『人魚の夏』が第69回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞しました!

作家がイラストレーター(挿画)を決める時に考えること


こんにちは。

来年でデビュー10周年になる、細々と児童文学作家をしております、嘉成晴香(かなりはるか)です。

さて、作家には喜びがたくさんありますが、その一つに「挿絵を描いてもらえる」があります。

児童書だと、一般向けの小説より数が多いので、なんだか得した気持ちにもなります(笑)

さて、今日は作品を彩ってくださるイラストレーターさんについて。

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作家(児童書)はいつイラストレーターさんを決めるのか

いろんなパターンがあるとは思いますが、私がこれまで出版にこぎつけた拙著は、

出版が正確に決まってからイラストレーターさんを決めます。

つまり、初稿(プロットではなく、ある程度完成に近い状態)ができあがったくらいです。

人気のイラストレーターさんにお願いしたい場合、頼むのが遅いと「スケジュール的に難しいです」と言われてしまうことも。

お忙しいのに無理言って描いてもらったこともありましたが……

はるか

編集さん、何て言ってお願いしたんだろう……たしか、最初は無理っぽかったんですが……

出版まで余裕がある時は、ゆっくり選ぶこともできます。

本を作る時イラストレーターさんはどうやって決めるのか・探し方

さて、作家はどうやって挿画を描いてもらうイラストレーターさんを決めるか、ですが。

だいたいは出版社の編集者さんが紹介してくれます。

これまでその出版社でお仕事したことのある実績のあるイラストレーターさんや、

編集者さんが懇意にされてるイラストレーターさんなど。

何人か、その作品の世界観に合いそうなイラストレーターさんをピックアップしてくれます。

作家はその中から話し合って決めます。

でも、「お願いしたいイラストレーターさんはいらっしゃいますか?」と聞いてくれる場合も。

はるか

その時は、ここぞとばかり作品に合うイラストレーターさんの名前を挙げます!

私がどうやってイラストレーターさんを探しているかというと、

  • Twitterやインスタグラムで気に入ったイラストレーターさんを常日頃からフォローしておく
  • 書店に行った時に、気に入った表紙の本のイラストレーターさんをメモっておく
  • 先輩作家さんのご著書のイラストレーターさんで、最近の人気イラストレーターさんを把握しておく

こんな感じです。

イラストレーターさんをインターネットで探す場合は、「イラストレーター やわらかい感じ」とか、

作品の雰囲気を言葉にして検索するので、それにひっかかるように、イラストの雰囲気がタグ付けされてるといいかもしれません。

作家(児童文学作家の私)が考えるイラストレーターさんに求めること

イラストレーターさんが決まると、編集者さんが連絡をとってくれます。

そしてOKしてもらえた場合、次は作品を読んでもらうことになります。

私はその次のステップで、大まかなキャラクター設定をお伝えするようにしています。

作品を読んでいただいた後には、キャラクターラフや表紙案を描いていただくんですが、

作家の要望としてのキャラクラー設定がある方が、後々「なんかちがう」となりにくく、楽なのです。

特に私の作品は、登場人物のビジュアルイメージとなる描写があまりないことが多いので、

イラストレーターさんをかなり困らせるんですよね……。

というわけで、イラストレーターさんは、人物像を正確に抜き出していかなければらないのでとっても大変だと思います。

運よく私がこれまでお願いしてきたイラストレーターさんは、皆様すばらしく……

私がうまく想像できていなかった部分まで「可視化」してくださいました。

はるか

ラフをいただいた時、「うわぁ、すごい!」と声をあげるほどに。

ということで、挿画のお仕事をやってみたいイラストレーターさんは、日頃から小説などを読んで、

自分ならどう描くか思いめぐらせているとトレーニングになるんじゃないかなと思います。

挿画も、作品の世界観、レーベルによってほんとに雰囲気が全然ちがいます。

漫画的だったり、油絵で描いたような「芸術」だったり。

なんにしろ、お声がかかった時点でそのイラストレーターさんの持ち味が一番だと思うので、

一番得意とする感じで描いてくださるとうれしいです。

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作家にとって自分の世界観を絵にしてもらえることはこの上ない喜びである

児童書作家でほんとによかった。

だって、何枚も挿絵を描いてもらえるんだから。

児童書にとって、絵はものすごく大事です。

売れるか否かも、正直絵にかかっていると言っても過言ではありません。

はるか

だって、子どもは手に取ってまず絵を見ますから。

中の絵をペラペラ見て、その間の文章をときどき読む……という子も少なくありません。

というわけで、作家も編集者さんも、ものすごく注意深くイラストレーターさんを選んでいます。

こちら、まめふくさんのおかげで数段すてきになった作品『人魚の夏』。

いやほんと、私の文章だけじゃ、とうていこの本全体の雰囲気は作り出せなかったんです。

新刊が来年は出せそうなので、そのイラストレーターさんもお楽しみに!!

 

トップの写真は、うちの近所の猫さん。

目の色がとってもきれい。

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