こんにちは。嘉成晴香(かなりはるか)です。
2019年5月23日(木)、6年ぶりに日本児童文芸家協会の……
- 総会
- 贈呈式
- 懇親会
- 二次会
へいってまいりました!!
はるか
東京の「アルカディア市ヶ谷」さんに行くのも2回目。
(前回は、幸運にも「児童文芸新人賞」受賞者として出席。これがご縁で児童文芸家協会に入れていただきました)
今回は、総会などの前に秋木真先生の講演会があり、そこにも参加。
秋木先生の講演会についてはまた後日お話することにし、今回は上記のイベントについて、何回かに分けてレポートしたいと思います!
(長くなる予感がするので……)
日本児童文芸家協会とは
私はデビューするまで、恥ずかしながらこの「協会」の存在を知りませんでした。
作家は、一人でするものと思い込んでいたからです。
けれど、『星空点呼』でデビューし、書籍になり、それがこの協会主催の賞である「児童文芸新人賞」に選んでいただいた頃には、わかるようになったのです。
ものを書くのは一人でも、それを自分から離して作品を送り出すにはたくさんの手が必要だということ。
この児童文芸家協会は、児童文学を愛する作家の集まりであり、児童文学作家を志す人を応援する応援団でもあるということ。
理事長が先日の総会からかわりましたが、以前の協会のホームページの冒頭には、こんな挨拶がありました。
日本児童文芸家協会は、1955年5月7日、
広汎な児童文芸関係者の職能団体として設立されました。
創立時の発起人には、川端康成、武者小路実篤、村岡花子、山本周五郎等、
280名を超える多くの作家が名を連ねました。
「児童文芸は、児童のために、良心を土台としてのみ作り出される」
初代理事長 浜田廣介が児童文芸に込めた魂は、 脈々と現在の協会へと受け継がれています。
生命を愛し、他者を思いやり、子どもたちの心を勇気づける等々‥‥。
豊かな感性を培い、育む作品を、 次代を担う子どもたちに届け続ける存在で ありたいと願っています。日本児童文芸家協会 理事長 矢部美智代
良心を土台としてのみ。
あー(>_<)
グサリときます。
初代理事長の浜田廣介先生は、あの有名は「泣いた赤鬼」を書かれた方ですよ。
総会は、初めての出席ということでドキドキしていたのですが、作家の井上林子さんが隣にいてくださり、とても心強かったです。
井上林子さんは、私が児童文芸新人賞を受賞した際に、授賞式で大きな花束を渡してくれる係だったことが初対面。
以後、「童話塾in関西」などでもお世話になっている、先輩作家さんです。
こちら、私が何度も何度も読んでいる林子さんのご本。
「童話塾in関西」についてのレポートは、こちら:
4賞の贈呈式とは
4賞とは、日本児童文芸家協会が主催している賞のことです。
今年(2019)の受賞作・受賞者は……!
第58回児童文化功労賞
井上こみち先生
篠崎三朗先生
湯山昭先生
第43回日本児童文芸家協会賞
森川成美先生
『マレスケの虹』小峰書店
第48回児童文芸新人賞
森埜こみち先生
『わたしの空と五・七・五』講談社
第2回児童文芸ノンフィクション文学賞
佐藤慧先生
『しあわせの牛乳』ポプラ社
第2回児童文芸ノンフィクション文学賞特別賞
国松俊英先生
(著作を含むこれまでの業績を称えて)
おめでとうございます!!!!
会場には、大きな大きな金屏風。
そのわきに、受賞者の皆様が控えていらっしゃって、各賞ごとに賞状と記念品贈呈後、スピーチをしてくださいます。
お祝いにやってきた人は200人くらいはいるでしょうか。
受賞者の方の口が開くと、みなさんいっせいに肌全部を耳にするようにして聴き入ります。
受賞者の方々のスピーチ、もう全文を文字に起こして作品の帯にしてほしい!と思いました。
途中、私は貧血気味になり、いすを求めてホールを出てしまったので、(前に意識がとんで倒れたことがあるので、それからはまずいと思ったら無理しないことにしている)
全てをじっくり聞くことができなかったのですが、放送でも何でもなく、息遣いまで感じられるくらい近い場所で聞くことができたのは、本当に幸運でした。
受賞された皆々様に共通するのは、これはあこがれの作家さんみなさんに言えることではありますが、謙虚で、ユーモアがあり、朗らか。
授賞式の会場は、なんとも言い難いやわらかで、あたたかな雰囲気でした。
それでは、今回はここまで!
次回は、懇親会や二次会でのことをお話ししたいと思います。
つづきはこちら:
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