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たくさんのことを欲張りたいけれど私には難しい

こんにちは、嘉成です。

私は児童文学作家をしています。

先日、私の大好きな先輩作家さんが、こんなことをXに投稿されてました。

「私はよくばりだから、仕事も家のことも、子育ても、好きなことも健康も、全部大事にするようにがんばってきた(私が勝手に要約)」

以前から、ものすごくパワフルな方で、お子さんを何人も育て上げ、家事もしっかりこなしつつ、作家としてのお仕事もめちゃくちゃされている方。

習い事もされていたり、スポーツなんかで毎日の体のメンテナンスも欠かさず、でもかわいくておいしそうなおやつをたくさんご存知。

いつもおしゃれでやさしく、自分という柱をきちんと持ってらっしゃる、ほんとにほんとにすてきな方。

というわけで、私も思うわけです。

はるか

私もこんな人になりたい!

でも、5秒後にすぐに気がつきました。(5秒は考えた)

私には、無理だわ。

これは、決してあきらめてるわけじゃない。

私も欲張りなほうだと自覚はしてる。

だから、日本語教師も作家もしてる。

でも、それ以前に、娘であり、妻であり、親であり、友達の友達であり……と、

普通のことをわざわざこう書いてしまうほど、これらをこなすのは私には大変なんだ。

もちろん、イヤイヤやってるわけじゃない。

こういう役割があることを、幸運に思ってるし、感謝してる。

ただ、これ以上多くを望むには、私は精神的にも肉体的にも弱すぎる。

一時期は、これを鍛えようとしたことがあったんですが、その反動で2か月寝込んだ。

やり方がまちがっていたということもあるかもしれないけれど、「まった」がきかない家事や子育ての合間にするのはとうてい無理で、

そもそもほんとはその家事や子育てをちゃんとやりたくて鍛えたのに、結局きちんとできずじまい。

がんばりすぎると、すぐに体に出てしまう。

心なんて、一度傷付くと半年はかかる。めんどくさっ!

そして、受診すると、どこの科のお医者さんも「ストレスですね。しっかり休んで」とおっしゃる。

はるか

どうやって、休むねーん

と、思いつつ、まぁ、お医者さんなんやから、そう言うしかないやんな、とうなだれる。

なので、できるだけ体も心も倒れないように予防線をはるだけで精一杯の毎日。

 

ずっとずっと、強さにあこがれてきた。

特に精神力。

変なとこ記憶力がいいので、3歳の時にすっごく悲しかったことを、今でも昨日のことのように思い出せる私は、よく考えるといつだってキャパオーバーなのかもしれない。

ほんとは、欲張りたい。

あれもこれもしたい。

家族や友達とも、楽しく過ごしたい。

ほんとに私はめんどくさいやつだなぁと思う。

冒頭で紹介した尊敬する先輩作家さんのことを、うらやましいと思ったことは、不思議とない。

もう、すごすぎて、「エジソンはえらい人」みたいな感じ。

今年の初めに先輩作家さんとお話する機会に恵まれ、改めて思うのは、

何かをちゃんと大事にしている人は、謙虚で聞き上手だということ。

そして、いつでも情報をキャッチしようとする好奇心を忘れないこと。

私は私でしかいられないけれど、これは私もできるようになりたいな。

昨日の自分より、今日の自分が少しだけいろんな意味でかしこくなっていたら、それでいい。

「丁寧な生き方」はできても、「丁寧にたくさんのことを大事にする生き方」って、ほんとに難しいなぁ、と思う今日この頃です。

 

トップの写真は、先日行った「藤子・不二雄ミュージアム」の外壁。

藤子・F・不二雄ミュージアムに子ども達と行ってきました!

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