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『22:22のヒトリゴト』……今日は「ん」

こんばんは。嘉成です。

この「22:22のヒトリゴト」シリーズも、とうとう最後になりました。

なんとかここまでつづいてよかったです。

一文字ずつ、こうして自分に関することを考えていくのは、なかなか難しい文字もありましたが、とっても有意義でした。

ひとまず、このシリーズはこれで終了ではございますが、気持ちが乗ればひきつづき、「濁音シリーズ」がスタートするかもしれません。

ここまでこのヒトリゴトを追ってくださった方には、深くお礼申し上げます。

お付き合いいただき、嬉しかったです。

さて、本日は最後「ん」です。

「ん」といえばしりとり!「れんこん」を言いたくて

「ん」といえば、いつもしりとりを思い出します。

そして、最後に「ん」がつく言葉で一番好きなのは、れんこん!

れんこん、子どもの頃は好きじゃありませんでした。

むしろ、嫌いな部類でした。

ですが、17年ほど前に、関東から友人が大阪にやってきまして、串カツが食べたい、と。

それで、新世界の串カツ屋さんに行ったわけです。

彼はとにかく見るからにわくわくしてまして、いろんなものを注文しました。

全部、二本ずつ。

私が「特に食べられないものはない」と言っていたからでしょう。

その中に、れんこんがあったわけです。

好きじゃないと言っても、ただ一つ食べるだけ。

しかもれんんこんは体にいいとは知っていたので、私は心のどこかで我慢しつつ、れんこんの串カツを口にしたわけです。

……めちゃくちゃおいしいやん!

と、自分でもびっくりしました。

思えば、串カツのれんこんはこの時初めて食べたのでした。

今までれんこんといえば、筑前煮とか、煮たものばかりだったのを、この時初めて自覚。

れんこん、すごいおいしいやん!

それから私は、追加で3本食べました。

それ以来、串カツを食べる時は必ず、れんこん!です。

苦手だと思ってたものの、チャンスがあるなら試してみるべきですね。

世界が広がるのって、ほんといい。

日本語の「ん」は6種類あるのをご存知ですか

私は日本語教師です。

日本語教師になるまで、日本語は母語ですから、言葉一つ一つに注目するなんてことありませんでした。

けれど、日本語教師の資格をとるにあたり、勉強していると発見がたくさんあるのです。

日本語の「ん」って、実は発音の仕方が6種類もあったなんて。

「なんば」「きんたろう」「うんち」「おんがく」「あん」「おんわ」

これ、全部ちがうんです。

口の中で音を出す場所がちがうんです。

おもしろいー!

って思うのは、私が日本語教師だからかもしれません。

「ん」をきれいに書けた日のことを思い出す

私が日本語を教えている学生の中に、「ん」を英語の「h」のように書いてしまう人がたまにいます。

最後、ちゃんと跳ね上げなきゃならないのを、忘れてしまうようです。

そういや、私が4歳の時、「ん」がきれいに書けなくて嫌だった記憶があります。

「h」のようには書きませんが、どうしてもうまくいかなくて、何度も練習しました。

まっすぐ斜めに書いたと思ったら、2つ尖らせて、今度はまるく「し」を書かなきゃならないのが、大変。

初めて上手に書けた時、感激したのを今も覚えています。

思えば、私は小さい頃から文字が大好きだったんでしょうね。

このシリーズはこれでいったん締めくくりますが、文字一つ一つに思い入れと思い出がこんなにあったなんて、自分でも驚きでした。

これからも一つ一つに、思い出がこめられていくかと思うと、またいつの日か、このシリーズを改めてするのも楽しいかもしれません。

22:22のヒトリゴトを、こうして文字にできてよかった。

たくさんの自分を再確認できたしね。

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