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【私の日本文化シリーズ】日本人と月

うすい月


こんにちは。
日本語教師をしています、嘉成晴香(かなりはるか)です。
⇒「日本語教師養成講座を出て7年!日本語教師になってよかったこと3つ_」

今回は、「月」について徒然なるままに書いてみようと思います。

他の【私の日本文化シリーズ】はこちらからどうぞ(^^)/

◇【私の日本文化シリーズ】日本人と月

目次

日本人と月の歴史のはじまりは
日本人の思う月のイメージ
月の呼び方はいろいろ
日本最古の物語「竹取物語(かぐや姫)」

 

日本人と月の歴史のはじまりは

どうやら、その歴史は縄文時代に遡るようです。

現代のように照明器具がない時代。

ということもあって、夜を照らす月は特別に神聖視されていました。

満月の夜は、月明かりの元、祭りや集会が行われたそうです。

月の模様の解釈は国によって異なるようですが、月にはウサギがいて、餅をついて暮らしているというのがメジャー。

これは、アジア諸国でも同様ですね。

私の学生の台湾の方が言うには、

「月は同じ面しか地球に見せないから、その見えない部分にうさぎや宇宙人がたくさん住んでると習いました」

ですって!

たしかに、見えてる月の面の反対側、気になりますよね。

 

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日本人の思う月のイメージ

月は、昔から日本人に愛されてきました。

誰に習ったというわけでもないのに、なぜそう思うのか。

それは、なんとなくですが、小さい頃に歌った歌「うさぎ・うさぎ」とか、十五夜のお月見とかで、日本では小さい頃から慣れ親しむからかもしれません。

保育園からの帰り道、子どもと月を見つけては「今日は三日月だね」とか楽しく話していますが、かつて私もそうやって母に話しかけてもらったのかも。

私の子どもは、満月じゃないと、

「お月さん、恥ずかしいみたい」

とか言って、自分のようだと親近感を抱いている様子(笑)

さて、西洋では、どうでしょうか。

満月の夜になると狼男が人間から狼に変身すると言われているからか、月は取り立てて好ましいものではないとか聞いたのですが、これも地域差があるでしょうか。

現在でも、西洋諸国では満月の日に犯罪率が上がるという噂も聞きました。

私は、縄文人と同じように、満月だとお祭りや集会の方がしたくなるけどなぁ。

日本人にとって月は、中世には月の美しさや満ち欠けの様を詠んだ歌や、モチーフにした芸術も多く残されていますよね。

月に関する絵画や歌を集めた本、あるのかな。

写真集はあるみたい。これ、ほしいな。

 

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月の呼び方はいろいろ

月にはいろんな呼び方・名前がありますよね。

まず、満ち欠けによって変わる呼び方。

月が見えない日は新月、新月から数えて3日目の月は三日月といいますね。

そして、15日で月は満月。

満月から少し欠けた16日目の月は「十六夜(いざよい)」と呼ぶそうです。

「いざよう」とは「ためらう」という意味で、十五夜の月より少し遅れて出ることからこう名付けられたとのこと。

これを初めて知った時、趣があるなぁと感動しました。

他にも、ひと月に2回満月が見えるのは「ブルームーン」、地球から見て一番大きく見える月を「スーパームーン」など、いろいろと名前があるようですが、今回はカタカナの名前の月は別の機会に書きたいと思います。

そうそう、「まだ(人が)立っているうちに出てくる夕方の月」のことは「立待月」、「寝ながら待つような遅い時間に出てくる月」を「寝待月」と言うそうなのですが、これもおもしろいネーミングですよね。

私、遅くにベッドに入って、窓のカーテンをちょっとだけめくり、その「寝待月」を眺めながら寝るのが好きなんですよね。

不安なことがあっても、その白い光が癒してくれるような気がして。

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日本最古の物語「竹取物語(かぐや姫)」

月から来たお姫様のおとぎ話である「かぐや姫」は、日本最古の物語として有名で、中学校の教科書にも……今もあるのかな。

「いまはむかし、竹取の翁というものありけり……」

と、冒頭の部分だけ宿題で暗唱した記憶があります。

この物語を知らない日本語学習者に説明するの、ほんとに大変なんですよね。

特に初級だと、途中に出てくる「かぐや姫の無理難題の珍品」なんて、どう説明していいやら。

申し訳ないですが、そこだけすっとばして話したことも一度や二度ではありません……。

 

「かぐや姫」といえば、最近ではジブリ作品の「かぐや姫の物語」が大好きで何度も観ています。

おもしろいし、考えさせられます。

幸せってなんなんだろう。

幸せにするってなんなんだろう。

見る度に、どんどんと自分との対話が広がる、おそろしい作品です。

 

◇おわりに
これまで月面着陸を果たした宇宙飛行士は十数人いるそうです。

いつも見上げ、頭の上にあった「月」が足の下にあるって、どんな気分なんだろう。

うわぁ、考えるだけでドキドキします。

残念ながら、今のところ月に行った日本人はいないとのことですが、近い将来、日本人がかぐや姫の故郷を訪ねるチャンスが来ればいいなぁ。

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