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小学生に編み物(かぎ針)を教えて思い出したこと

ピンクのレース編み


こんにちは。嘉成晴香です。

私はクリスチャンなので、毎週日曜日に教会に行くのを楽しみにしています。

教会で何をしているのか。

クリスチャンじゃない方は想像もつきにくいことだと思いますが、まずは朝10時半から礼拝。

(教会によって時間はちがうかもしれません)

そして、その後は集った人達とお昼ご飯を食べておしゃべりをしたり、子ども達はお兄さんお姉さんに遊んでもらったりと、楽しく過ごします。

今日は教会のことうんぬんではなく、その楽しい時間に小学生にかぎ針を教える機会があり、いろいろと思い出したことを書いてみたいと思います。

編み物(かぎ針)は私にとって趣味であり手持ち無沙汰な時の手段

いつの間にか、編み物はライフワークになっていました。

「何かを作りたいから」ではなく、「編むこと」が目的に。

ということで、編めそうなものはだいたい編んでしまい、今やいつも編むものを探している感じ(笑)

買い物に出かけて、ニットの小物なんかを見つけると、まずは

はるか

どうやって編んでるんだろう。自分にも編めるか!?

という風に見てしまいます(笑)

 

私がどんな時に編み物をするかというと、

  • 音楽を聴きたい時
  • テレビを見ている時
  • 考え事をしたい時
  • 考え事をしたくない時
  • 数分の隙間時間
  • もちろん、編みたい(作りたい)ものがある時

 

こんな感じ。

私にとって編み物は、お酒を飲む人のおつまみのような、たばこを吸う人が人を待つ時に吸ってしまうような、そんな雰囲気に近いかなと思います。

お酒もあんまり飲まないし、たばこは全く吸わないので、なんとなくのイメージでしかないんですが。

なんとなく、手持無沙汰というか、そんな時にすることが多いです。

 

編み物は口下手な人にとってコミュニケーションする時の救いになる

私の亡くなった祖父は、私が生まれた時にはもうたばこをやめていましたが、吸っていたそうです。

商売をしていて、商談?する時とか、お付き合いの時に吸っていたとか。

生前、その話をちょっと聞いたところ、

「たばこを吸っていると、間をもたせるのに役立つ」

みたいなことを話していたように思います。

はるか

ほほう。私の編み物みたいやな!

とか思いました。

 

実は私、あんまり言われないんですがものすごい人見知り。

でも、社交的な人見知りなので、初対面はいいんです、聞くことがたくさんありますから。

しんどくなってくるのは3回目くらいから。

2回目は、1回目の復習をしたり、1回目のことについて深く聞いてみたりとなんとかなるんですが、3回目で、相手が私のことをそんなに好きじゃない感じの時は、けっこう辛い。

そして、沈黙が苦手。

ま、3回目でいきなり編針をいそいそと出して編み始める勇気はないんですが、それぐらいになると「自分の趣味」についても話しやすい頃に入ってくるので、編み物の話をしたりします。

そして、一番うれしいのは、相手も編み物をしていたり、興味がある時!!!!

いっしょに始められたりすると、会話がなくても、居心地が、いい。

わかるかな、この感じ。

 

どうして小学生に編み物(かぎ針)を教えることになったのか

さて、どうして小学生に教えることになったのか。

実は、私から教えると言ったわけではなく、「教えて」と、小学生の女の子のお母さんから言っていただいたのです。

教会には、大人だけで来ている人も多いですが、家族そろって来る人もたくさんいます。

私はこの3月に引っ越して、新しい教会に通い始めたばかり。

人数が多い教会ではあるけれど、それだけにみなさんの名前がなかなか覚えられなかったり、仲良くしたいけれどおろおろしている間に時間だけが経ってしまったりしていました。

おそらく、私に「教えて」と言ってくれたのは、もちろん「教えて」という気持ちもあったでしょうけれど、私に対して気を遣ってくれたというか、チャンスをくれたのかな、なんて思っています。

私の趣味を知り、それをきっかけに他のお母さん方や、その子どもたちと交流する機会。

「不器用」って言葉で自分の性格を片付けるのは嫌いなんですが、ほんとに人付き合いにいつも臆病な私にとっては、もうほんとにありがたく、LINEで連絡をもらった時にはすごく嬉しかった。

とまぁ、こんな感じで、教えることに。

今まで、前に住んでいたところの近所の雑貨屋さんでちょろっと教えたことはありましたが、相手は大人。

子どもさんに教えるのは初めて。

ドキドキ。

でも、1本の糸から自分の手で形作っていくのはとっても楽しいことなので、それを一緒に共有したいな、と。

 



小学生に一から編み物を教える時、何から・何を始めればいいか

これが、問題。

編み物(かぎ針)はいろんな技法があるけれど、その練習ばかりしていても全然おもしろくありません。

何か簡単なものをできるだけ短い時間で編めたら、「もっと編んでみたい!」と思えるはず。

ということで、髪ゴムを作ることにしました。

教えることになった女の子は、ヘアドネーションすることを目指している美しい黒髪。

髪ゴムは、日常で使えるし、ぴったり!

