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日本語非常勤講師の仕事内容・準備を時系列で紹介してみる

11冊のノート


こんにちは。
日本語教師歴7年目の嘉成晴香(かなりはるか)です。

日本語教師とは、外国人に日本語の文法はもちろん、語彙や文化まで、幅広く日本語学習者(外国人)に教える仕事です。

私は、この仕事が大好きです!
⇒「日本語教師養成講座を出て7年!日本語教師になってよかったこと3つ」

最近、ちょっとメジャーというか、「聞いたことある職業」になってきたかなとは思うのですが、まだまだ知られていない仕事ではあると思うので、今回は「ある授業の日」の前日の準備から、時系列でお届けします。

あくまでも、私個人の場合ですので、参考程度に見ていってください!

と、その前に……

 

★どんな日本語学校で働いているか

私が勤務している大阪の日本語学校は、日本の専門学校・大学・大学院を目指す学生がほとんどです。

学生さんはベトナム人、中国人が半々くらいで、ミャンマー人も少ないですが在籍しております。

私はここで、非常勤として働いていて、クラス担任も持っていないため、気楽な感じです。

 

◇日本語非常勤講師の仕事内容・準備を時系列で紹介してみる

■目次

日本語学校の授業前日の準備
日本語教師の通勤途中
日本語学校の授業前
日本語学校の授業中
日本語学校の授業後
日本語学校の授業のない日

 

日本語学校の授業前日の準備

何事も、「準備9割」と言いますよね。

ということで、日本語教師も例外ではありません。

私の前日の授業準備はこんな感じです。

だいたい、夜寝る前にします。

1.授業するクラスのカリキュラムを確認

はるか

……ここで見間違えたりすると、ゲームオーバー(笑)
時々、いろいろな都合でカリキュラムが変更することもあるので、授業前日の授業報告メールはよく読んでおく。

 

2.カリキュラム内の問題を全部解いてみる

……私は日本語ネイティブなので、もちろんサクサク解けるわけですが、助詞の説明など、できるようにしておく。

語彙もチェック。聴解(リスニング)の場合、CDを聴いておく。

 

3.板書すべきものをノートに書く

……私は一番最初のような、A5(A4の半分)サイズのノートを愛用しています。

みんなの日本語50課のノート(教案)

中はこんな感じ。(字が汚くてすみません)
ここは、初級テキスト「みんなの日本語」50課の復習。

★授業内容は、「手引き」はもちろん、インターネットの先生方の教案を参考にさせていただいたりしています。

 

4.授業前に準備すべきもの(宿題・授業内プリント等)をメモ

……付箋やポストイットに書き、ノートの表紙に貼る。

付箋

自分用のメモなら、手前の緑のくらいの付箋がちょうどいい。

 

5.明日の持ち物をチェック

……忘れたら、話にならない。

・教科書
・板書用ノート
・ボールペン
・ペットボトルのお茶 ←これ、すごく大事。授業中飲む。
・授業で使うレアリア
(初級だと、スプーン、おはし、箱、ミニカー、人形……。より理解を深めるために、文法導入の際、学生に見せて使う。最近は学校にあるのを使わせてもらうこと多し。というより、私の下手な絵を板書する方が学生の食いつき率高し(笑))

 

 

ここまでで、速くて10~15分。

まだ一度も教えたことのない箇所だと、1時間以上かかります。

これは、私が日本語教師歴7年目であるからで、新米の時は毎回2時間以上かかってました。

大変でした……ほんとに。

 

でも、今は、その新米の時にコツコツ書き溜めた「板書ノート」のおかげで、初級に限ってはほとんど2回ずつ教えた経験があり、それが役に立っています。

新米の時に作った絵カードも、プリントも、今や宝物!!

 

ちなみに、赤ボールペンはフリクション。ペンのお尻で消せるあれです。

学生の宿題に一言書いたりするんですが、私はせっかちでよく間違えるので、直せるのはありがたい……。

ということで、もう一つの私の仕事の作家業でもよく使うこともあり、家には常にストック!!!

 

日本語教師の通勤途中(授業当日)

私はできるだけ家で仕事したくないため、(執筆業や他の仕事もしているので)

通勤時間もフルに活用!!

電車に乗っている約30分を、授業準備にあてています。

 

何をするかというと、

  • 先程紹介した前日の授業準備2「カリキュラム内の問題をとく」……聴解はできないですが。
  • 授業のイメージトレーニング……授業の内容を、頭の中で早送りにして再生します(笑)

 

具体的には、

  • 授業の前に話す雑談を考える
  • 文法の例文、他にいいのがないか考える
  • どの学生に何をあてるか、考える
  • 授業のカリキュラムの時間配分を考える
    (教科書・プリントなど、どれに時間をかけるか、など)

 

こんな感じです。

これをするかしないかで、授業の出来は大違い!

