こんにちは。
児童文学作家の嘉成晴香(かなりはるか)です。
今回は、私のこれまでの執筆歴を書いてみたいと思います。
私、書くの苦手なんですが、こう見ると、わりとたくさん書いてきたようです。
ということで、言い直します。
「ちゃんと書くのは苦手です」
◇デビュー5年!児童文学作家になるまでを振り返ってみる!
目次
▶はじめて物語を作ったのは小学校低学年の時
▶高校受験の勉強をしながら原稿用紙300枚のファンタジーを書く
▶高校時代は文芸部にも入部して部誌に掲載
▶社会人になってからは朝活として執筆
作家の原点?はじめて物語を作ったのは小学校低学年の時
父が司書ということもあり、小さい頃から毎日本を読んできました。
私にとって「本」は、父が借りてきてくれる「楽しいもの」という認識で、「本」というものが誰かの手によってできたものだと認識したのはずいぶんと後でした。
小学校に入る前くらいだったと思います。
はるか
私はその頃、「魔法使い」にはまっていたので、こんなことを思ったものです。
『魔法使いサリー』ちゃんは、私の最初のアイドルでもありました(笑)
(ちなみに次は『美少女戦士セーラームーン』)
ということで、魔法使いにあこがれていた私は、自分も魔法が使えるようになりたいと思い、手始めに?物語を書くことにしました。
私の執筆歴は、ここから始まっています。
初めて作った物語は、「森の動物たちが環境問題におびえ、森の長老に相談したところ、長老の知恵のおかげでなんとかなる」といったような話です。ものすごーく教訓臭いやつ。
はい、ジブリ作品の「平成狸合戦ぽんぽこ」の影響、めっちゃ受けてます(笑)
うちは小さい頃、親戚に映画会社関係の人がいて、あまるほど映画の券をもらっていたこともあり、よく映画に行ったんです。
この「森の長老」の話は、B5ノートを横にして、つらつらと書きました。おそらく、3ページくらいでおさまりました。
今でも覚えているんですが、「たくさん書けた!」と思ったのに、たったの3枚。
作家のすごさを知った最初でした。
その後、そのノートには他にも短編を書きました。「天才はつめいばーちゃん」とか。
また、機会があればアップします(笑)
高校受験の勉強をしながら原稿用紙300枚のファンタジーを書く
小学校中学年くらいからは、ずっと詩を書いていました。
何のためかって?
はるか
私のストレスは、中3の受験の時期にピークにさしかかります。
詩は増える……んじゃなく、長く長くなりました。それが、私の小説です!!
私にとって勉強は、やり出すまでがなかなか大変。でも、やる気になるのを待ってたら日が暮れてしまう。
ってことで、とりあえず机に向かい、ノートを取り出す。そして、それを縦にして、ひたすら小説を書きました。
現実逃避したかったんでしょうね。異世界ものの、ファンタジー。
天使的なものと悪魔的なものが出てきて、主人公は悪魔としてバイトを始める話(笑)
後に、受験が終わってからパソコンに打ち直したところ、原稿用紙300枚超えてました。
何やってんだか、私……あ、でも、1年かかってます。
パスラさん
創作って、誰かに見てもらわなきゃ反応はないんですよね。
当たり前ですが。
勇気出して見せて、よかったなぁと思います。
今読むともうほんと恥ずかしい内容なのに、こう言って「つづきないの?」と首をかしげてくれた友達には、感謝してもしつくせません。
作家の原点?高校時代は文芸部に入部して部誌に掲載
高校では、美術部と生徒会をしながら、文芸部にも入りました。
そして、年に2度出す部誌にも載せてもらいました。主に詩を載せてもらっていました。
この部誌を、文化祭で売るんですよ。
うちの高校は外部からも入場できたこともあり、けっこう売れました。
塾で友達になった他校の子も買ってくれたりして、感激。
パスラさん
そうでもないと、なかなか自分の作品を世に出すなんてできませんでした。
はるか
高校時代は、とにかく一般小説を書いていました。原稿用紙でいうと、200枚くらいのを数本。
思えば、これもストレス発散のためだったなぁと思います。
いくつか公募にも出しましたが、箸にも棒にも掛からないったらない。今読むと、「そりゃそうだ」と納得。
創作活動!社会人になってからは朝活で執筆
大学時代は、その頃流行っていた「ケータイ小説」をたまに書いていました。(初めて告白)
ランキングで一瞬だけ1位になったりすると、これまた感激したなぁ。
あ、別名義でやってましたし、もう消してしまいましたのでありませんが……。
そして、社会人になってからは、ぐんと書く時間が減ってしまいました。まとめて書けるのは大型連休のみ。平日の夜は、疲れて書く気にはなれず。
というわけで、1時間だけ早く起きて、朝活として執筆していました。
はるか
朝書くのって、なかなかいいです。
夜寝る前に、つづきどんなこと書こうかなと考えるんです。
そうすると、寝ている間に脳がいいアイデアを出してくれるというか。
そして、第2回朝日学生新聞社児童文学賞の最終選考に残ります。そして、『星空点呼』で第4回朝日学生新聞社児童文学賞受賞。作家デビューしました。
(ちなみに第3回の時は結婚やらの準備で忙しく、出してもいません。)
◇おわりに
こうして書いてみると、一目瞭然。
はるか
そう、創作仲間がずっといなかったんです。
文芸部も、そんなに熱心でもなかったしなぁ。
ということで、『星空点呼』でいただいた児童文芸新人賞の授賞式のスピーチでは、約200名の創作の先輩方に見守られ、感極まって泣きそうでした。
今、私は一人じゃありません。
相変わらず、どこのサークルや同人グループに入っているというわけではありませんが、日本児童文芸家協会に入れていただいたおかげで、先輩方が気にかけてくださったり、イベントにお誘いくださったりと、「創作」の別の楽しみ方もできています。
やっぱり、一番は楽しむこと!
楽しめる環境を作ること!
ほんとに、支えてくれた実家の両親をはじめ、夫や友人、先輩、恩師がいたからこその今の私があるんだと思います。
ありがとうございます。
(なんだか、本のあとがきみたいになってきたな)
写真は、私の名刺入れ。デビューした年、夫にお祝いに買ってもらいました(^^)/
作家になってから、名刺入れってほんとによく使うようになったので、これにして正解!
ユナイテッドビーズさん。倉敷帆布です。(色がちがってすみません……)
よろしければ、こちらもどうぞ!
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