶようになりました。
ミキハウスはとても聞き上手でいてやさしい子でした。
私は私の4月の誕生日に……何かもらいました。
パスラさん
ということもあって、ミキハウスの7月の誕生日に何かあげようと決めました。
どうせあげるなら、喜んでもらえるものをあげたいと思い、ミキハウスをリサーチしたところ、
はるか
当時、大流行していたシャープペンシル「ドクターグリップ」だということがわかりました。
普通のシャープペンシルより少し重く、でも触り心地がなめらかで、何より本体を軽く振るだけで芯が出てくるというのは、小学生にとっては魅力的そのものでした。
私も持っていませんでしたが、友達の何人かは持っていたので、うらやましく思ってたかな。
そんなドクターグリップ、お値段は、当時たしか……500円でした。(+税金)
誕生日にドクターグリップをミキハウスにあげたい
当時、私のおこづかいは一か月、500円。
友達付き合いで200円ぐらいはお菓子に消えるから、残りは300円。
親に理由を話して前借りすることもできたでしょうけれど、(親もミキハウスのことは知っていた)
周りの友人には、誕生日プレゼントはだいたい300円くらいのものをあげていたので、500円のものをあげるってものすごいことだったんです、当時の私には。
だから、なんとなく気恥ずかしいのもありました。
ミキハウスのことは、弟のように大好きで、おそらく彼も私を姉のように好きでいてくれていたと思います。
はるか
話は戻し、ドクターグリップですが……
そう、要はおこづかいが足りず、買えない!!!!!
これは困った。
ミキハウスの誕生日を知ったのが6月半ばで、彼の誕生日が7月半ば。
時間もない!!!
そこで、私はミキハウスに言いました。
「誕生日にドクターグリップをプレゼントしたいんやけど、誕生日過ぎてからでもいい?」
12歳の私!!!!
黒歴史!!!
これが、私が私からした、約束でした。
ちなみに誕生日当日は、「おめでとう」のカードだけ(笑)
約束を果たすべくおこづかいをためるけれどミキハウスは水泳をやめる
私はそれから、おこづかいをためました。
そして、その頃、なんとミキハウスはスイミングスクールをやめてしまいました。
私はかなりショックでしたが……小学校がいっしょなので、また会えるか、と思ってました。
でも、学年がちがうと意外と会わない。
そうこうしているうちに、私は小学校を卒業し、中学生に。
学校が離れると、近所でもまず合わない。
ドクターグリップは、彼のリクエストで青色のを買いましたが、結局渡せず。
けれど、一年後、ミキハウスも同じ中学校に入ってきました。
たまに図書室で話したりして、(私はボッチだったので昼休みは常に図書室の住人だった)友情を深めました。
そして、今年こそ彼の誕生日にプレゼントしたいと思っていた矢先……
ミキハウスは私の大好きな後輩(つまりミキハウスと同い年)と付き合い始めました。
仲良しの後輩、彼女もまたやさしく、かわいく、すてきな子で、事情を話せば私がプレゼントしたところでどうってことないと思ったんですが……
付き合い立てのカップルにすることでもないな、と、結局その年も渡せず(笑)
そのまま、中学を卒業しました。
ミキハウスとは、それから会っていません。
連絡先も、探せば見つかるんでしょうけれど……
これが、私の果たしてない約束。
重要に見えない約束だけれど私にとってはとても大事なもの
ミキハウスは、とうに忘れているかもしれません。
中学に入ったあたりなら、覚えていたかもしれませんが、それで私に催促することもありませんでした。
でも、だからこそ、ずっと私の心に残っているというか。
さて、私はいつか、この約束を果たせるんでしょうか。
はるか
今はどこで何をしているのかも知らない。
どこかで、だれかと、幸せでいてくれたらなと願ってやみません。
私は、「また会いましょう」とか「また遊ぼう」は社交辞令では言えず、言ったらずっと心に留めているタイプ。
21年も放置しているのはあまりないけれど、1年ぐらいのは、けっこうあるかも……。
コロナウイルスが落ち着き次第、また会いたい人に会いにいきたいなぁ。
トップの写真は、うちの子ども(5歳)が折り紙で作ってくれた青いバラ。
花言葉は、「夢かなう」だそうです。
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