目をつぶりながらできるからと言って、寝てしまったら大惨事!(笑)

 



日本語学校の授業前

授業前は、教室に持っていく配布プリントや宿題を学生の人数分コピーします。

これは、授業後にすることも多いですが、私はできるだけ早く帰りたいので、2週間分くらいまとめて宿題やらをコピー。

そして、自分のロッカーに入れておきます。

私は子どもの保育園の送迎があるため、午前の後半の授業と、午後の前半の授業を受け持たせてもらっています。

 

ということで、まずは午前の前半の先生から……

  • 学生さんの欠席、遅刻などの連絡
  • 授業の進み具合
  • その他、学生の様子

を引き継ぎしてもらいます。

それから自分の教科書やプリント、絵カードなどの授業に必要なものをまとめます。ペットボトルのお茶も必須!!

こんな感じで、学校に着いて、授業までの準備時間は約30分くらいかな。

 

さて、いよいよ授業!

 

日本語学校の授業中

授業は、次回の(同じカリキュラムだった時の)準備!

と、思っています。

私が考え付かなかった例文を作ってくれたりと、学生さんの発想力はすごい!!

いい例文が出たら、板書ノートにすかさずメモ!!

これは、授業後の報告でも使える。

同じカリキュラムでも、学生さんの状況によって使える例文と使えないものがありますが、こうしてメモしておくことは本当に大事です。

私、けっこう忘れるので、メモをしないと、後日

はるか

あれ、いいのあったのに、忘れたー
って後悔することに((+_+))

 

さて、授業について。

私は、45分×4コマ 教えています。

初級はなかなか難しいですが、授業の前は前日までに習った文法や語彙を入れた雑談から始めます。

よく「日本語教師っていうと、英語ペラペラ?」とか言われますが、私、ほとんどしゃべれません。

というか、うちの学校、英語圏の人いないので、学生さんのほとんどが英語しゃべれません。

日本語で日本語を教える「直説法」というのが国内では主流です。

 

初級のうちは、「身振り手振り」そして「絵」が大いに役に立ちます(笑)

賛否両論あるようですが、基本的に私は、学生さんがそれまで習った文法・語彙・表現だけを使って日本語を教えます。

これを、「語彙コントロール」というのですが、私はこれよりも、自分の「関西イントネーション」に気を付けて話す方が苦手……。

(関西出身なもんで)

ま、大阪で教えてるんで、学生さんもすぐにアルバイト先なんかで大阪弁勉強してくるんですけどね……

はるか

「あかん」とか。

 

休み時間は、学生さんの質問に答えたり、雑談をしたりします。

はるか

ここで授業で使えそうなネタを集める!

(日本語の例文は、できるだけ学生の生活に添ったものがいいと思っているので)

質問がなく、学生さんが寄ってこない場合は、この時に宿題を添削したりします。

(残業時間の短縮にも)

 

ちなみに、最近頭を抱えているのはカンニング問題……

日本語学校の留学生のカンニング事情と対策

 

日本語学校の授業後

授業後は、速やかに帰りたい私。

学生さんの宿題の添削、テストがあった時はその添削などをし、メーリングリストで授業報告をします。

授業報告、苦手なんですが、授業を振り返るいい機会になるのでとても大切な時間です。

それから、学校でないとできないような準備(コピー等)を済ませ、退勤!!

授業後~退勤までは、速くても20分

(遅いと2時間近い)

さよ~なら~。

アイス食べて、か~えろっ!

 

日本語学校の授業のない日

私は現在、週に3回日本語学校で働いていますが、授業のない日もメーリングリストで授業報告が届くので、毎日それをチェックします。

そして、もう職業病かもですが、いい例文が思いついたらすぐにメモ!!

 

◇おわりに

日本語教師の仕事や準備のだいたいの流れ、おわかりになったでしょうか。

なみに、うちもそうですが、だいたいの日本語学校は準備時間にお給料は発生しません(涙)

「けっこう、大変だなぁ」と、思われるかもしれませんが、やりがい・生きがいで楽しくやっております。

それに、年数経つと、これも学校によるでしょうけれど時給も上がります。

そして、準備時間も減ります!要領もよくなります!器用にもなります!

 

ふぅ。

これからも、がんばろう。

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