こんにちは。
児童文学作家の嘉成晴香(かなりはるか)です。
今年も、和歌山県立図書館で開催された手づくり紙芝居コンクールの審査員をさせていただきました!
前回のレポートはこちら! (評価のポイントも前回にも記載しました)

審査員は4年目!手づくり紙芝居コンクールは毎年の楽しみ
はやいもので、審査員をさせていただくのも4回目となりました。
私を選んでくださった和歌山県立図書館の方々、ありがとうございます。
ものをつくる人が、私は好きです。
ものをつくって、いっしょに喜び合うのは、もっと好きです。
ほんとはいつも、もっとじっくり、作品を前にしながら、どんな風に作っていったか、聞きたいんだけどなぁ。
私に大切な作品を見せてくださって、本当にありがとうございます。
作品にかけた情熱、時間が、今年もぶつかってきて、圧倒されながらも、心地よくありました。
手づくり紙芝居コンクール!審査中は脳はフル回転!なかなか忙しい・ここが紙芝居を作るポイントかも
審査員の一日は、と言っても昼からなんですが、なかなかハードです。
審査会の前には打ち合わせがあり、始まったらノンストップ。
2部に分かれているので途中休憩があるわけですが、
それだって休憩ってわけじゃなく、他の審査員とどうだったか話しあいます。
もうね、頭ものすごく使うから、お腹が減る、減る!!
今回で私は審査員させていただくのは3回目。
慣れてきたといえばそうなのですが、やっぱり緊張もしますし、責任もあるので大変。
でも、とっても光栄なことなのでとっても楽しくやらせてもらってます。
3回、審査員をしてわかったことは、こちら。
- 審査員は、1回しか作品を見られない
- 物語や絵、実演など見るポイントが多いので、複雑すぎるものは評価しにくいかも
- 次々と作品を見せていただくので、印象に残る……インパクトが大事(ある程度アイデア勝負かも)
- 絵は、細部までしっかり。絵の輪郭(線の太さなど)を意識すると評価が高い(絵もわかりやすく)
ということで、これも紙芝居を制作される方にとっても大きなポイントなんじゃないかと。
つまり、インパクトがかなり大事というわけです。
何度も読んだらわかる……では、どんなにいいお話でも、審査員には伝えることができません。
なんなら、多少絵が思うように描けなかったり、物語に意外性がなくても、何かあっと驚かせることができる仕組みがあれば、入賞に手が届くというわけです。
そして、これは私の持論ですが、紙芝居って、楽しく見るのが基本かな、と思っています。
なので、迷ったら「笑わせにかかれ!」がいいんじゃないかなぁ、と。
ホロリとさせたり、感動させたりもいいのですが、人が感動するのって、時間がかかるので、
紙芝居だと時間が足りない可能性があると思うのです。
「ええー!」って思わせてくれた勢いのある作品は、たいてい入賞しています。
手づくり紙芝居コンクール!来年も審査員をさせてもらえたらいいな
また来年もやらせてもらいたいなー!(ここで叫んでおく)
私にとって、この手づくり紙芝居コンクールは、ほんとに特別な時間になりました。
今後も、どうぞよろしくお願いいたします。
同じく審査員の、のしさやか先生で人気のご本:
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