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計画帝王切開!手術前日~手術終了までの流れ・心境など

新生児

こんにちは。

2021年の夏に二人目を計画帝王切開で出産しました!

はるか

一人目は経腟(普通)分娩でした

どうしてこうなったかというと、逆児だったからです……。

逆児体操をしても横になるだけでクルリとは回らず……最後まであきらめなかったつもりですが、

けっこうひどい吐き気などの悪阻が出産まであったため、逆児体操も存分にはできなかったからかもしれません。

でも、結果的に無事に出産でき、本当によかった!

今日はそのレポートです。

 

出産は、ほんと十人十色。

帝王切開のレポートはネット上にあふれていますが、痛みとか内容とか、けっこう様々ですよね。

はるか

ま、みんな共通して言ってることは「術後、痛い」ですけど

私の経験が、誰かの参考になれば、または不安をやわらげる一助となれれば幸いです。

ちなみに病院は、大阪市立大学医学部付属病院です。

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38週で計画帝王切開!手術前日から入院・夜から絶食

計画帝王切開だったので、38週5日で出産となりました。

私、てっきり手術の日(つまり赤ちゃんの誕生日)って選べると思ってたんですが、ちがうのね。

出産の日、いくつか候補を挙げてくれるかなって勝手に考えてましたが、

「はい、この日ね!」

って感じでした(笑)

ま、いくつか候補あってもそれはそれで悩んだと思うので、よかったか。

手術日は月曜日だったので、日曜日からの入院となりました。

コロナ禍のせいで、入院するのは午前中(朝9時)から。

病院の入り口まで夫に荷物を持ってもらいましたが、それからは一人で持ち運ばなきゃならず、ちょっと大変でした。

はるか

お腹も重いし

病院の入り口で、6歳の上の子とバイバイするのが、なんだか心細かったな。

 

上の子とのことは、こちらから:

年の差兄弟を妊娠中嬉しかった・よかったなと思うこと

 

そして、エコー。

ここでもし、逆児がなおってたら即帰ることになったのですが、そんなことにはならず(笑)

それから、大部屋(4人部屋)に入り、PCR検査しました。

唾液を容器に入れて検査してもらうタイプでした。

パジャマに着替えて、しばらくのんびり。

昼にはPCR検査の結果が出て、陰性とわかり、ホッとしました。

それからは、昼ご飯が出たり、入院の説明や翌日の手術の話があったり。

看護師さんから、「術後のお腹の傷に貼るテープ(25mm)、B1のローソンで買っといて」と言われたので、

それを買いに行ったりもしました。

ペットボトルのお茶(ストロー付き)もいっしょに買いました!

夜は、21時から絶食でした。

はるか

晩ごはん後、もうすでにお腹空いてた私……

それから、私の空腹との戦いが始まる!!

夜は、看護師さんに「最後の胎動、感じてね」と言っていただきましたが、

私は空腹ばかり感じてました……ごめん、こんな母親で。

ま、逆児なんで、胃の下にある我が子の頭をなでたりして、その日はぐっすり眠りました。

意外と眠れるもんねー。

 

計画帝王切開!手術当日・数時間前から絶飲・点滴開始

朝は、6時起床。

看護師さんのすすめで、シャワーを浴びました。

バスマットもドライヤーもついてました。

(バスマット、使ったら「使い終わり」のかごに入れるので、清潔でうれしい)

シャンプーや石鹸はありません。もちろん、バスタオルも。

時間指定はなかったので、ゆっくり入らせてもらいました。

シャワーの勢い(水圧)が、思ったより強かったので、最初出す時は注意です。

その後は、昨日渡された手術着に着替え、メディキュットみたいな長い靴下をはき、下着も産褥ショーツに。

そして、ほんとは「シャワーの前にするべきでした。すみませんー!」と言いながら、看護師さんが下の毛を切ってくれました。

私、下の毛って剃るものかと思ってたんですが、最近は短く切るんですって。

その方が、傷ができにくいからいいんだとかで、邪魔にならないところだけ切ってくれました。

ちなみに帝王切開(横切り)は、赤ちゃんが入って大きく膨らんだお腹の一番下のラインです。

わかるかな……腰骨の左右を結んだあたりの高さ、です。

長さは12センチくらい。

それにしても看護師さん、ほんと、シャワーの前にしてくれるべきでした……(笑)←想像にまかせます

 

手術が12時45分からだったので、9時45分からは水も飲んではいけませんでした。

そして、点滴スタート!

