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走り出せ!春の中へ

大阪人はどこの人よりも歩くのが速いとか聞きますが、それは大阪人8年目の私も例に漏れずです。

とか言いながら、よく考えたら生まれ育った和歌山にいた時から、動くのは速かったです。

だれかといっしょに歩くなら合わせますが、一人なら常に小走り。

はるか

理由?

時間がもったいないからってわけじゃない。

というより、速く私を待ってる何かにたどり着きたくて。

それに、なんてったって、気持ちがいい!!

走ったときに動く周りの景色が好き。

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人生において意外に少ない?同じ歩き方をする友達ができた!

さっき、「だれかといっしょなら合わせる」とか言いましたが、すみません、人によります。

相手が仲がいい人だと、ついつい早足になってしまうんです。

相手もそれはわかっているので、合わせてくれたり、マイペースをつらぬいてくれたり。

 

私、歩いていても、どこか飛び跳ねているそうです。

自分が歩いているところなんて、動画でも見たことないのでわかんないんですが、インドネシア人の友達に言われました。

はるか

んなはず、ない!

とか思ってましたが、ある日、それを理解しました。

ある日、ケニア人の友達の隣で歩いていて、思ったんです。

はるか

なんか、ぴょんぴょんしてる……ぴょんぴょんってより、ぴょこぴょこ?!

しばらくして、後ろにいたインドネシア人の友達に言われました。

「晴香とW、同じ歩き方だね」

え?そうなの!?

 

自分と同じリズムで歩く友達のこと

彼は漢文を学ぶために日本語を習得すべく来日した研究者で、私が大学時代、国際交流センターでアルバイトしている時に知り合いました。

インドネシア人の友達とも、そこで。

国際交流センター内でだけでなく、堺へ行ったり、私の街の和歌山に来てくれたり、すぐ仲良くなりました。

一度帰国して、また日本へ戻ってきた時には、私の現夫ともいっしょにお好み焼きを食べたりしました。

 

同じリズムで歩ける人がいるということ。

スピードじゃないんです。前後の動きじゃなく、上下の動きというか。

とにかく、楽しいんです。ただ、歩いているだけだというのに。

今でもWは私の「兄」で、いつか彼の住むケニアに遊びに行きたいなと思います。

今度はWの街を、同じリズムで、テンポで、軽快に歩けたら、なんてすてきなんでしょう。

 

Wと7年ぶりに再会した話:

ケニア人の友人と7年ぶりに再会しました!

春を走る

まだ冷たい風が吹き通る春。

空は快晴。

歩いてなんてられないね。

走るために外に出た「ジョギング」とは、またちがうのよ。

気持ちが弾んで前へ転がっていくのを、体が「待って」と追いかける感じ。

切ない春をどうにか乗り切るために。

 

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