こんな感じのを作ろうと、提案。

(最初からこれは難しいですが)

写真のは、くるみボタンのような感じで編み進め、後から糸で模様を刺繍したもの。

 

まずはどんな風に編み進めるかを説明!

実は私は、初めて編み物(かぎ針)をした時、どんな風に編み進めるか説明をしてもらっていなかったので、それをちゃんと頭で理解したのは始めて数年たってからでした(笑)

もうずいぶんと編めるようになっていたのに変な話ですが、

「1目、1目という小さな面積が積もり積もってマフラーや小物になっていく」

ということが頭に浮かばなかったのです。

ただ、目先の1目、1目を延々と編んでいくだけで、全体を見ていなかったというか。

うまく言えないんですが。

なので、教えるなら、目的地に行く前に地図で確認するように、どんな風に編んでいくか、説明は大事だなと思いました。

 

かぎ針編みの基本!くさり編みから練習スタート!

練習はそこそこにし、すぐにでも作り始めたいところですが、基本の「き」がわからないと始まりません。

まずは、1段目と言える「くさり編み」から。

今は、検索すればYoutubeで親切な方が丁寧にやり方を教えてくれる動画が見られるので、便利!

私はほぼ独学で編み物を覚えたので、ほんと今の時代はすばらしいなと思います。

手作り関連のことは得に。

 

かぎ針は2段目が編めれば最後まで編める!

くさり編みは、まず、編む時の「手」というか「指」の形を習得するというか、慣らすために練習。

教えた女の子は、とっても器用ですぐに習得!

はるか

わりときつめに編めていて、私が初めてした時より数段うまい!!

というわけで、すぐに次の段階へ。

かぎ針の2段目は、できるようになればほぼ何でも編めるようになるので、大事なところ。

 

円に編んでいく方法を教える

よく考えると、初めてから「円」を編むのは難しいと思ったんですが、これには理由がありまして……。

めっちゃ私情をはさみました(笑)

教えるにあたり、考えたわけです。

さっき書いたんですが、初めて編み物をするなら、どうであったら楽しいか。

  • そこそこ簡単で
  • そこそこ短い時間で
  • かわいいものが作れて
  • そこそこの出来栄えで
  • もっと他のものも作ってみたいと思えるようになる

 

編み物の初回は、こうであったら理想的だな、と。

 

実は、私が初めて編み物をした時は、

  • すごく難しいと感じ
  • わりと時間がかかり
  • 出来栄えは微妙……どころかため息が出る感じで
  • 自分で「才能ないな」とか思った

 

んです(笑)

ということで、初めて編み物をしてから2回目をするまでは、数か月あったと思います。

楽しくなかったからです(笑)

 

初回で、どんなに難しくても、それなりの出来栄えであったなら、「楽しい」と思えたでしょうけれど、私の場合はちがいました。

なので、教える女の子には「それなりのもの」を作って「楽しい」と思ってもらいたく……

マフラーとか、そういった長いものを編むのが、初心者だと普通のような気はしたんですが……

はるか

円のものの方が、初心者でも以外ときれいにできる!!

というのが経験上、確信があったので、強行突破(笑)

長いものだとね、初心者だと端の部分がガタガタになりやすくて、きれいに編むのは至難の業なのよね。

それに、小さい小物の方が、すぐにできるし。

 

目の増やし方は難しい

とは言っても、円形のものを編むので難しいのは、「目を増やす」ということ。

1目に2目編みこんだりすることですね。

私は長年(編み物歴22年)の勘や知識で、どれぐらい目を増やせばいいかなどがわかるんですが、初心者だとそれはわかりません。

ほんとは編み図なんかを見てするべきなんですが、まぁ今回は「髪ゴム」という小さいものだったので、私の知識だけでやってもらいました。

 



小学生が始める編み物(かぎ針)!大事なのはやっぱり達成感!

写真がなくて残念なんですが、こうして髪ゴムは出来上がりました。

円形のもので、真ん中はピンク。周りを黄色でふちどりました。

手伝ったのは、最後のふちどりと、ゴムに縫い付けるところだけ。

よくがんばりました!!

どれぐらいでできたかなぁ。2時間半くらい?

これは、練習も入れての時間。

ほんとに、よくできました!

 

できた時の、女の子の笑顔がとってもキラキラしていて、すてきでした(^^)/

作り上げるって、やっぱりいいよね。

完成させるって、楽しい!

 

それから女の子は、次の週は私の事情でいっしょに編み物できなかったんですが、その次はまたしました。

毛糸を1玉、全部くさり編みにして練習(復習?)したようで、見せてくれました。

 

編み物で楽しいのは何を作るか・どんな糸のどんな色で編むか考える時

編み物を始めた時って、指というか手というかが痛くなるし、もうしたくないとかなるかなぁとか考えていましたが、女の子はつづける模様。

ということで、次は何を編むかいっしょに考えました。

家から持ってきた毛糸をいろいろと物色し、「これでは毛糸が足りないな」とか「この色とこの色を組み合わせたらかわいいかも」とかを話しながら決めていきます。

そして、最後に決まったのは……

フワフワの毛糸を使った「冬用のポシェット」!!!!

