こんばんは。
「ひ」って、おもしろい形ですよね。
両手を上に向けて、「わかんなーい」ってやってる感じ、しませんか。
「卑弥呼」にあこがれた小さな子ども時代
プリンセスというかクイーンというか、私にとってそれは邪馬台国の「卑弥呼」でした。
邪馬台国がどこにあったのか?というドキュメンタリーを、よくわかんないと思いながらも真剣に見た記憶があります。
はるか
字が読めるようになってからは、いつからか家に置いてくれていた日本の歴史の漫画で邪馬台国について知るようになりました。
難しいことはやっぱりわからず、ただただ「卑弥呼さん、かっこいいー!」とか思ってました。
私にとっては、アイドルみたいな、そんな感じでした。
ずっと卑弥呼はどんな暮らしをしていたのかな、なんて考えてた時期もあり、夢にまで出てきました(笑)
もちろん夢は「考古学者」に。
人生最初のなりたいものが「ピンクのうさぎ」で、次は「考古学者」。
なかなかパンチきいてる幼少期です。
「秘密基地」を木の上に作って遊んでいた小学生時代
小学生時代、思えばだいたい一人でしたが、いっしょに遊ぶ友達がいた時もありました。
そして、いろんなことを話すわけです。
「秘密基地、あったらいいよね」とかさ。
おそらく子どもの多くが思ったり話したり聞いたりしたことがあるパワーワード「秘密基地」!
そして、今思えばどこも秘密になっていない(丸見えだから)けれど、木の上の秘密基地っていいよね、という話になり……
友達と作りました。
というより、「作りかけ」ました。
なにせ、子どもですから、まず材料もなければ技術もない。
おまけに飽きっぽい。
作りかけて、うまくいかなそうになると、次の遊びにいってしまうわけです。
それでも私だけはあきらめなかった。
そこが、周りと合わなかった数多くの理由の一つかもしれません。
私は一人でもそれなりに形になるまで作ってみました。
今思えば、危ないけど。
段ボールとか組み合わせてさ。紐でしばってさ。
そのなんとも不格好でたよりなく、落ちたら大変なことになる秘密基地に初めて一人で入った時の、満足感と、達成感。
ちょうどできあがったのがもう少しで冬という秋で、段ボールに囲まれてるとひんやりした空気が防げてさ、なんて素敵な場所を作ったもんだと感激したもんだ。
でもね、できあがった秘密基地の話を友達にしてみたものの、基地は雨でぬれて二人がくつろぐには無惨なものになっていて、結局私には基地も友情も残らなかったのでした。
今も心にはあの時のいびつな秘密基地があって、中にはあの頃の私が隠れています。
あの頃はスマホなんてないし、デジカメさえ高級品だったから写真に残すこともできず。
はるか
木の大人の肩の高さくらいに作った秘密基地。
いつかこの経験を物語にしたいなぁ。
拙著『HIMAWARI』を書く最初のきっかけ
拙著に、『HIMAWARI』という本があります。
私の作品の中では、一番ファンタジー色が強いかな。
二人の女の子が主人公の物語です。
新刊『HIMAWARI』(あかね書房)の見本が届きました!さて、お話には度々「ヒマワリ」が出てくるんですが、どうしてヒマワリかというと、ただ私が好きな花だからです。
どうしてヒマワリが好きになったかというと、私は画家のゴッホのファンだからです。
ゴッホの「ヒマワリ」を知り、ヒマワリが好きになりました。
かわいいからとか、黄色いからとか、そういうことでなく、何となく吸い込まれそうだから、かな。
パワーを感じると言うより、パワーをこっちが吸い取られそうだから、かも。
今、新しい作品に向けて、ゴッホについていろいろ調べてるんですが、ゴッホってヒマワリみたいな人だな、と思います。
もうね、会ったわけでもないのに、どんどんパワーがとられていく。
あてられる、っていうのかな。
今ね、これを読んでるんだけど、1冊が辞書みたいに厚くて読み応えあるのよね……。
作品に活かせるように、がんばります!
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