点滴、一人目の時に切迫早産で入院していて、その時に2週間ずっと点滴さしてたので、なんだか懐かしい感じが……

はるか

いや、痛かった。

そして、11時から夫といっしょに手術の説明を受けました。

「最悪、死にます」っていう、あの怖い同意書(笑)

ま、しかたないけどね。

 

計画帝王切開直前!手術開始が遅れる?

コロナ禍なので、すぐに夫は帰されました。

立ち合い、もちろんできず。

残された私は、急にドキドキしてきて……とりあえず深呼吸。

そしたら看護師さんがやってきて「手術、緊急が入って、ちょっと遅れます」と。

はるか

えー!もう喉かわいたんですけどー!

とか思いましたが、

はるか

それは、しかたないですねー

と言うしかなく。

でも、思ったより早く手術室に呼ばれました。

不安そうな私に、掃除のおばちゃんが、

「なるようになるよ!がんばって!」

と励ましてくれ、感激!

 

そして、看護師さんにつれられて、点滴のひきずりながら手術室へ。

初めて入る……耳まですっぽり入るキャップかぶった人がいっぱいいる……(語彙力)

そして、衛生面を考えてなのか何なのか、手術室に入った!と思ったのに、また奥の大きな部屋に入りました。

そこで、麻酔科の先生に説明を受けました。

膝にさっと、あったかいブランケットをかけてもらい、ちょっと気持ちがほぐれました。

みんなものすごーーーく気を遣ってくれてる感じで、ずっと恐縮してました(笑)

そして、また大きな奥の部屋に入り、そこが手術室。

はるか

広い!それに、人も多い!

医学部付属の病院だからかな?

あきらかに、10人以上いらっしゃる!!

「はい、こっち来てね」「はい、こっち向いてね」「はい、ここ、~しますね」と、ものすごい皆様、手際いい。

 

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計画帝王切開!脊椎麻酔の注射と痛みについて

何を隠そう、私は注射が嫌いだ。

好きな人もそんなにいないイメージだけどね。

そして、今回の手術で不安なことの筆頭が、これ。

腰にする脊椎麻酔の注射!!

全身麻酔ではなく、胸から下に効く麻酔で、意識ははっきりする麻酔ね。

うちの姉は、背中にずっとさしとくタイプの点滴みたいな麻酔だったらしいんだけど、

私は腰に一回注射したら、それだけ!ってやつでした。

 

麻酔は、こんな感じでしてもらいました。

  1. でっかい手術室の真ん中の、小さなベッドに仰向けになり、上からカバー?がかぶせられます。
  2. その下で手術着が取り払われ、その後、横に向いてダンゴムシみたいに丸まります。
  3. 皮下注射?かな。麻酔の前の注射がされます。
  4. 腰に、脊椎麻酔がうたれます。

どうしてエビみたいに丸まるかと言うと、こうすることで骨と骨の間を広げ、注射針をさしやすくするんだそうです。

体を丸めてから麻酔が終わるまでは、感覚的には3分もかかりません。

気になる「注射の痛み」ですが、そんなでもなかったです。

はるか

妊娠中、腰が痛くて、時々「ピキッ!」ってなることがあったんですが、そっちの方がよほど痛い(笑)

私としては、腕にするより全然まし、な気がしました。

とは言っても、痛みって感じ方は人それぞれですが……。

 

その後、すぐに足がしびれるような感じになってきます。

ジンジンするというか。

どんどんそれが胸のあたりまであがってきて、うわー!とか思っている間にも、

お医者さんや看護師さんは、サササと何やらいろいろしてくれました。

(多分、この時に尿道に管通したり、両手を伸ばして固定したり)

目の前には、自分のお腹が見えないようにカバーがかけられました。

(でも、真上の反射板みたいなもので、はっきりとじゃないけど何してるかはだいたいわかる)

麻酔科の先生が、冷たい保冷剤なんかを体にあてて、麻酔が効いてるかどうか確認してくれます。

はるか

ほんまに効いてますよね?

とか、聞いてしまった(笑)

 

そして、完全に麻酔が効いた頃になると、息苦しくなりました。

これは、普通だそう。

だって、胸から下動かないので。

でも、徐々に慣れてきます。

最初は、過呼吸になったんかとびっくりして、「これ、大丈夫なんですか?」とか聞いてしまった……。

 

計画帝王切開!手術の流れ・周り(手術室)の様子

そして、執刀医の先生が来てくださり、いよいよ手術開始!