前回は、円形を編んだので、今回は長方形にチャレンジ。

ポシェットなら、端をかがれば多少ギザギザになっちゃってもそれなりにできる、はず。

 

編み物(かぎ針)を教えていると男の子達も興味をもってくれた

嬉しいことに、女の子と私が教会で編み物をしていると、たくさんの方が声をかけてくれました。

大人はもちろん、2~6歳の女の子、そして男の子も。

4歳の男の子は、「お母さんに作る!」と意気込んで来てくれましたが……

かぎ針はまだちょっと難しく、かんたんな指編みを教えましたが……

少しすると、他のお友達のところへ行ってしまいました(笑)

やっぱりまだちょっと難しかったかな(‘ω’)ノ

 

私が初めて編み物(かぎ針)をしたのは小学校4年生の時

私が初めて編み物をしたのは、10歳の時。

小学校の家庭科クラブに入っていて、(いっしょにいた友達に誘われたってだけで入った)

てっきりお料理とかしておいしいものを食べられると思っていたのに、先生がしようと言ったのは「編み物」!!

はるか

優等生タイプで見栄っ張りだった私は、人前でできなことがあるのが嫌で、母に予習したいと頼んだのでした(笑)

母は、普段から編み物をする人ではありませんでしたが、祖母が編み物や裁縫のプロのような人だったこともあり、編み方を知っていたのです。

ということで、基本的なことは全て母に教わりました。

 

一人での遊びが上手にならざるをえなかった小学生時代

さきほども書いた通り、その「家庭科クラブ」で編み物をして以来、2回目……編み針に触れたのは数か月たってからでした。

編みかけのものを、クローゼットに放り込んでいたのを、見つけたのです(笑)

私は思い起こせば物心ついた時から人付き合いが苦手で、そのくせ妙な正義感や頑固な性格により、生死に関わるようなひどいいじめを受けることはありませんでしたが、それなりに厳しい子ども時代を送ってきました。

家庭科クラブも、「友達に誘われた」というのはよくある話でしょうけれど、私にとっては全くない話で、そんなに興味なくてもありがたく、尊く、うれしいことだったのです。

でも、その友達とはクラス替えとかでバラバラになり……

ということで、私の子ども時代は、一人で遊ぶことがほとんどでした。

なので、一人でできる遊びが上手になりました。

例えば、

  • 読書
  • 詩作
  • 物語の創作
  • 編み物
  • 絵を描くこと

 

これらは、私の人生のキーとなっています。

今、児童文学作家をしているのも、日本語教師をしているのも、この「一人遊び」の延長線上。

そして、これらは私の愛すべき仕事に大いに役立ってくれています。

(ちなみにクリスチャンには、10歳の時に暇すぎて手を伸ばした新約聖書を読んだ時になりました)

 

辛さからまぬがれるための行為も、それを「逃げ」と思わず楽しんでつづけていれば、実を結ぶものですね。

 



あの頃の自分に教えたい!編み物だって誰かとできるようになるよ

悲しいことを考えないためにつづけてきた編み物。

何かものが完成したりすると、小さな達成感が味わえますし、どんどんのめりこみました。

でも、だからって、むなしいことも多かったです。

特に、真夏のクーラーのかかっていない部屋でする汗だくの編み物とか(笑)

(自室にクーラーがなかったのです。今とちがって、最高気温はそこまで高くなかったので大丈夫!)

なんで私は、こんな暑い中、編み物をしているんだろう。

しなければならない、しなければ自分を保てないなんて思ってしまうんだろう。

 

でも、あの頃の自分に伝えられるなら言いたいです。

今に、いっしょに編み物ができるようになるよ。

かつての自分ぐらいの年の子に、教えるようにもなるよ。

一人ぼっちじゃ、なくなるよ。

 

教会の女の子に教えられたことは、私にとってほんとに幸いなことでした。

私と女の子は、編んでいる間、ほとんどだまっていましたが、私は泣きそうで変な人まるだしでしたが、まぁ、いいや(笑)

 

幸せいっぱいだったとは言えないけれど振り返ると幸福な子ども時代だったからこそ

子ども時代のことを話したり、私の拙著を読んでくれた人と話すと、「大変だったね」と言われることが多いです。

でも、それでもなんとかやってこれたのは、周りの支えはもちろんですが、いつも「何か行動していた」からかもしれません。

たとえ、何の意味もなさそうな、手編みであってもね。

何か、行動していれば、必ず何かが動く。

 

一人でしてきたことの一つである「お絵描き」に関しては、こちらに書きました。

第57回PHP賞受賞作「頑張ったら、きっとなれる」:人生の恩師である石井先生のエッセー

 

これから冬になるし、編み物友達が、もっともっと増えるといいなぁ。

 

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