ドラマとかだったらさ、「~さんの、〇〇手術を、開始します!」みたいに宣言するじゃないのさ。

私の手術もしてくださってたんだけど、話の流れでその言葉があって、いつの間にか始まってました(笑)

はるか

そりゃ、ドラマみたいに勢いこんで発声したりはしないか……

医学部付属の病院なので、研修医さん?みたいな方もいらっしゃいました。

手術中は、「こうやったら、~なるよね。だから~した方がいい」とか、先生が説明されてました。

私も、はっきりとは見えてないですが、「へー」とか「そうなんだ」とか思ってました(笑)

 

赤ちゃんは、麻酔をしてからわりとすぐに出てきました。

たぶん、10分もかからないくらい。(体感です)

帝王切開が決まってから、いろんな帝王切開された方のブログなんかを読んで、

赤ちゃんが出てくる時は先生にぐっとお腹をおされると聞いていたので覚悟していたんですが、

なんか知らん間に終わってました(笑)

先生が、「ぐっと押すよー!」と言ってくれるんですが、もっと強く押されると思ってたので、それほどでもなく。

頭がひっかかることもなく、我が子はするっと出てきてくれました!

 

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計画帝王切開!赤ちゃんの対面!どこにもひっかからずに出てきてくれました

たまに、頭ひっかかっちゃう子もいるそうです。

うちは、出てきてへその緒切った途端、ものすごい泣いてました(笑)

出てきても、きれいにしてもらうまで、対面はおあずけ。

コロナ禍なので、生まれた瞬間にいっしょに写真を撮ったりもできず……

でも、タオルにくるまれた我が子は、心にしっかり焼き付きました。

はるか

おおっ、まるまるしてる!

とか思いました。

実は、手術が始まるまで、そして始まってからも、我が子に最初に何て話しかけようか考えてたんです。

結局、口からパッと出たのは、

はるか

会いたかったよー

でした。

一人目の時は、入院してから30時間弱経ってからの経腟分娩だったこともあってか、

赤ちゃん疲れた顔してましたが、二人目はスヤー!って感じでした。ははは。

体重は、エコーで想定されてたよりも0.5㎏も重くて、よかったー!

 

両手が固定されていたので、生まれたばかりの赤ちゃんにはちゃんと触る感じはできませんでしたが、

指先だけは頭などなでることができました。

赤ちゃんは、タオルから顔だけ出した状態で抱っこされていたので、

はるか

指とか、5本ありましたか?

とか聞いてしまいました。あはは。でも、大事なことだし。

その後、対面は3~5分ほど(体感)で、赤ちゃんはすぐに保育器に入り、新生児室に運ばれていきました。

その後、我が子と会えるのはちょうど24時間後になりました。

 

計画帝王切開!手術中に後陣痛がきて焦る

赤ちゃんの対面中にも、手術はつづきます。

子宮を閉じて、お腹の皮も縫って……といった感じ。

手術が終盤になるにつれ、少しずつ息苦しさがましに。

はるか

それはそれで、麻酔がきれてきたということなので、恐怖!

そして、手術の痛みというより、子宮収縮の、いわゆる「後陣痛」が来て、痛くなってきました。

と言っても、じんわり痛い、という程度でしたがね。

最後に大きな機械がやってきて、私の上にかぶさり、体内に医療器具がないかのレントゲンを撮りました。

手術は、だいたい1時間ぐらいで終了。

出血は、そんなに多くなかった、とのこと。

ベッドのまま、エレベーターに乗り、大部屋に運ばれました。

 

とまぁ、帝王切開の手術は、無事終了!

帝王切開の術後の痛みなどのレポートは、また後日いたします。

 

はるか

コロナ禍なので、手術中もマスクしてました。

途中で息でマスクがさがってきたりして、看護師さんに言って整えてもらったりもしました。

意識ははっきりあるので、何か不安なこととか痛みがあったら、何でも言ってみたらいいと思います。

それが、緊張がほぐれるのにつながってよかった気がする。

ほんと、妊娠・出産って何があるかわかんないね。

二人目できた時、普通に一人目の時と同じ様に進むと思ってたなぁ。

まさか私が帝王切開するなんて!って感じでした。

普通分娩と帝王切開での分娩の比較も、今度書いてみたいと思います。

今ここで言えることは、どっちも大変!ってことですね(笑)

 

つづきはこちら:

病院の天井帝王切開術後の痛みと後陣痛の乗り越え方・翌日の歩行について

 

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